曇、24度、86%
先日、立派なトウモロコシをいただきました。生産者の方からの美味しい食べ方が書かれたパンフレットが入っていました。茹でるのも、蒸すのも当たり前ですが一番初めに書かれていたのは薄皮をつけたまま電子レンジでチンする方法でした。電子レンジでお芋や野菜を調理したことがありません。パンフレットにはそのままラップに包んで冷凍保存するといいと書かれています。早速、電子レンジでチン。熱々にかぶりつきました。美味しい。チンする前に生で食べていますのでその甘味の変化に気づきます。コクのある甘さに変わっています。せっかくの美味しいトウモロコシです、主人にも食べて欲しいと指示通りラップに包んで冷凍しました。主人が帰宅してトウモロコシを食べてもらいました。美味しいともなんとも言いません。がっかりしてもう1本の端をかじりました。冷凍した野菜の味の変化以上に旨味が落ちています。もう一度がっかりしました。
「電子レンジで下ごしらえ」とよく耳にもしますしレシピなどにも書かれています。私は旧態然とした調理法です。電子レンジを使うと2酸化炭素は排出されません。そんな思いからか電子レンジで野菜のチンを試みました。
トウモロコシのお次はカボチャです。蒸したかぼちゃが大好きです。茹でるのではありません。茹でるとねっとりします。蒸すとほっくりします。何も付けずに蒸しあげたカボチャをパクパクいただきます。乱切りにして軽くラップをかけてチンしました。ラップを取るときは高熱で火傷しそうです。熱々の電子レンジでチンした蒸しカボチャの美味しいこと。たくさんチンしましたのでそのまま冷まして冷蔵庫に入れました。翌日もご飯の合間につまみ食いするつもりです。翌日そのカボチャを一つつまみました。冷たいからでしょうか昨日ほど美味しくはありません。全部出してきてお皿に並べました。
蒸し器で蒸したカボチャは翌日になっても甘味は落ちません。冷たくなるのでちょうど良い硬さになっています。なのに電子レンジでチンしたカボチャはうまさは半減、妙な硬さを感じます。チンの時間が長かったからかしら?ともう一度カボチャを買ってきてチンしてみましたが、同じ結果です。
このひと月で私が得た答えは「お野菜の電子レンジチンはやめよう。」でした。野菜の細胞に働きかける仕組みが火を使うのとマイクロウェーブでは違うのでしょう。せっかくのお野菜です。最後まで美味しいと思われる形で食べてやりたいと思います。