ある人のブログを読んだ。
もう何年も前から愛読している。
ずっと読んでいるわけではないのだが、ヒマでヒマで、退屈で退屈で仕方ない時、
(どうしても、やらなければいけないことを、目の前に迫る時間締め切り付きで背負い、着手していない時がほとんどだが)、
お気に入りブログに入れている都合上、てきとうに、ぶらっと行ってしまう。
彼女のブログは、・・・ブログ村のOUTポイントだけでも、一日15000~20000ぐらいは、あるか?
(正確ではないかも)
なにしろ、超絶人気である。
テンプレートが、シンプル。
無駄が一切無い、メモのよう。
彼女の性格やポリシーが現れている。
彼女のキャラクター、人間性、性格は、
その場の雰囲気や状況を咄嗟に把握し、自分の置かれた位置、役割を理解し、
最適と思われる言語行動を取り、場に合わせることができる人だ。
おそらく、人当たりも良いだろう。
ソツのない人で、学校の成績も優秀だったことだろう。
その反動で、と思われるが、ブログは、冷静を通り越して、冷徹、ここまで言う?という容赦ない切れ味。
元気な時や、切れ味に触れたい時に読むと、すごく気持ちがいい。
ジェットコースターや、スカイダイビング、バンジージャンプなどがしたい時には、おススメ。
少しの揺れにでもビクビクする、エレベーターに重い人や子供が乗って、ちょっとドシンとなるだけで、ひやっとする人なんかにも、逆に、おススメかも。
軽蔑した人に対する心情が、すごい。
心の中で、完璧に切り捨てている。
でも、その相手が彼女のところに遊びに来たり、会話をしたりするということは、胸の内を出していないと思われる。
相手は、よもやそんなことを、そこまで思われているなんて、思いもよらないのだろう。
ブログは、こころの声で、
優等生を演じる自分と、真の自分との間で、彼女は、バランスを取っていると推測する。
そういえば、そういうブロガーさん、他にもいた。
たいがい、女性が多い。なぜだろう? しかも優等生タイプ。
男性は、あまりその手のブログを書かないように思う。
おそらく、女性には核シェルター的に、逃げ場のようなセーフィネットのような、
社会と、非社会の間に、身を隠して何気なく日常生活を送れる、空洞のようなポジションがあるからだろう。
わたしが、もし仮に彼女の夫なら、一日で離縁されそうだ。
彼女の天敵であるご主人とわたしの性格が、よく似ている。
ご主人のお母さんとも、似ているかも。
彼女が批判している内容は、そのまま、ぐさぐさと「それ、わたしです」と身に覚えがあったりする。
でも、わたしではない。他人である。
ああ、やれやれ。
悪夢から目が覚めた、布団の中の瞬間のようだ。
相性というものは、いかに大切かということだ。
同じコトを言って、同じコトをしても、大嫌いな人がすると、益々、大嫌いになるし、
大好きな人が言うと、良いように捉えたり、あまり気にしなかったりする。
嫌いになると、とことん嫌いになるので、抑えようがない。
坂道をすごいスピードで転がり落ちるかのごとく。
相性の悪い人との日常生活は、地獄だろう。
しかし・・・世の中、そんなにうまくいかない。
自分の思うような生活を送りたければ、それ相応の苦労、実績を積まなければ、目一杯のことは言えない。
が、中には、どうしようもない、にっちも、さっちも身動きできない状態の時もある。
文句を言うだけで、少しは痛みが和らぐのであれば、それも一時しのぎで、悪くはないのかも知れないが。
(昨日のわたしの記事にも触れた)
人が、身内や、周りの人に対して、痛烈な毒舌を吐いているのを読んで、すきっとするのは、なぜだろう。
他人の不幸は、蜜の味?
それもあるのかも知れないが、自分に代わって、代弁してくれるから、気持ちよいのだろう。
そこまで言うか?と、なかば、あきれながら、少し離れて、批判気味なポーズを取り、
自分の手を汚さず、自分は、美しいまま、自分のうっぷん、憂さを晴らしてくれる。
悪役ヒーローが活躍する、一話一話完結するドラマのようなもの。
なので、人気があるのかと推測する。
世の中の悪に立ち向う、悪玉。悪と悪の戦い。
それを、自分は関係なくて、よかったわ~と、なかば楽しみながら観戦。
ちょっと、美しくない図である。
美しくないものに、大勢の人が寄り集まってくる。
独特の蜂蜜なのだろう。
これもひとえに、ブロガーさんの文章力によるところが、非常に大きい。
人気の秘密は、これに尽きる。