『 石破茂氏が自民党新総裁に 』
自民党総裁選挙は 接戦の上
決選投票で 石破茂氏が逆転勝利した
苦節の時を経ての勝利だけに 感慨やいかに・・
決選投票で 議員の方々は
A・B・Cの どのパターンで行動したのか興味深いが
戦い済んだ後は しこりが気になる
伝えられているところによれば
石破茂氏には 党内主流から長く離れていることや
人間関係構築に難があるとも 複数の人が述べている
ここはぜひ それを逆手にとって
挙党一致に近い態勢を 築いて欲しいと願う
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注目の自民党総裁選挙は、本日投開票が実施されます。
午後には新しい総裁が選出され、新しい首相が実質的には決定となります。
昨日までの様々な予想によれば、第一回目の投票で決定することはまずなく、上位二人による決選投票が確実視されています。ただ、その上位二人への戦いは、かなりの接戦のようで、予想している機関によって順位は少しずつ違っています。
党員票はすでに終了していますから、後は国会議員票の奪い合いということになりますが、昨夜は各所で大変な駆け引きが行われていたのでしょうし、その流れは、今現在も続いていることでしょう。
下馬評は、上位三人による三つ巴となっていますが、三位では決選投票に進めませんから、「二位でも良いんです」が、これが簡単に票読みができないようです。
特に、今回は九人が立候補しており、下位の六人はほぼ決選投票に進むのが無理なのは、それぞれの陣営は承知しているでしょうから、第一回目からの投票から他陣営の支援に入る手段もあるように思うのですが、あまりひどい成績だと今後の政治活動に影響があるかもしれないので、そうそう早く白旗を揚げるわけにはいかないようです。
さらに、決選投票ともなれば、下位六人の陣営に加え、三位となった陣営も加わって、決選投票でどちらに入れるかを考えておく必要があります。
麻生派を除き派閥は解消されたことになっていますが、現実としては、かつての派閥内が幾つかに分かれているとしても、相談し合う仲間はいるでしょうし、立候補者を支援している人たちは、それぞれが仲間意識を持っているでしょうから、投票行動についても意思疎通を図ることでしょう。
第一回目の結果が判明してから、決選投票に移る時間はほとんどありませんから、前もって意思を固めておく必要がありそうです。
かつての総裁選挙においても、決選投票の場合にどういう行動を取るか、様々な作戦がとられたり、支援する相手に自分が支援していることを明らかにしておく必要がありますから、様々な手段が取られたと伝えられています。
この場合は誰に、この場合には誰々にといったように、Aパターン、Bパターンといったように決めていたのでしょう。
ところが、今回の場合は、上位三人のうち誰と誰が決選投票に残るか判断が難しい状態ですから、「Cパターン」も用意しておく必要があることになります。しかも、新総裁による政権運用に然るべき地位を得るためには、自分がいかに貢献したかを伝える必要がありますから、なかなか大変です。
そもそも、人間模様などと言うものは、複雑怪奇と言わないまでも、そうそう簡単なものでないようです。
交際範囲が極めて狭い私ですが、それでも、長く生きてくるうちに、多くの人と接してきました。積極的にご縁を結びに行った人はごく少なく、ほとんどは職場などの関係で広がっていったご縁で、国政に関わるような社会的に重要な場面に直面したことはありませんが、それでも、人間関係で辛い立場に追込まれたり、それなりの決断を迫られた経験はあります。ただ、Aパターン、Bパターンといった選択の経験はなかったように思います。
立候補しているご本人はもちろん、いずれかの陣営について票読みや自陣の引き締め、他陣営からの引き抜きと大活躍されている人も少なくないことでしょう。選挙は勝たなくてはいけませんし、ルール内であれば可能な限りの手段を尽くすのは当然のことでしょう。
ただ、与党である自民党総裁選挙は、首相となり組閣し、わが国民を守っていただかなくてはなりません。決選投票になればどのパターンで行動するかも大切ですが、一票を投ずるお方は、その頭の片隅には、この国の首相に最良と思われる人を選ぶ意識は持ち続けて欲しいと願っています。