マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

485系ボンネット車:「やまばと」 (最終回)

2007-08-17 03:43:58 | 特急型電車(交直流・交流)
今日は、特急「やまばと」のボンネット車篇で、多分最終回になります。

80系気動車特急として誕生した「やまばと」ですが、奥羽本線の山形電化に際し483系化、晴れて電車特急となりました。

登場当初は、483系でしたので、先頭車は「クロ481」「クハ481」ともにボンネット車でデビューしています。


昭和48年頃 東北本線 蕨~西川口間にて クロ481「やまばと」

私がまだ写真を撮り始めた頃、小学4年生の前半くらいだと思います。
あまりにも構図が悪いので、ズームアップの上にトリミング加工しています。画像も大変悪いのですがご勘弁を。

この頃、やっと3電源方式の485系が勢力を広げ始めた頃でしょうか。「やまびこ」は青森運転所の200番台貫通型に変わっていましたが、「やまばと」や「ひばり」はほとんどがボンネット型だったように記憶しています。
写真の「やまばと」は、クロ・サシを含む9両編成時代のものです。

良く見るとお判りいただけると思いますが、初期のボンネット型はクロ・クハともスカートにタイホンが付いています。その後、雪の付着が問題となり、クロはすべてヘッドマーク下に移設され、クハも西日本~九州方面へ配属された車両以外は同様に移設工事されています。昭和50年以降くらいには、スカートにタイホンを付けたボンネット車は見た記憶がありません。


昭和51年頃 上野駅にて 仙台方クハ481ボンネット車の「やまばと」

この頃になると、スカートにあったタイホンは、ヘッドマーク下に移設されています。
9両編成時代と同じ仙台運転所の運用ですが、485系の度重なる増備により12両編成に増強されています。このときから上野方クロ481「やまばと」は消滅してしまい、2号車にサロ481を連結する青森運転所の編成と共通化されました。


昭和52年頃 大宮駅にて 山形から到着した下り「やまばと」

ボンネット編成晩年の頃の「やまばと」。翌年の53・10ダイヤ改正では秋田運転所に所管替えとなり、「つばさ」と共通運用の1000番台化されてしまいました。

東北でひらがな4文字のボンネット型特急は、登場当初の「やまびこ」とこの「やまばと」だけであり、大きなヘッドマークに文字が詰まったバランスが非常に好きでした。
そんな「やまばと」でしたが、前述のとおり53・10ダイヤ改正までボンネット特急として活躍したものの、最後までイラストマークになることなく、オリジナルスタイルのヘッドマークの思い出が深く心に焼き付いています。
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2 コメント

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Unknown (シービー)
2008-09-28 16:17:09
つばささんも、スカートのタイフォン姿を撮ってるのですか。
♪金もなければ女もいない~私しゃぁ~もう少し背が欲しいじゃないですが、運が悪かったのでしょう。
やまばと、ボンネット車両の運用がなくなった時には、被写体が一つ減ったなんて思ってました。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-09-28 17:38:00
シービー様
この写真の場合、偶然あとから判ったものです。おそらく、この写真を撮って間もなく改造されてしまったと思われます。
「やまばと」の運用が無くなってからは、「ひばり」「ひたち」「あいづ」の限定車両になってしまいましたね。
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