曇、20度、91%
オープンサンドイッチもいろんな呼び方があります。フランス風なら「タルティーヌ」北欧風なら「スモーブロー」、パンの種類が違うとか言われますがパンの上に具材がのっている単純な食べ物です。ジャムだってよし、魚介類だってよし、ローストしたお肉でもこれといって決まりはありません。
初めてスモークサーモンやマリネしたエビがのったオープンサンドイッチを食べたのは、スカンジナビア航空の機内食でしたからさしずめ「スモークブロー」だったのだと思います。今から半世紀以上前の機内食はエコノミーでも豪華でした。
残り物のお肉やお魚のオイル漬けを乗せることが多いのですが、わざわざ蒸し鶏をオープンサンドイッチのために作りました。ローストした鶏肉よりジューシに仕上がる蒸し鶏が好きです。皮の香ばしさは、ローストしたものには劣ります。その上、蒸した後の蒸し汁は美味しいスープとして使います。このお昼ご飯のために朝焼いたフランスパンを残しておきました。蒸し鶏との間にはイングリッシュマスタードを塗ってあります。和辛子ほどツンとしません。蒸し鶏には辛子の粒の入ったディジョンのマスタードは粒が重く感じます。美味しいパンと火を入れ過ぎない蒸し鶏のコンビネーションはマスタードの辛味と相まって美味しくいただだけます。蒸し鶏にもやはりもも肉を使います。皮がどうも苦手なら皮を剥ぎ、余分な脂は手で取って蒸すと後に残ったスープも美味しくできます。スープは一晩冷蔵庫で寝かせると脂が固まりますので、それを外して使います。簡単なお昼ご飯でした。