蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

人気ブロガーさん

2023-08-26 | ブログ
人気女性ブロガー、ちきりんさん。わたしはファンだ。
以前に、ちきりんさんのことをわたしのブログで書いたこともある。
アタマの良いシャープな人。無駄がない。
月間200万アクセスには、それだけの理由がある。
経歴、経験に裏打ちされた知的エッセンス。
時間を効率的に使い、無駄をしたくない人にはぜひ、オススメ。

凡人が回り道を何周も何十周もしている間、秀でている人は、短距離、短時間でポイントを掴む。
羨ましいかというと、そうでもない。
偶然が生み出す産物には、脳で計画し整理し考え出す内容と、また違う色合いのものがある。
道草をすると、なかなか目的地には辿りつかないが、道草こそ美味しいものが隠れ、宝物が詰まっている。
ちきりんさんなら、結果論の後付けでしょ、と一言で片付け一蹴されることだろう。

いいの、いいの。
人生に意味なんか無くても。
後付けの意味は、自分を納得させるためのおまじない。

もちろん、仕事、ビジネスはそういうわけにはいかない。
合理的で能率的でなければならない。
仕事においては、自己満足は仕事が終わって成果が出て評価の後から。
やっている最中も生き甲斐を感じているなら言うことはない。
「勉強が好き」という義務教育中の子供ぐらい、世の中にはあんまりいないかも知れない。
いたとすると、恵まれている。幸せだ。

大した功績も残さなかったわたしが、負け惜しみをして逃げるわけではないが、わたしはもう仕事から離れた。
リタイア人生。
なので、仕事を軸にした価値観は、自分にとっては卒業した。
(ああ、卒業できて幸せ)

とは言え、仕事以外の日常生活にも、老後の価値観や見方、ものさしは、ある。

「人は妬みの気持ちがあると匿名でなければ吐き出せない」と、ちきりんさんの名言として、とあるブログで紹介されていた。
マイナスの感情は、役職などがある現役の人なら公表できないだろう。
だがしかし、リタイアしたからと言えど、自分自身のプライドもあり、やはり名をあげては嫌だろう。
中には匿名でない実名の人が発信したとしても、この人、誰?と、誰もが知らない人だったら?
無名では発信しても影響力はない。

逆に無名人は気楽だ。
お行儀が悪くても、誰も見ていない。
ではあるが、悪質なコメントは犯罪である。
野放しの悪態、誹謗中傷も、書き逃げは社会に容認されない、許されないようになりつつある。
ネットで匿名だからといっても、良識、常識が必要だ。

さて、影響力のないわたしは、いつものびのび、無名、匿名を満喫している。
が、リアル社会で繋がっている面もあり、ハイブリッドカーのように、両方の良いとこどりを享受している。

と、こんなに長い、ちきりんさんの感想。
わたしのブログは、ちきりんさんの真逆で、伝えたいことを精査、整理しないで、ひたすら書きたいことを思いつくまま書き散らしている、無駄時間の権化である。

とは思いつつ、今、ちきりんさんのブログを読みに行くと、ああなんと面白いことか。
興味あることや、問題意識の喚起提案に、ぼーっと眠っている眠たい意識に水をかけるような記事が次から次へと。
そりゃあ人気なはずだわと、今更ながらの感想である。