蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

大食いのジャジャ馬

2015-04-01 | 日々のこと

非常に遅ればせながら、スマホを購入した。

それまで使っていたガラケーは、とても気に入っていて、まだまだ愛着はあり、
第二夫人のように、手元に置いておきたい気分満々で、実際に、今にでも使えて、出番を待っているかのように、
日常の風景に溶け込み、充電中である。

が、哀しいかな。
メールや電話は、スマホなので、持ち歩き、第一線で活躍するのは、スマホになる。
そして、第二夫人は、充電器にスタンバイしているものの、まったく出番がない。
籍が抜かれた第二夫人。つまり、正式には座が確保されていない。除籍。

アイフォン6。

手を焼いている。
一番に、電池が減るのが速いこと。
ガラケーは、行きの電車でブログを読んだり、メールをしまくり、
路線乗り換え案内で、到着時間を調べたり・・・
帰りの電車で、またもやメール、
その帰路途中でやっと電池残量レベルが1つだけダウン。

しかしながら、それに比べ、アイフォン6は、行きの電車で、すでに電池残量20パーセントダウン。
え?こんなに速く?
メールしかしない時でもそうだった。
しかも、メール入力の速度の遅さ!!
ガラケー時の10倍ぐらいの時間がかかっている。

とことん、メールしにくい。
iPadを長く利用しているので、操作方法は基本的には同じはず、と、たかをくくっていたが、甘かった。
指がちょっと滑りすぎて、送る内容ではないメールを、誤送信してしまい、冷や汗。
また訂正メールを入れたり、四苦八苦。
ただでさえ、もたもたしているのに。

まったくといっていいほど、メールが動かなくて、いちいちホームボタンを押さなければならないことになった。
今のアイフォン、あんまりだ!!と嘆き怒り悲しんでいたが、
動かないにも、あんまりにも程があるので、次女に泣きついた。

「これ、どーなってんの?」

さすが次女は、年の功。(→この語法、講釈、つけません)
どうやら、わたしは全ての窓を開くだけ開いてそのまま開けっ放しにして、次から次へと次の作業に移っていたせいで、
やたら重くなっていたようだ。
主治医は、ささっと処理してくれ、さくさくっと動くようになって、やれやれ。
ついでに、ホームに戻るボタンを画面上に新たに設置してしてくれ、
「これからは、ココを二度押しして画面に戻り、作業ごとに捨てて、後始末するんやで」
と、処方箋、投薬つき。
受診料、治療費は、彼女の好物、千鳥さぶれ1枚。


写真とかは、押すところを間違えたり、するっと指が滑ると、ガシャガシャガシャと10枚ぐらい連写されてしまう。
しかも、写真のオフの仕方がわからず、とりあえず電源オフにして、ブチっと強制的に切るが、
電話がかかってきたりして、慌ててバッグから取り出そうとすると、どこかを触ったようで、ガシャガシャガシャと連写。
エレベーターの中だったりすると、不審人物この上ない。

暴れ馬になって暴走するので、わたしの手には負えない。

しかも充電器を二つも持ち歩いて、ちょっと病気。

お澄ましして、気品ある表情で、家の充電器に静かに佇んでいるガラケーを見ると、
こっちのほうがやっぱり正妻に相応しかった・・・と、心が痛む。
が、インターネットは、断然、暴れ馬アイフォンのほうが上。ただし、電池が減るのが速いけれど。
送信されたPDFでの添付書類も、ケータイで確認できるから、便利といえば、便利だけど。
内容が、税理士から送られてきた追加納税の納付書では、複雑な心境だが。

ガラケーは、電話にメールが付いて、ついでにインターネットもできる。
アイフォンは、パソコンに、ついでに電話機能を付けている。電話は、小さく身をかがめて居候のオマケ。
ガラケーは、しっかり押さないと、決定されない。
アイフォンは、押すつもりがなくても、勝手に進んでしまう。

「二つ持ちたい・・・二つともメールも電話も出来て・・・」と、もそっとつぶやくと、
「二台持つだけの余裕があるお金を、自分で稼いでいる人なら別やけど」
と、さらりと次女のジャブ。

しかたない・・・
一生懸命、自分の身の丈に応じた分だけ、がんばろうっと。


今日の記事タイトル。。。
若い人が見たら、冷笑されるだろうなあ・・・
(若い人は、蝶ブログは読まないので、D'ont mindだけど)

年齢を理由に白旗を揚げて降参し、温かい目で見てもらうには、
まだ、少しだけ、わたしは自分では若いと思っている。
ささやかな抵抗。
ちょっと見苦しいが、あと10年はこの状態が続くことが予想されるものの、
徐々にスライドして落ち着くことだろう。

 

にほんブログ村にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