ウォーキング・サイクリング道路として延々と続く新河岸川(下流は隅田川)の堤防道路。
今年も、志木市の「いろは橋」上流右岸で「立葵」(タチアオイ)の花が咲き始めました。
雨が続くこの時期、ウォーキング、ジョギング、サイクリングする多くの人を楽しませてくれます。
近くの人が手入れをしてくれているようですが、毎年、ご苦労様です。
立葵の花は、中国原産。唐の時代には、蜀葵(しょくき)の名前で 一番の名花とされていたとのことです。
咲き始めは5月下旬、茎の下の方から上に向かって咲いていき7月下旬まで咲き続けます。
花言葉は「大きな志」、「気高く威厳に満ちた美」。
1、2枚目はPENTAX K7 + TAMRON 17-50mm F2.4 DIⅡ、3,4枚目はPENTAX K5+ TAMRON 90mm MACRO F2.8で撮影
泰山木はモクレン科モクレン属の常緑高木。北米原産。公園などに植えられているものには20mを超えるものが多くあり、大山木(たいさんぼく)とも。花は15cmほどの大きさで見栄えがします。開花時期は6月~7月上旬。
木が大きくならないと花が咲かないようです。そのため、これまで泰山木の花を見ることはあっても高い位置にあるため、雄しべや雌しべが写るような写真を撮ることが、なかなか出来ないでいました。
でも、新宿御苑には大木ながら低い位置に花が咲いている木があったので、上手く撮ることが出来ました。
普通は300mmの望遠レンズで、かなり近づいて撮ったとしても、やっとこの程度で成功ということが多いのですが・・・。
ゆふぐれの泰山木の白花はわれのなげきをおほふがごとし 斎藤茂吉
花言葉は「威厳」。
1枚目はPENTAX K5+ TAMRON 90mm MACRO F2.8、2枚目はPENTAX K7 + SIGMA 70-300mm F4-5.6 APO DGで撮影
美しい白の耀きをみせる庭七竈(にわななかまど)の花。バラ科ホザキナナカマド属の落葉低木です。
美しい紅葉と赤い実のなる七竈(ななかまど)とは異なり、紅葉したり、実がなったりしないようです。
しかし、花や葉は庭七竈と七竈とほとんど区別がつきません。
中国原産で、別名は珍至梅(ちんしばい)。開花時期は6月から8月。
バラ科の植物だけあって、花の大きさは0.5cmですが、一つ一つが華麗で繊細です。
つぼみの部分は、昔、子供達が「ままごと」をする時のご飯の代用になったとか。
1枚目はPENTAX K7 + TAMRON 17-50mm F2.4 DIⅡ、2枚目はPENTAX K5+ TAMRON 90mm MACRO F2.8で撮影
ご近所の玄関先に置いてあるアマリリスの花、この大きさは20cmを超えています。入り口の扉の上から、ちょっと撮らせてもらいました。その美しさは目を惹きます。アマリリスはヒガンバナ科ヒッペアストラム属の球根植物で、南アメリカ原産です。開花時期は5月から6月。
ヒッペアストラムという名前は「馬のように大きな星形をした花」という意味だそうです。花言葉は「誇り」、「内気」、「素晴らしく美しい」。
ところで、アマリリスというと「みんなで聞こう 楽しいオルゴールを ラリラリラリラ 調べはアマリリス」という曲を思い出します。
PENTAX K5 + TAMRON MACRO 90mm F2.4 で撮影 ブログランキングに参加しています。
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王子駅北口から音無川親水公園、北区役所方面に向かって、すぐのところにある卵焼きの「扇屋」(北区岸町1-1-7、TEL 3907-2567)。今は、小さな小屋で卵焼きを売っているだけですが、その歴史はとても古く、特筆に値します。
江戸時代中期に作られたという「料亭番付」では最上段左側に「王子 扇屋」として記されています。その右隣の「王子 海老屋」は葛飾北斎の絵に描かれています。
王子は明治・大正の頃までは音無川(現在の石神井川)が渓谷となっていて紅葉の名所として知られ、多くの見物客が訪れていました。また、徳川吉宗が対岸の飛鳥山公園を桜の名所にしました。まさに、王子は江戸・東京の庶民にとっての観光名所でした。扇屋は、こうした地理的条件を上手く生かしていたといえるでしょう。
せっかく来たからということで、扇屋名物の卵焼き半折(630円)を買い、「王子扇屋の沿革」という説明書を貰いました。
しかし、この沿革を読んでびっくり、なんと「料理屋の折詰は扇屋より始まれリ」と書いてあるではありませんか!!それを知っていれば一折(包装紙もついた1260円の折詰)を買って帰ったのですが、残念なことをしました。
また、落語「王子の狐」(初代三遊亭円右)では、扇屋が舞台になっていて、お土産に「卵焼き」を持ち帰ったことになっています。
(王子の狐 あらすじ)
ある男が王子の原で、狐が若い娘に化けるのを見た。誰を化かすのだろうと、周りを見回すと自分一人しかいない。化かされるくらいなら、こちらから化かしてやろうと算段し、「お玉ちゃん」と、声を掛けて料理屋”扇屋”に入る。二階の部屋に入り上座に座らせ、あぶらげでなく天ぷらを注文。男は刺身と酒を頼んで、差しつ差されつやっているとお玉ちゃんは安心して酔いつぶれ、床の間を枕に寝込んでしまう。見計らった男はお土産の卵焼きをもらって、ドロンしてしまった。
だいぶ寝込んだお玉ちゃんを起こしに行った女中が、お連れはもう帰ってしまったし、お勘定はあなた様からもらえと言われたと告げると、ビックリしたお玉ちゃん、尻尾を出してしまう。それを見た女中はもっと驚いて、階段を股が裂けるほどの勢いで飛び降りてご注進。みんなで上がって見ると狐が考え込んでいた。部屋の狐をとっちめてやろうと 棒きれを持って飛び込むと、狐は必死に逃げ回り追いつめられると、”狐の最後っぺ”を発射して這々の体で逃げ延びた。
