曇、14度、80%
季節、季節の食べ物を行く先々から送ってくれる友人がいます。30年も日本にいなかったので初めて見るものたくさんあります。そして、もちろん季節の初物も。
小包の箱を開ける時はいつもワクワク。昨日いただいた箱を開けると、きちんと新聞に包まれたものがいくつも入っています。丹波お野菜です。いつも添えられる手書きのお便りには「安納芋」は自分で掘ったものだと、お芋は掘ってすぐに食べないで乾燥させるともっと美味しくなるのだそうです。実は「安納芋」も初めて食べるものです。自分で買うお芋は普通のお安いお芋ばかり、乾燥させるのも待ち遠しく感じます。しばらく置いてオーブンで石焼にするつもりです。義母にも一つ届けましょう。
「黒枝豆」これだって初めてお目にかかります。昨晩は用事が立て込んでいたので、今朝一番の仕事は枝豆と落花生を茹でることから始まります。水をまだ含んだ落花生の殻からピーナッツの香りがします。茹で落花生の美味しさはバターピーナッツとひと味違います。毎年いただく大きな丹波栗、丹波の黒豆も入っています。黒豆も大粒です。これはお正月にとっておこうなどと考えます。手前にある小さな玉ねぎのようなものは、「サフラン」の球根です。春になるとクロッカスと同じような花を咲かせます。その雄しべを乾燥させるとあのお高い「サフラン」です。球根も安くはありませんが「サフラン」を買うのに比べるとずっと安い。一昨年我が家で収穫したものもまだたくさんあります。来春の「サフラン」の収穫は贈り主へのお返しにするつもりです。
毎日いただくお野菜も美味しさを増したきました。箱の中から出てきたお野菜は急に私の食卓に「秋」を運んでくれました。茹でたものは少しずつ冷凍庫で主人の帰りを待ちます。