ガス、21度、98%
昨日は、被災地で80歳のおばあさんとお孫さんが見つかったと、どこの国の放送局もいっせいに流していました。本当に、重い雲間から射し込む一条の日の光です。
その横のテロップに、犬が二匹助け出されたともありました。犬、猫、家畜たちのことも気にかかっていました。つながれていた犬はどうなっただろうとか、波にさらわれて行ったのは人間ばかりではなかったはずです。助け出された犬たち、避難所での中継時に聞こえる犬の声、嬉しく思っていました。
昨日、香港の別の日系スーパーに行きました。ここは、少し高級なものを扱っているシティースーパーです。日本の果物はまだありますが、お米と赤ちゃん用の日本製ミルクは完売。乾麺は品薄。塩は日本製の高いものから、それより高いフランス製のもの、果ては13円ぐらいの地元のものまで空っぽです。
一時期、日本で賞味期限の改ざんが問われたことがありました。あの時、賞味期限より自分の鼻と舌に頼ったほうがいいのでは、と思ったのですが、今回は、未知の放射性物質。舌や鼻に頼る前に安全性を知っておきたいものです。
有機食品、無農薬野菜、あまりその手のものを買いません。もちろん香港にいるので、信憑性を掻いているかもとの懸念もあります。今の世の中に生きていれば大なり小なりの不純物を摂取するのは、致し方ないわけで、抵抗力も落ちるのではと考えるからです。
だから、普通の安全が欲しいと思います。子供が口にしても、お年寄りが口にしても、普通に安全なもの。そういうものを、作り手は自信を持って作って欲しいですね。
出来たら食べるものは万人の一番の基本、値段が安いに越したことはありません。
今回の、放射能汚染。的確な信頼できる情報と、処置を望みます。自分の舌や鼻では察知でいないものですから。
今朝の香港のテレビニュース、政府が今時点の日本製品は、安全だと言っているのにもかかわらず、赤ちゃんのミルクを箱買いする人の様子が流れていました。
日本製でなくてもと思いつつ、空っぽの棚やまとめ買いする人を見ると、あせる気持ちがムクムク広がって来るわたしです。