尼僧・中将姫がその昔、仏たちに導かれて生きたまま西方浄土へ向かう様子を再現した當麻寺の伝統行事である「練り供養(聖衆来迎練供養会式)」。
平安時代の恵心僧都源信が始めたとされ、當麻寺で厚く仏を信仰し、極楽に往生したという中将姫の伝説に基づいて行なわれています。
本堂の曼陀羅(まんだら)堂を西方浄土に、対面東側の娑婆(しゃば)堂を人間の俗世界に見立てて、両間を結ぶ長さ約110mもの長い来迎(らいごう)橋を練り歩きます。
眩い西日が差し込むころ、雅楽の響きとともに稚児、僧侶が歩み出す。
そして、信者らが扮した観音、勢至(せいし)などの二十五菩薩が登場し、娑婆堂まで練り渡る。
一行はそこで中将姫像を蓮台(れんだい)に乗せ、再びゆっくりと橋を引き返して西方浄土へと導きます。
きらびやかで厳かな情景を醸しだすお練の渡りに参拝客は両手を合わせて拝む光景も見られます。
(H19. 5.14 Kiss Digtal N撮影)
平安時代の恵心僧都源信が始めたとされ、當麻寺で厚く仏を信仰し、極楽に往生したという中将姫の伝説に基づいて行なわれています。
本堂の曼陀羅(まんだら)堂を西方浄土に、対面東側の娑婆(しゃば)堂を人間の俗世界に見立てて、両間を結ぶ長さ約110mもの長い来迎(らいごう)橋を練り歩きます。
眩い西日が差し込むころ、雅楽の響きとともに稚児、僧侶が歩み出す。
そして、信者らが扮した観音、勢至(せいし)などの二十五菩薩が登場し、娑婆堂まで練り渡る。
一行はそこで中将姫像を蓮台(れんだい)に乗せ、再びゆっくりと橋を引き返して西方浄土へと導きます。
きらびやかで厳かな情景を醸しだすお練の渡りに参拝客は両手を合わせて拝む光景も見られます。
(H19. 5.14 Kiss Digtal N撮影)