このごろ、やけに忙しいような、足が地に着いていないような、
そんな、そわそわ、ふわふわした状態。
一生懸命、考えているんだけど、考えていないような、アタマが、ヘチマのタワシのような
ぐにゃぐにゃ、すかすか、ぱさぱさ。
原因は、もちろん、わかっている。
あと1週間と少しで出発する、パリだ。
準備や、用意・・・
やってもやっても完全でない、ザルに水を入れているような・・・
セキュリティや危機管理、もしもの時の行動の下調べをしている途中に、
夢の部分ばかりが顔を出す。
Loftで見かけた、ミニ水彩具セット。
小さな筆と、12色ぐらいの絵の具と、ちっちゃなパレットがセットになった
サイフ大ぐらいの大きさのもの。
わあ、かわいい。
昔からなじみのある、橙色(オレンジ)と黒の表紙の小さなスケッチブックも。
手帳ぐらいの大きさ。
色彩画なんか、描いたこともないのに、ふと、目は、遠いところへ・・・。
パリで、スケッチ!!!
水彩画セットで、アタマの別のアプリが起動し、妄想の世界に突入している。
みるみるうちに繰り広げられる、総天然色の世界。
売り場で、ひとり、ぼおっと、じっと、商品を前に佇んでいる、わたし。
ちょっと、アブナイひと。
iPadでの写真貼り付けが、頓挫しているというのに(一昨日の夕方から、うまくいかないまま)
アタマでは危機管理スイッチが入り、警報が鳴りっぱなし。
それを抑える、別の自動装置が作動したのか、突然、アナログの世界に入っている。
iPadから、逃避行?
アタマと、こころと、カラダが、分離、ばらばら、あっちに、行ったり、こっちに来たり。
パソコンの先生は、昨日、今日と、お忙しくて、わたしの質問を受け入れてくれる余裕なし。
ずっとiPadと格闘していたら、煮詰まってしまった。
一昨日できたことが、昨日の朝にはできなくなっている。
なんで?
なんで?なんで?なんで?
とりあえずは、パソコンの先生に、一昨日、やり方を教わり、問題解決への道に進んだのだが、
教わった通り、途中までは出来たのに、そこからは、何度やっても出来ない。
出来ていたことが、出来ない。
たった1日や2日で、すぐダメになる。
あれがダメなら、こうやって、これがダメなら、ああやって・・・
と、いろいろ方法はあるようだが、とりあえずは、先生も忙しいので、わたしに構ってくれる暇はないので、
わたしは、同じことを繰り返し、同じ場所を何度も何度も行ったり来たりして、堂々巡り。
ほとほと疲れた。
気分を変えて、「パリノルール」という本を読んだ。
ある、パリ在住のフランス人の方に、直接、教わって、お取り寄せしたものだ。
読み物としても面白いんだけど、やるべきことが、膨大に増え続け、頭が痛くなってきた。
旅行会社も関わらない一人旅、やはり、危機管理が一番大事。
もしもの時・・・・いっぱい、ありすぎる。
大使館、警察、保険会社、カード会社、ATM、・・・・
地下鉄、自信まったくナシ。
「パリノルール」では、「なにかあったら、ホテルのスタッフにまかせると良い」と、書いてあった・・・。
やっぱり、パリの、ど真ん中の5つ星ホテルにしたら、よかった?
不安は募るばかり。
もしも、わたしが、パリで死んだら・・・
夫は、嫌な仕事(生業)から開放され、念願のハッピー・アーリー・リタイアメントができる。
不満ばかりブログに募り、日ごろも態度の悪い、わたしの、せめてもの罪滅ぼし?
死んだら、夫孝行だけれど、
死なずに、大きな後遺症を残し、一生厄介者として生き続けたら・・・?
アパルトマンに、泥棒や暴漢が、押し入ったら?
テロに巻き込まれたら?
考えるとキリがない。
ただ、旅行会社が責任をもって、
事故のあと、面倒を見てくれるのか、くれないのかで、精神的負担はずいぶん違ってくる。
悪いほうにばかり考えていていたら、なにも出来ない。
水彩画なんか、描く時間も、余裕も、(力量も)ないだろうけれど、
もし、ブログ更新も、なにも出来なくても、パリの片隅で、小さいスケッチブックに
生まれて初めて描く、誰にも見せられない、下手な水彩画でも描けたら、
それで本望かも知れない。
帰国後、ブログにアップして、失笑を買ったりして?
(しません、そんなみっともないこと、絶対に。たぶん)
こころに、大切にしまっておく、わたしのパリ時間があれば、それでいい。
とかなんとか言って、アパルトマンが、めちゃめちゃ寒くて、風邪をひいて、寝込んでいるかも?
人生、なにがあるか、わかりません。
今日という日を大事にしていれば、きっと、明日は、いい日になるだろう。
そう願うしかない。