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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

普通の安全

2011年03月21日 | 

ガス、21度、98%

 昨日は、被災地で80歳のおばあさんとお孫さんが見つかったと、どこの国の放送局もいっせいに流していました。本当に、重い雲間から射し込む一条の日の光です。

 その横のテロップに、犬が二匹助け出されたともありました。犬、猫、家畜たちのことも気にかかっていました。つながれていた犬はどうなっただろうとか、波にさらわれて行ったのは人間ばかりではなかったはずです。助け出された犬たち、避難所での中継時に聞こえる犬の声、嬉しく思っていました。

 昨日、香港の別の日系スーパーに行きました。ここは、少し高級なものを扱っているシティースーパーです。日本の果物はまだありますが、お米と赤ちゃん用の日本製ミルクは完売。乾麺は品薄。塩は日本製の高いものから、それより高いフランス製のもの、果ては13円ぐらいの地元のものまで空っぽです。

 一時期、日本で賞味期限の改ざんが問われたことがありました。あの時、賞味期限より自分の鼻と舌に頼ったほうがいいのでは、と思ったのですが、今回は、未知の放射性物質。舌や鼻に頼る前に安全性を知っておきたいものです。

 有機食品、無農薬野菜、あまりその手のものを買いません。もちろん香港にいるので、信憑性を掻いているかもとの懸念もあります。今の世の中に生きていれば大なり小なりの不純物を摂取するのは、致し方ないわけで、抵抗力も落ちるのではと考えるからです。

 だから、普通の安全が欲しいと思います。子供が口にしても、お年寄りが口にしても、普通に安全なもの。そういうものを、作り手は自信を持って作って欲しいですね。

 出来たら食べるものは万人の一番の基本、値段が安いに越したことはありません。

 今回の、放射能汚染。的確な信頼できる情報と、処置を望みます。自分の舌や鼻では察知でいないものですから。

 今朝の香港のテレビニュース、政府が今時点の日本製品は、安全だと言っているのにもかかわらず、赤ちゃんのミルクを箱買いする人の様子が流れていました。

 日本製でなくてもと思いつつ、空っぽの棚やまとめ買いする人を見ると、あせる気持ちがムクムク広がって来るわたしです。

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猫 香港

2011年03月20日 | 

霧、18度、99%

 わたしが、ほぼ毎朝通うセントラルの市場、ここには一匹の大きな犬と沢山の猫たちがいます。野良犬、野良猫ではないので、捕獲されないのでしょうか。そう、香港のそれぞれの市場に、実は主のような犬と猫たちがいます。とりあえずセントラル版。

  八百屋の猫です、ここには全部で4匹。

   

 この八百屋で野菜を買ったことがありません。見ての通り汚くて、その上、ここのおばさん、なんだかヘンな人です。それでも、猫はなついています。一概にヘンな人と決め付けてはいけないのですが。

  この黒はニューフェイスです。

  乾物屋さんの猫。

  別の乾物屋さんの猫。どうもわたしを威嚇しているようです。

  私の大好きな調理道具を売っているお店の猫。いつも、ここにこうしています。

 まだまだ、猫はほんとに沢山います。そして不思議なことに猫と犬、日本のように不仲ではありません。お互いをそんなに意識していない、と言うのが正確なところです。犬と猫の仲を悪くしたのは、その国の人柄かもしれないなとよく思います。犬と猫の不仲、これは、これからのわたしの研究課題になりそうです。

 

 

 

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香港では

2011年03月19日 | 自分ごと

雨、16度、92%

  香港では、日本の震災を受けて、この日曜日には、日本への追悼の意を持ったミサが、それぞれの教会で行われるそうです。日本への義捐金募集の記事もあちこちで見られます。ほんとのありがたいことです。

 3月16日に撮影した上の写真、香港島セントラルの街角です。時間は、朝の10時。人が行列しています。右手奥にまだまだ、人の行列でした。この店では、日本の赤ちゃん用のミルクを売っています。日本の赤ちゃん用のミルクは、香港でも、中国でも高い信頼を得ています。アメリカのものより高くても買った行くほどです。ところが、福島の原発。天気予報でも、日本から風向きを伝えるほどに、過敏になっています。

