夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『愛を語れば変態ですか』

2015年12月16日 | 映画(あ行)
『愛を語れば変態ですか』
監督:福原充則
出演:黒川芽以,野間口徹,今野浩喜,栩原楽人,川合正悟,永島敏行他

なんばパークスシネマで3本ハシゴの3本目。
『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』『PAN ネバーランド、夢のはじまり』
そしてインパクトの大きなタイトルに惹かれて本作を。

福原充則監督は数々の劇団をかけもち、多くの舞台を手がけてきた人だそうです。
脚本家や演出家として映画界で注目を集める彼の映画監督デビュー作。
なるほど、これも舞台になりそうな作品

郊外の住宅街でカレー屋を開店することになった一組の夫婦、
夫・治(野間口徹)と妻・あさこ(黒川芽以)。
明朝には開店のため、治の後輩・ボン(川合正悟)が手伝いにきている。
そこに次々と訪れる、厄介な面々。

まずはアルバイト志望のフリーター・西村(今野浩喜)。
面接にやってきたというのにやたら態度がでかい。
質問する立場の治が逆にいろいろ聞かれ、不採用を申し渡すとキレる。
治としては一刻も早く帰ってほしいのに、あさこは雇えばと言う。

続いて現れたのがあさこの浮気相手・釣川(栩原楽人)。
関係を清算したはずなのに、どうしてもあさこのことが忘れられないらしい。
開店記念にとレトルトカレーを持参し、まるでストーカー
せめてあさこの顔を見たいと言って帰ろうとしない。

さらに不動産屋でヤクザの望月(永島敏行)も登場。
背広は血まみれ、どう見ても人を刺してきた様子。
大金を携えた彼を治が追い出そうとすると、
あさこに「ついてくるか」と言葉をかける。
なんとあさこは望月とも浮気していたことが判明。

あさこと、彼女に振り回される男たちによるシチュエーションコメディ
アホくさと思いながら笑わされつづけて最後まで。
終盤は無理やりタイトルに合わせに行った感も否めませんが、
芸達者が揃っていてそこそこ楽しめます。

人を好きになるたびに、世界が変わる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする