2021年の身近な鉄道の動きを振り返る第2弾。
今回はJR東日本の新幹線や貨物関係、そしてオリンピック・パラリンピック関係に触れてみたいと思います。
E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(帯色変更過渡期)
E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(黄帯時代)
まずは新幹線で最も大きな動きとなった2階建て新幹線E4系の引退です。
好評による利用客の増、通勤需要に伴う着席機会の確保を目的に、それまでグリーン車に導入されてきた2階建てを普通車にまで波及させました。
初代MaxことE1系に続き、8両編成として2編成を連結して16連を可能とするなど、汎用かつ柔軟な対応を可能としたE4系が誕生しました。
大量輸送を可能としましたが、その車体の大きさ故に重量があり、これが更なる高速化の足かせとなってしまったことにより、運用の範囲が狭まることに。一部の編成は北陸新幹線での運用も可能でしたが、そちら方面ではそれほどの需要もなく、主な活躍の区間は越後湯沢~東京間となっていました。
本来なら昨年のうちに引退の予定だったようですが、北陸新幹線車両基地の水害に伴い、冠水した車両はすべて廃車に。新造のE7系をそちらの代替に充てたために引退が伸びることとなりましたが、コロナ禍による利用客の激減も影響したか、運用にメドが付いたようで引退となった模様です。
100系新幹線から続いた2階建て新幹線の歴史もここで終止符が打たれ、おそらく今後は誕生することもないでしょう。
新幹線E3系0番代:「なすの」
もう一つ、静かに終焉を迎えたのが、「こまち」から引退し「なすの」用として使用されてきた2編成のE3系0番代。
こちらも新製を抑える上で座席数を確保する意味で使用されてきたと思われますが、やはりコロナ禍による運用減少で余力ができたため、改正を待たずに運用から外れてしまいました。
同形式で団体用に改造された「現美新幹線」もやはり引退となりましたが、こちらはとうとう撮影することができませんでした。
JR東日本 越中島支線:DE10牽引 チキ5500×4
保守用の資材はチキやホキなどの貨車を使用して輸送していたJR東日本ですが、JR東海と同様にこれらを気動車化又は電車化することになり、先行してチキ工臨がほぼ全滅になってしまいました。
ホキについては引き続き増備が予想され、さらには甲種回送も電車化の可能性があることからDD51やDE10、そしてEF64、EF65、EF81、ED75といった機関車は消滅のおそれすら出てきました。
安中貨物 トキ25000-
一方、動きの読みづらいJR貨物ですが、EF65PFやEF641000番代が徐々に数を減らしています。地元ではEF64を見ることがなくなり、PF運用も風前の灯火状態。
そして、有名な安中貨物ではトキ25000による運用が消滅し、唯一定期運転が行われていた無蓋車による運用もピリオドが打たれました。
JR東日本 蕨変電所火災
事件です。
限りなく地元である蕨変電所で火災事故が発生。関係路線が大混乱となりました。
その後の調査で変電設備ではなく所内の配電系の火災だったようですが、子供の頃から知っている身近でこんな小さな変電所がこれほど重要な施設だとは知りませんでした。平日じゃなくて良かったです。
E233系 埼京線:オリンピックラッピング
りんかい線:オリパララッピング
京王バス 三菱エアロスター:TOKYO2020ラッピング
そしてオリンピック・パラリンピック。
新型コロナのお蔭で1年間延期され、さらに一向に収まらない感染状況のために無観客となるなど、全く盛り上がらないイベントとなっていまいました。延期実施に当たっては様々な意味で賛否両論がありましたが、尽力を注がれた関係者に方々には敬意を表します。
私自身は実施されないと踏んでいたため、ラッピング列車、バスなど殆ど目もくれず、気が付けばラッピングを諦めてしまった企業も多かったため、たったこれだけしか記録していませんでした。
その3に続きます。
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今回はJR東日本の新幹線や貨物関係、そしてオリンピック・パラリンピック関係に触れてみたいと思います。
E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(帯色変更過渡期)
E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(黄帯時代)
まずは新幹線で最も大きな動きとなった2階建て新幹線E4系の引退です。
好評による利用客の増、通勤需要に伴う着席機会の確保を目的に、それまでグリーン車に導入されてきた2階建てを普通車にまで波及させました。
初代MaxことE1系に続き、8両編成として2編成を連結して16連を可能とするなど、汎用かつ柔軟な対応を可能としたE4系が誕生しました。
大量輸送を可能としましたが、その車体の大きさ故に重量があり、これが更なる高速化の足かせとなってしまったことにより、運用の範囲が狭まることに。一部の編成は北陸新幹線での運用も可能でしたが、そちら方面ではそれほどの需要もなく、主な活躍の区間は越後湯沢~東京間となっていました。
本来なら昨年のうちに引退の予定だったようですが、北陸新幹線車両基地の水害に伴い、冠水した車両はすべて廃車に。新造のE7系をそちらの代替に充てたために引退が伸びることとなりましたが、コロナ禍による利用客の激減も影響したか、運用にメドが付いたようで引退となった模様です。
100系新幹線から続いた2階建て新幹線の歴史もここで終止符が打たれ、おそらく今後は誕生することもないでしょう。
新幹線E3系0番代:「なすの」
もう一つ、静かに終焉を迎えたのが、「こまち」から引退し「なすの」用として使用されてきた2編成のE3系0番代。
こちらも新製を抑える上で座席数を確保する意味で使用されてきたと思われますが、やはりコロナ禍による運用減少で余力ができたため、改正を待たずに運用から外れてしまいました。
同形式で団体用に改造された「現美新幹線」もやはり引退となりましたが、こちらはとうとう撮影することができませんでした。
JR東日本 越中島支線:DE10牽引 チキ5500×4
保守用の資材はチキやホキなどの貨車を使用して輸送していたJR東日本ですが、JR東海と同様にこれらを気動車化又は電車化することになり、先行してチキ工臨がほぼ全滅になってしまいました。
ホキについては引き続き増備が予想され、さらには甲種回送も電車化の可能性があることからDD51やDE10、そしてEF64、EF65、EF81、ED75といった機関車は消滅のおそれすら出てきました。
安中貨物 トキ25000-
一方、動きの読みづらいJR貨物ですが、EF65PFやEF641000番代が徐々に数を減らしています。地元ではEF64を見ることがなくなり、PF運用も風前の灯火状態。
そして、有名な安中貨物ではトキ25000による運用が消滅し、唯一定期運転が行われていた無蓋車による運用もピリオドが打たれました。
JR東日本 蕨変電所火災
事件です。
限りなく地元である蕨変電所で火災事故が発生。関係路線が大混乱となりました。
その後の調査で変電設備ではなく所内の配電系の火災だったようですが、子供の頃から知っている身近でこんな小さな変電所がこれほど重要な施設だとは知りませんでした。平日じゃなくて良かったです。
E233系 埼京線:オリンピックラッピング
りんかい線:オリパララッピング
京王バス 三菱エアロスター:TOKYO2020ラッピング
そしてオリンピック・パラリンピック。
新型コロナのお蔭で1年間延期され、さらに一向に収まらない感染状況のために無観客となるなど、全く盛り上がらないイベントとなっていまいました。延期実施に当たっては様々な意味で賛否両論がありましたが、尽力を注がれた関係者に方々には敬意を表します。
私自身は実施されないと踏んでいたため、ラッピング列車、バスなど殆ど目もくれず、気が付けばラッピングを諦めてしまった企業も多かったため、たったこれだけしか記録していませんでした。
その3に続きます。
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