 今のうちなら、事故の前に出荷されたミルクだから安心と、人は日本のミルクを買いにあちこち並んでいます。自分の子供のためです、箱を開ける横から、ミルクの缶を、すごい形相で取り合っているニュースの場面もありました。わたしでもああするなと思いました。もちろんどこも売り切れの状況です。

 3月17日には、またもや、人の異常反応。原発で海が汚染されて、塩がなくなるというのです。と言うか食べられる塩がなくなると、ウェッブ上に流れた様子です。そこで中国、香港、マカオでは、スパーの塩の棚に

何にもありません3月18日に、わたしの家に一番近い大手のスパーで撮影しました。

 日本のお米も高くても人気があります。うどんやそうめんも食べる人が多くなってきています。

 3月17日に日系のスパージャスコに行きました。水などが売り切れていると聞いたからです。

確かに水、お米、乾麺が品薄に。物流が日本国内でうまく動いていないから、入荷が遅れているのか、こちらの日本人も含めて、買い占められたのか?真偽のほどは分りません。

 香港で、欧米人から、今回の震災で日本人の沈着な行動をとてもほめていただきます。わたしも、誇らしく日本人の国民性です、と答えています。彼らは、他の国だったら、もっとパニックになっていると言うのです。そうかもしれません。

 でも、東京のスパーの何もない棚を見た、日本に住む欧米人は、日本がパニックになっているから国外に避難したいとニュースで言っていました。物事の捕らえ方の違いでしょう。

 まだまだ、様子を見なくては。昨日の日本のニュースで、被災地に向けての救済品が次々に届けられる様子を見て、被災から一週間を考えると、やはり、日本は冷静に、一丸となって動いていてくれると信じたいと思います。

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紙札 (しさつ)

2011年03月18日 | 香港

雨、14度、66%

 紙で出来た犬が店先にあるこのお店、まるで、おもちゃ屋さんの店先のよう。まだまだあります。ここは、香港島の西、サイイップン。おもちゃ屋さんのような店が4-5軒、軒を連ねています。

  写真の真ん中には、競馬のレース場、馬も6頭走っています。

 紙札、と言えば、日本ではお神社でいただく、お札です。我が家でも、家人に母がお正月を過ぎると送ってくれます。ところが、香港、台湾などでは、きっと中国本土でも同じだと思いますが、亡くなった方に捧げる、こうした紙で作られたものを言います。 この、競馬のレース場、きっと競馬が好きだった方に捧げられるものです。

  猫が好きだった人には、

  サッカー、自転車が好きだった人には、

 故人があちらに行っても、生きているときのように生活できるようにと言う思いもあります。

 たとえば、 こんな家に住めますようにと。

 おしゃれだった人には、 靴やバックを。

 もちろん、おもちゃのようなお金のお札もあります。そして、特別な物を頼むと作ってもくれます。これらは、故人と一緒に、葬られるそうです。

 香港で、葬儀には出席したことはあるのですが、出棺から後は、見たことがありません。

 どこの国でも、故人を思う気持ちは、同じです。残った人の思いが故人に寄り添って、行ってくれるのでしょう。

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おつかれさま

2011年03月17日 | 日々のこと

晴れ、15度、48%

 

 去年の6月25日のわたしのブログに登場した、ジョギング用のシューズ。あの時点ですでに、右の小指の辺りに穴が出来始め、靴裏のウネウネも磨り減っていた。ほぼ一年に一足ははき潰すわたしのジョギングシューズ。あれから、約9ヶ月、まだ使っていた。

 きりのいい日に、新しいジョギングシューズをおろそうと思いつつ、元旦も、旧正月の一日も過ぎてしまった。今日は、わたしの元旦。新しいジョギングシューズをおろすことにする。

 

