山の中を行くと、小さな橋によく出会います。
小さな橋でも、とても大切な橋です。
この橋は、珍しくもないデザインのコンクリートの橋ですが、
名は!
「まむしかせはし」昭和32年架橋、と刻まれています。
そして、しばらく歩くと、もう一つ「まむしかせ橋」があったのです。
崩れ落ちそうに見えますが、
意外としっかりしていて渡れます。
こちらの橋の築造年はわかりませんでした。
向う側は大岩があって行き止まりに見えますが、
実は山道が続いていました。
車の道が出来た時に、きっと新しい橋が作られたのだと思います。
それまで、細い山道を行き来して、この橋を渡っていたのでしょう。
川の水はビックリするくらい透明で、青くきらきら光っていました。
驚いたことに、崩れた橋の桟から土手の木に引っ掛け、紐を垂らしたブランコがありました。
川の上でゆらゆら、時々川の中に飛び込んで遊んだりするのかもしれません。
土手には蕾をいっぱいつけたミツマタが群生していました。
もうすぐ満開、きれいだろうな!