『美しい湖の底』(原題:Shimmer Lake)
監督:オーレン・ウジエル
出演:ベンジャミン・ウォーカー,レイン・ウィルソン,ステファニー・シグマン,ジョン・マイケル・ヒギンズ,
ワイアット・ラッセル,アダム・パリー,アンジェラ・ヴィント,ロブ・コードリー,ロン・リヴィングストン他
劇場で公開された作品はすでに観ている場合が多いこともあり、
Netflixで映画を視聴するときは今のところNetflixオリジナルかどうかにこだわって観ています。
これは2017年のアメリカ/カナダ作品。Netflixオリジナル作品です。
原題は“Shimmer Lake”。シマーという湖のある町が舞台。
金曜日から火曜日に遡る形で数日間の出来事が描かれています。
金曜日、ある一軒家の地下室で身づくろいをする男アンディ。
この家の主だというのに身を隠すように潜んでいる。
彼の妻マーサからシリアルを取ってくるように言われたまだ幼い娘サリーが地下室へ。
慌てるアンディは「パパがここにいることはママに内緒だよ」とサリーに口止め。
アンディは友人のエドとクリスと共謀して銀行強盗を働いた容疑をかけられており、
アンディが必ず家に戻ってくると張っていたジークだったが、
地下室にいたアンディは隣家の車を盗んで逃走してしまう。
その夜、アンディはエドの妻ステファニーと合流するが、
ステファニーが運転する車に同乗していた何者かがアンディを射殺。
犯人の腕には“State Champs”の文字の入れ墨が彫られている。
ステファニーと犯人は金を持って走り去る。
さて、ステファニーとつるんでいた男はいったい誰なのか。
っちゅう物語なのですけれど、結構ややこしい。
最初は人物関係がさっぱりわからず、話に入り込むのに苦労しました。
さらになんといっても顔ぶれの地味さ。
FBI捜査官のふたりはロブ・コードリーとロン・リヴィングストンで、
まぁまぁよく見かける顔ではありますが、別にイケメンじゃないし、ボンクラだし。
アンディは冒頭から出ているけれど、エドとクリスがなかなか出てこないから、
いったいどいつが銀行強盗を働いたのかがなかなかわかりません。
登場人物の名前は簡単なほうがいいと最近は思っていたのに、
アンディとエドとクリスってあまりに簡単すぎて誰が誰かわからなくなる(笑)。
これは作品ではなく私の問題か。(^^;
真相はそれなりに面白いのですが、とにかく地味すぎて話全体に華がない。
スリラーなのにボンクラFBI捜査官はコメディにしたいみたいで中途半端。
90分を切る短さにもかかわらず、なんだか長く感じました。凡庸。すんません。