蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

負けず嫌いで過大評価

2023-03-13 | 老い
別SNSの人。
ガラケーからスマホに替えたらしい。
技術職でもない、リタイアされて結構経つシニア女性。
スマホは画面が小さいから、タブレットを活用するとのこと。
スマホはすぐ簡単に使いこなせるようになると思うが、自分はアナログが好きなので、面倒な操作は全てご主人に任せているそうだ。

この書き方に、わたしはカチンと来た。
本当にすぐに出来るのか?
面倒だからと、やらされるご主人が気の毒。
マイナポイントもスマホ申請はしていないらしい。
全てご主人に押し付けて、「アタシはカードを使うだけ」と仰る。
しかも、その人は「アタシは、やろうと思えば勘がよく飲み込みや理解が速いので、即、出来るけど、しないだけ」だそうだ。

すごい自信。
やりもしないで、やればすぐ出来るそうだ。
普通の人は、仕事から離れ、70歳を超えると結構、頭は硬くなっている。
現役時代、天才、秀才の人も新しい技術には四苦八苦している。
その代わり、小さい子供のほうがスイスイ、先入観なく使いこなせる。
普通の人はそういう脳の変化が現れ、柔軟性が減少してきている。
にもかかわらず、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなら別だろうけれど、年配者には未踏の分野でもあり、やりもしないで、不便なアナログが好きだから、敢えて「簡単にパパッと出来るけれど、夫に任せて」いる、と、豪語される。
なんだか、この人、もう確実に老化の波が訪れていると感じる。
現状を理解せず、思い込みだけで自信満々。
前と全く同じ高さに足が上がると思い込み、階段の段差で蹴つまずいたりする。
通信分野のプロの若い人でも、最初は手間取り、四苦八苦していた、、、。
神業のすごい女性なの?
とは、思えない。

ああ、こういう、自分のことを過大評価している人って、、、なんだかなあ、、、
つ、つ、つ、、、と、わたしは静かに笑顔で後退し、距離を取った。
自己肯定感、半端なく強すぎ。
イタイと感じた。