大海赫の童話を初めて読みました。今まで読んだことがありませんでした。
私より一回りくらい若い人なら知っているかもしれません。
1931年生まれなので、現在80歳、
摩訶不思議な世界「レインボーワールド」を元気に公開中です。
著書はほとんど絶版になっていたのですが、リクエストの声が高く、ぞくぞく復刊中らしいです。
「メキメキえんぴつ」の中の「あなたのエラサはなんポッチ」がデビュー作。
一度見たら忘れ難い絵もカットもすべて大海赫が描いています。
大きな文字の短い童話を一つ読んだだけで、
この作家のユニークな世界に引きずり込まれます。
「メキメキえんぴつ」は、扉に「ぼくはこわーい本です」と書いてあるとおり、
不気味でこわーい話が五つ入っています。
大人と子どもと受け止め方が違うとは思うものの、
風刺が利いていて、パンチがあり、大人も面白く読めます。
声を出して読みたくなります。
なんで今まで知らなかったのかなー
「メキメキえんぴつ」「チミモーリョーの町」「ドコカの国にようこそ」「あくまびんニココーラ」「ママが6人」「びんの中の子どもたち」などが『ブッキング』から出版されています。
今「バイキン図鑑」という童話を書いています。
よろしくね?
大海赫さんがお元気で、どんどん創作を続けられている事は、とても励みになります。
戦争を残酷で悲惨な事件としてのみ捉えるのではなく、戦争は滑稽で、下劣で、馬鹿馬鹿しい茶番劇でもある、
という大海さんの視点に共感します。
そこに着目したという、「勇士タロー物語」を読んでみたいです。