そこに主人が帰って来た。この話を聞いて、「お稲荷さんのお使いに何と言うことをしたのだ。誰のおかげで、この店があるんだ。厄払いにお稲荷さんにお詫びに行くぞ」。
話変わって、化かした男は友達の家に扇屋の卵焼きをお土産に持って行く。事の次第を話すと、友人は「狐は執念深い。そんなたたりのある物は貰えない」と、脅かして帰す。家に帰ってきたが 、家族に異変が無く、たたりも何事もなかったので一安心。
翌日、謝りに狐と会った所に手土産を持って訪ねると、子狐が遊んでいた。子狐に事情を話し、お詫びの印だと土産を渡す。
さんざんいじめられて苦しんでいる母狐に、今人間がきて謝りながらこれを置いていったと渡す。「人間て執念深いんだね」と警戒しながら開けてみると、美味しそうなぼた餅が出てきた。子狐は盛んにほしがるが、母狐は「いけないよ。馬の糞かもしれない」。
お店にいた14代目の店主によれば、「何で料亭を無くしてしまったのか」とお客からよく叱られるとか。
かんじんの卵焼きですが、ほんのりと甘みがあり、さっぱりとしていて上品、美味しく食べられます。さすが、明治天皇も二度、食べられた料理といえると思います。
CANNON IXY 31S で撮影
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これまで通勤時に鞄の中に入れサブカメラとして使っていたコンパクトデジカメの調子が悪くなり、画面が黄色ぽくなったり、紫色ぽくなったりします。
保湿庫にしばらくおいておくと直るのですが、また症状が出たりします。
このような状態では、写真を撮りたい時に撮れないという事態も起きかねないので、新しく買うことにしました。
何にしようかと思っていた時に、カメラ店で「デジタルカメラ グランプリ 2011SUMMER」という小冊子を貰ったので、読んでみるとコンパクト<ハイクラス>では、「SONYのCYber-shot DSC-WX10」が金賞と載っていました。ムービーも優れた性能を発揮するようなので買うことにしました。震災の影響で在庫不足のため予約をし、全額を支払いました。
しかし、今度は価格コムのカメラのトップページに「2011春夏コンパクトデジタルカメラ比較特集」が載っていて「SONYのCYber-shot DSC-WX10」、「CanonのIXY31S」、「PanasonicのLUMIX DMC-FX77-P」の3機が、「静止画編」、「動画編」に分かれて実写入りで詳しくれボートされています。それを見ると、色の美しさ、リアルさで「CanonのIXY31S」が優れているのが一目瞭然です。急遽 「CYber-shot DSC-WX10」をキャンセルし、「CanonのIXY31S」を買うことに変更しました。また、IXY31Sはタッチパネル方式で操作は使いやすそうということもありました。
買ったのはキンキラキンの金色。本当はシルバーにしようと思ったのですが、在庫が無くて金色にしました。IXYのストラップは金色に合うのは赤。シルバーなら紺色だったのですが、だんだん派手な傾向になり、ケースも金色にしてしまったので、鞄から取り出すときに会社の同僚が「あれ、それなーに?」と言われるほどになってしまいました。でも、私は性格が地味なので、カメラの色くらい派手にした方が良いと思うことにしました。
ところで使用してみた感じは、「比較テスト」にあったように、空の色がとても素直に出るのが良い。肌色も良く出ます。あまり、言われないことですが、フラッシュがたかれた時も自然に近い色が出る気がします。夜の暗い画面も強い。
動画もハイビジョンなので的確に写り実用的です。ボタンをオートにしておき、パネルの赤い丸に触るとスタートというのも素晴らしい。画質もYutubeに動画を投稿するくらいなら十分行けそうです。手ぶれ補正も良く利きますし、音もステレオで分離(セパレーション)もなかなかです。一体どこにそんなマイクが入っているのだろうかと不思議に思いました。
なお、このブログには、これまでにIXY31Sで撮った写真は料理などを中心に載せています。
PENTAX K5 + SIGMA 30mm F1.4 DCで撮影
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小さな五弁の花の集合体の下野(しもつけ)の花。バラ科シモツケ属の落葉低木です。開花期は5月から7月。花径は0.4~0.6cm。小手毬(こでまり)がバラ科シモツケ属なので仲間だと言うことを知りました。よく見ると確かに「小手毬の花」(めいすいの写真日記 ・・・H23.5.7)に似ていて可愛らしい。
日本古来の花で、下野(しもつけ・・・栃木県)の国で初めて発見されたことからついた名前のようです。花言葉は「穏やかな愛」、「親を思う」。
PENTAX K5 + TAMRON MACRO 90mm F2.4 で撮影
赤塚植物園の一画に可愛らしげに咲いていた姫檜扇(ひめひおうぎ)の花。姫檜扇はアヤメ科アノマテカ属の耐寒性球根植物です。南アメリカ原産。花の大きさは3cmほどで、草丈は20~30cmです。6枚の花弁に3枚だけ文様があるのが変わっています。開花時期は5月から6月。平安時代、正装の時にもちいた檜扇(ヒノキでつくった扇)に似ているところから名前がつきました。花言葉は「歓喜」、「青春の喜び」
ピンクの花と白い花があります。白にもピンクと同じように赤い文様があるものもあるようです。
PENTAX K5 + TAMRON MACRO 90mm F2.4 で撮影