    今では、左の小指の辺りにも穴が開き、靴裏は、完全に磨り減っている。土踏ずがやたらに高いわたしの足。靴がその歪みを補ってくれる。このシューズ、一年以上もはいているので、すっとわたしの足を包み込む。

 ほぼ毎朝、わたしと一緒に香港の道を走ってくれた。途中で雨が降り出すこともある。ぬれた葉っぱの上を踏んでも、コロンとした木の実を踏んでも、滑ったり、挫いたりすることなくわたしの足を守ってくれた。思い切らなくては、新しいのに替えれない。

 今までのシューズより、思い入れが大きい。

 昨日の朝、最後の寶雲道へ。Uターンして家に近づくにつれ、もっとこのシューズと一緒に走っていたいと思った。 汚れれば、洗濯機でゴロンゴロンと洗って、お日様の下で乾かした。

 長いことありがとう。そして,おつかれさま。

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希望

2011年03月16日 | 自分ごと

曇り、13度、60%

 わたしは、戦争を知りません。大きな地震も経験したことがありません。そんな人が、いろいろ思いをめぐらし、何か出来ないことはないかと考えています。

 関西の地震のとき、自分の食料も、寝袋も持たずにやってきたボランティアの人たちのことを何かで読みました。訓練も受けていない人たちが、実際は、あまり役に立たなかったのでしょう。確かに、自衛隊の人や、消防の人たちは、訓練を受け、職業としての知識を身に付けています。では、一般のボランティアの人は何をすることが一番でしょうか?

 わたしのように、遠くに住む人間は、何が出来るのでしょうか?力のある男の人ではありません。女のわたしでもできること。

 わたしのような人に、適切なアドバイスを昨日読みました。まずは、献金をすること。そして、後片付けがある程度進み、人の関心が被災地から、離れ始めたときに実際に手を差し伸べてくださいと言うものでした。阪神、淡路大震災を経験した市議会の方が書いたものです。

 阪神、淡路大震災のときに、犬や猫の世話をした人がいたと聞きました。もし、日本にいたらそれくらいなら人に迷惑をかけずに、わたしでもできるかもしれません。

 香港にいますが、電気を節約、水も節約して使っています。この町でも、いつ何があるか分りません。

 被災地の方たちの、疲れた表情の中にも、力を合わせて生きていこうとしている姿が、きっと、日本を引っ張っていくこと。日本人の本質持つまじめさ。それを信じることが、今わたしの希望です。

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希望

2011年03月15日 | 自分ごと

曇り、20℃,93%

 NHKのニュースでは、原発のニュースが続く。東京電力の記者会見、電力側の人の何か歯切れの悪い応対に、より悪いことが起きるのではと、不安になる。

 地震津波の現場からのニュースは、亡くなった方の数が増え続ける。

今朝、我が家のメールには、家族を心配して帰国した方からのメールがあった。茨城のご自分のご家族は全員無事で、ひとまづ安心なさったものの、陸前高田にいらっしゃるご両親と連絡が取れないとのこと。不安を胸に、今この時間を生きている人のなんと多いことだろう。

 原発の影響、電力の一時供給停止もあってか、東京でも食料、乾電池などが不足しているようだ。九州では、食糧不足には至っていない。日本が一丸になって、東北、関東に助けの手を伸ばさなくてはならないだろうに。

 管総理大臣の国民に向けての演説が後40分ほどで始まると言う。不安が募るばかり。

 昨晩、電話をした家人の義母、家にある布団や衣料品を被災地に送りたいのに、地元の市議会の人が動く様子を見せないと、憤慨していた。

 大きな動きでなくても、小さな動きが輪を持って動くことが出来れば、何か出来るはずなのに。出来ることから動き始める、さて、わたしは何が出来るかしら?

