昨夜NHK TV放送のドラマ番組「生理のおじさんとその娘」
面白かった。
ジェンダー問題てんこ盛り。
中でも、おじさん(原田泰造)の娘のクラスメイト女子の家庭が、昭和色、全面全開で誇張されていた。
といっても、わたし世代では普通なんだけど。
高校生の娘を持つ親の世代(40代?)にしては、今時あんな時代遅れもおらんやろー、という演出。
高校生女子の兄(大学生?)の行動も、父親の影響か昭和の男子。
わたしの孫世代に10歳プラスしただけの子供(高校生)。
わたしの子供世代に10歳プラスしただけの親(共稼ぎ両親)。
あの男女役割の様子はどう見ても、ズブズブ昭和。
時代考証がされ、昭和当時のドラマならいざ知らず、今、現代、令和の時代では違和感がある。
ぼーっとして見落としてしまったり、気づかない視聴者に、ちゃんと見てね、と誇張したい制作サイドの気持ちはわからないでもないが、
若いのにあんな夫婦は今時、おらんやろー。
昭和を通り越して明治??
(じつは、令和にも、ごろごろいるのが現実)
ちなみに、大きな口をたたく、理想論者のわたしではあるが、、、
実生活は、明治時代である。
同ドラマのごとく、玄関でひざまずいて帰宅する夫を出迎え、「あなた、おかえりなさいませ」と夫の脱ぎかけの上着を受け取り、掛ける。
老舗割烹の女将か?
(わたしも、かなり誇張表現癖がある、、、心象風景描写)
夫は、わたしの躾が行き届かなかったせいで今では完全に子犬にも孫にも追い越されている。
食器など洗うことは生涯絶対にない。流しにまで下げることもない。
我が家での娘一家と合同夕食時、夫が自分の飲み物をビールからワインに切り替える時、娘婿が夫のグラスを洗いに席を立つ。
娘婿にしてもらうわけにはいかないので、わたしは娘婿と競うように席を立つことになる。
メニュー終盤あたりになると、
「ごはん(炊飯した白米)!」と夫。
どろん、どよっとした黒い気持ちになりながら、わたしは席を立つ。
娘婿に立たれる前に。
「水!」
と、小学生男児孫。
水がどうした!?と鬼の形相の周辺。
自分で入れに行く孫。
かつて舅や夫は、「水!」と言っていた。
思い出すだけで、どろどろ地下重油気分。
わたしの地獄行きスイッチを押す。
菩薩は瞬間的に夜叉になっている。
自分で入れろ!!
足も手もないのか?
と言えたらどんなにスッキリするか、、、。
(口はないのか?と言われそう、、、だ)
別の表現で自分の気持ちを伝えるとか。
相手にわかるよう、行動で表すよう、
わたしも努力しなければ。
夫だけがお客様然としている我が家のダイニングルームに同席している娘たちは、無言のメッセージを投げかける。
男尊女卑の家系で育ってきた夫。
目を覚ませ。
今は明治でも昭和ではない。
令和だ!!!
昨夜のドラマの1シーンに、インスパイアされた。
どっとヘドロが逆噴射した。