曇、10度、51%
気温がぐっと下がってきました。すると、決まり事のようにココアが飲みたくなります。コーヒーより紅茶より長く飲んできたココアです。子供の頃、初めてガスレンジの前で作ったのもココアです。
ココアもいろいろなメーカーから出ていますが、ずっとバンホーテンです。バンホーテンも日本のものはまろやかで、香港で売られているオランダのバンホーテンは苦みが強く感じます。子供の頃に比べればダマが出来難くなりました。ミルクだけで溶かします。熱々のココアでなくてはいけません。ココアかミルクティー専用の小鍋から目を離してはいけません。絶えずスプーンでかき回します。私のココアはドロってしています。チョコレートを溶かして飲んだほうが早いくらいの濃さです。いつの頃からかお砂糖を入れなくなりました。その代わりチョコレートや甘いものを一緒にいただきます。
特にチョコレートはいい相性です。小粒なチョコレートを口に含み、ココアを一口。昨日のチョコレートは「あぶり2016」と名前を持つホワイトチョコレートとお濃茶のトリュフです。お濃茶の苦味とココアの苦味が響きあいます。面白い味の和音です。このチョコレートは京都の「加加阿365」というお店のものです。時折このお店のチョコレートを頂戴します。いつもその組み合わせにニンマリしてしまうチョコレートを作っています。「あぶり2016」は「きょうの宙」シリーズの一つです。「京の町をめぐるように、今日の気分でお楽しみください。」とキャッチフレーズ。トリフの上には紋があしらわれ、先日いただいた「毘沙門堂」にはこんな紋がついていました。
一粒のチョコレートと熱いココア、芯からぬくもります。冬の間の楽しみな時間です。