蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

逆噴射が止まらない

2023-03-25 | 日々のこと
昨夜NHK TV放送のドラマ番組「生理のおじさんとその娘」
面白かった。
ジェンダー問題てんこ盛り。

中でも、おじさん(原田泰造)の娘のクラスメイト女子の家庭が、昭和色、全面全開で誇張されていた。
といっても、わたし世代では普通なんだけど。
高校生の娘を持つ親の世代(40代?)にしては、今時あんな時代遅れもおらんやろー、という演出。
高校生女子の兄(大学生?)の行動も、父親の影響か昭和の男子。
わたしの孫世代に10歳プラスしただけの子供(高校生)。
わたしの子供世代に10歳プラスしただけの親(共稼ぎ両親)。
あの男女役割の様子はどう見ても、ズブズブ昭和。
時代考証がされ、昭和当時のドラマならいざ知らず、今、現代、令和の時代では違和感がある。
ぼーっとして見落としてしまったり、気づかない視聴者に、ちゃんと見てね、と誇張したい制作サイドの気持ちはわからないでもないが、
若いのにあんな夫婦は今時、おらんやろー。
昭和を通り越して明治??
(じつは、令和にも、ごろごろいるのが現実)

ちなみに、大きな口をたたく、理想論者のわたしではあるが、、、
実生活は、明治時代である。
同ドラマのごとく、玄関でひざまずいて帰宅する夫を出迎え、「あなた、おかえりなさいませ」と夫の脱ぎかけの上着を受け取り、掛ける。
老舗割烹の女将か?
(わたしも、かなり誇張表現癖がある、、、心象風景描写)

夫は、わたしの躾が行き届かなかったせいで今では完全に子犬にも孫にも追い越されている。
食器など洗うことは生涯絶対にない。流しにまで下げることもない。
我が家での娘一家と合同夕食時、夫が自分の飲み物をビールからワインに切り替える時、娘婿が夫のグラスを洗いに席を立つ。
娘婿にしてもらうわけにはいかないので、わたしは娘婿と競うように席を立つことになる。
メニュー終盤あたりになると、
「ごはん(炊飯した白米)!」と夫。
どろん、どよっとした黒い気持ちになりながら、わたしは席を立つ。
娘婿に立たれる前に。

「水!」 
と、小学生男児孫。
水がどうした!?と鬼の形相の周辺。
自分で入れに行く孫。

かつて舅や夫は、「水!」と言っていた。
思い出すだけで、どろどろ地下重油気分。

わたしの地獄行きスイッチを押す。
菩薩は瞬間的に夜叉になっている。

自分で入れろ!!
足も手もないのか?

と言えたらどんなにスッキリするか、、、。
(口はないのか?と言われそう、、、だ)
別の表現で自分の気持ちを伝えるとか。
相手にわかるよう、行動で表すよう、
わたしも努力しなければ。

夫だけがお客様然としている我が家のダイニングルームに同席している娘たちは、無言のメッセージを投げかける。
男尊女卑の家系で育ってきた夫。
目を覚ませ。
今は明治でも昭和ではない。
令和だ!!!

昨夜のドラマの1シーンに、インスパイアされた。
どっとヘドロが逆噴射した。










おばあちゃんの味

2023-03-25 | 日々のこと
「うっかり」、、、という現象を真剣に真面目に捉えると「認知症」の現れということになる。
誰しも認知症予備軍だ。
いつも、うっかりしている、わたし。
アレ、どこ?どこ?と、探し物。

「ちゃっかり」とは、ちょっと違う。
ちゃっかりは、要領が良いイメージ。
計算、打算が働くひと。

ちなみに、、、
滅多に書かない料理の話を書く。
「ぬた」と「菜の花の和え物」を作った。
生まれて初めて。
「わけぎ」と「菜の花」
両方とも、畑の恵を人からおすそ分けいただいた。
どうしたら良いのかわからず、しばらく放置していたら、菜の花が咲いた。
こりゃいかん、と、早速お尻を叩かれるように料理した。
クックパッド※は、賢い電子お姑さん。
(※日本最大のインターネット料理レシピサービス)
なんでも教えてくれる。

驚くほど簡単に手間要らずで、味わい深い2品が出来上がった。
居酒屋で「ぬた」を注文することがある。
わたしの好物だ。
自分では作れないし、、、と思っていた。
酢味噌も既製品を買ったりしていた。
なんのことはない、赤子の手を捻る(これ、虐待なんだそうだ)より、簡単に出来るではないか。
しかもイカは高いので、竹輪にしたら、安上がり、この上ない。
酢味噌との絡みが、とても良い味わいで美味しかった。
4本入り竹輪、88円也。
2本を豚汁に、1.5本をぬたに、0.5本を0.25本ずつ、小4男児(1番目孫)と小2男児(2番目孫)に「ちょうだい、ちょうだい」と群がられ、オヤツの一部として開けた口に放り込む。
料理に使うから、「今日はこれだけよ」、と制限。
88円÷4本÷2つ÷2人=5.5円
ひとり5円50銭か。
(わたしが子供の頃【半世紀以上前】は、飴1個、1円だったような?)

と、あとは豚汁、きんぴらゴボウ&レンコン、西京焼き魚と、和食メニュー。
やっとわたしも、おばあちゃん達が作っていたような和食を、普通に作れるようになったと、喜んでいる。
ただし、クックパッド先生のレシピ。
ばあちゃんの味は、クックパッドの味。