チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

サーモンのお刺身 ホッケの開き

2019年10月02日 | 昨日のお昼ご飯

雨、25度、85%

 福岡は地元で捕れるお魚が美味しい町です。鯛は大きいものから小さいものまで一年中それぞれの美味しさを届けてくれます。もちろんお造りにするとその身の締まった歯触りとふんわりと口に広がる甘みは「やっぱり鯛!」と思わせます。イカも透明なお刺身がいただけます。まとわりつくようなねっとりとした甘さは白っぽいイカのお刺身では味わうことが出来ません。もちろん、そんな新鮮で美味しいお魚を一夜干しにした干物はこれまた美味しいに決まっています。

 私が一番好きなお刺身はノルウェーのサーモンです。干物で好きなのは北海道のホッケの開きです。長く日本を離れていたからこんな好みになったのかしら?と訝しく思います。いえ、ホッケの開きは香港では手に入りませんでした。福岡でもどこにでも売っているわけではなく、「北海道物産展」で見つける大きなホッケの開きは必ず買い求めます。

 福岡を離れて42年、再びこの地に住むようになってこの土地のお魚の美味しさに目覚めます。18歳まで生活した福岡でお魚の記憶がほとんどありません。父の夕餉には必ずお刺身が2種類は付きました。行きつけのお魚屋さんに行くと、母の顔見たお兄さんがさっと白板に乗ったのふた船のお刺身を新聞に包んでくれました。毎晩のお酒の当てです。それ以外はお魚が食卓には上りません。母はお魚が苦手な上に料理をほとんどしなかったからです。

 主婦になって私が台所に立つようになったのは東京でした。今のように日本中が同じものを食べることはまだ少なかった時代です。東京には東京のお魚の美味しさがありました。私がお魚好きになったのは東京のお魚です。サーモンのお刺身が好きなのは紛れもなく「香港人好み」の影響に違いありません。香港に入ってくるサーモンのお刺身は日本に入って来るものより脂が乗っています。

 私の嗜好はこれから変わるかもしれません。子供の頃から福岡の美味しいお魚を食べていたらまた違っっていたかもしれません。好きなものを食べると生きているなあ、幸せだなあと感じます。

 

コメント
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