 

 香港に東京から戻ってきた人たちは、空港で放射能検査を受けているそうだ。これから、輸入される食品も放射能検査をすると、食品衛生局が言っている。

 まだ、まだ小さな明かりすら見えない。でも、心の小さな明かりを絶やさないで。

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希望

2011年03月14日 | 自分ごと

晴れ、21度、89%

 

 香港の英字新聞の一面。福島の原発近くに住む避難する子供の被爆度を検査している写真。今朝の新聞には、日本の地震、福島原発の記事が6面にわたって報道されている。160名の方の被爆が確認とも記されている。

 春を待つ寒い地方の、春を目前にしての災難。ニュースで、被災地の人たちの声を聞く。

「全てを無くして、命だけは助かったけどそれがよかったのか分らない。」 家や物だけでなく身近な方をなくし、途方にくれている人の気持ちを思うと、言葉にならない。

 

   バックページは、被災地の写真。

 地震と津波でどれだけの人が亡くなったのかも分らない内に、原発の心配まで抱え込んだ日本。今のところ、わたしの身近には悲しい知らせを聞かない。香港で働く人で、家族が被災地に近い人は、不安を胸に日本に向かっている、と聞く。

 何もできず、この時間を過ごしている自分が疎ましい。海外に生活を始めて24年が過ぎる。恥ずかしいことに、この3日ほど自分を日本人だと感じたことがなかった。

 被災地の人たちに、今は無理かもしれない、でも、どこからか来る小さな光を忘れずに、日本中、世界中の人が支えようとしてることを覚えておいて欲しい。

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希望

2011年03月13日 | 自分ごと

晴れ、18度、81%

 地震があった日から、わたしを日本人だと知ってくれる近隣の方たちが、地震を心配して声をかけてくれます。そして、その言葉はわたしにかけられたのではなく、日本にかけられた言葉だと、感謝しています。

 

 香港の地元の放送局、中国、イギリス、アメリカどこのネットワークも日本の地震の脅威を放送しています。

 世界で、観測史上6番目に大きな地震だそうです。

 我が家では、幸いにNHKしか日本語の番組を見ることができません。繰り返し同じ映像を見ています。民放の画像を見れないことが、かえって幸いだと思いました。

 NHK以外のBBC、CNN、CCTVなどの画像はそのソースがどこのものか分りませんが、NHKのものより生々しく感じられます。

 福島の原発の様子も、各国が今後を見守っています。見守る以前に、人間への影響をしっかりと見据えて欲しいものです。

 NHKの映像が、目の底に張り付いたままです。うねりを伴った波が、押し寄せて家やビルを瞬時に、跡形もなくしてしまいました。あの大きな、水の流れの下にどのくらいの生命があったのでしょうか?その命が消える瞬間を、繰り返し見ている、何も出来ない自分がいます。

 体を使い、息を殺しながら救援したり、手当てにあたる人がいてくれることに、希望を感じます。

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ただ、祈ることしか出来ません。

2011年03月12日 | 自分ごと

晴れ、17度、84%

 地震の情報が入ったのは、家人から。仕事中で、携帯のブリークニュースも見ていなかった。

まずは、東京の息子に電話。3度目で繋がる。いつになく、彼が緊張している。地震の大きさを感じた。とりあえず、九州に住む両親たちは心配なさそうに思い、仕事を続ける。

 家に帰り、まず、NHKのニュースを見る。千葉の火災現場、仙台の津波のあとの海岸の様子、津波が建物を飲み込んでいく様。呆然と画面をみていた。

 知人などの電話をかけるが繋がらない。メールも送ってみる。届いたのかしら?

 不思議に、twitterがうまく動いてくれる。知人もその家族も異常なし。

 香港時間で、8時過ぎ、やっとNHKが緊急時の書き込み伝言板の使い方を知らせる。

 香港地元のテレビ局、夜7:30から30分日本の地震の緊急番組。香港も、津波の影響で海面が高くなると言う警告が出ている。

 死者、行方不明者の数が出始める。これ以上、この数が増えませんように。

 我が家の近隣の人、日本人と知っていてくれる人たちが、昨夕、今朝と日本の地震を気遣って、わたしに尋ねてくれる。

 余震で休まれず過ごした人たち、身内の人の安否を心配し一晩を過ごした人たち。

 わたしができるのは、祈ることだけです。 すみません。

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