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『不死身ラヴァーズ』

2024年05月18日 | 映画(は行)
『不死身ラヴァーズ』
監督:松居大悟
出演:見上愛,佐藤寛太,落合モトキ,大関れいか,平井珠生,米良まさひろ,
   本折最強さとし,岩本晟夢,青木柚,前田敦子,神野三鈴他
 
イオンシネマ茨木にて2本ハシゴの2本目。
 
原作は2013年から2014年にかけて『別冊少年マガジン』に連載されていた高木ユーナの同名漫画。
監督は、大好きというわけでもないけれど、かなり気になる松居大悟
 
長谷部りの(見上愛)は、入院していた幼少期、もう死ぬと思ったそのときに、
花を持って励ましに来てくれた少年に一目惚れし、以来ずっと彼と再会することを夢見ていた。
 
中学のとき、新入生にまさにその彼・甲野じゅん(佐藤寛太)を見つけて大興奮。
足の速いじゅんを無理やり陸上部のリレー選手に仕立て上げ、ほかの部員も巻き込んで猛練習。
それが実ったときにじゅんに告白して返事をもらった途端、じゅんが消えてしまう。
 
高校に入ると、軽音部でじゅんを見かけてギターの指南を請う。
ところがそのときも両想いになった瞬間、じゅんが消える。
 
その後も車椅子に乗ったじゅんを見かけて告白したり、
クリーニング店のオーナーになっていたじゅんを見かけてそこでバイトを始めたり、
何度もじゅんに再会しては好きだと告白、じゅんからも好きだと言われるのに、
その瞬間にじゅんが消えてしまう。
 
もうじゅんと会っても好きにはならない。
そう思っていたのに、大学でまたじゅんと再会してしまったりの。
しかしじゅんは記憶が一日しか続かない病に罹っていた。
一日しか続かないというのか、正確には、眠ればそれまでの記憶を失くしてしまうじゅん。
りのは毎朝じゅんを迎えに行って一緒に通学。毎日ラブレターを渡すのだが……。
 
『50回目のファーストキス』(2018)と同じ設定ですよね。
また同じネタかぁと思ったものの、両想いになった瞬間に相手が消えてしまうのは面白いじゃあないか。
けれどそのネタ明かしにはちょっと唖然。それって、言い方が悪いけど、単にイタイ女やんか。
 
なんだか拍子抜けしてしまって、どうすればよいのやら(笑)。
ネタバレすると、どのじゅんも消えてしまったわけではなくて、
りのが好きになった相手のことをじゅんだと思い込んでいただけで、
相手は別に消えちゃいないし、りのが記憶を書き換えて消していただけで。
りのの幼なじみの田中(青木紬)はそのことを知っているけど言わない。
 
全然納得が行かないんですけどっ。
あ、ちなみに客は私だけ。今年2度目の“おひとりさま”でした。

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