マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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卒業制作写真展

2010年04月22日 08時41分37秒 | しゃしん
知人のKさんからメールがとどいた。

一年間、写真修行を続けてきた集大成に写真展が開かれるという案内だ。

展示されるのは一人でない。

写真を学習してきた総勢20数名の方々がそれぞれもテーマをもって展示する。

案内状はポエムっぽい。

画一的な写真展ではなさそうだ。

テーマ、作品、レイアウトはそれぞれの思い思いで表出するらしい。

仕事を終えて駆け付けた。

入室した瞬間、これって何の展示と感じた。

Kさんの案内で一人一人の作品に視線を注ぐ。

Kさんのテーマは友人。

モデルになってもらった友人の表情や仕草を捉えている。

演出したときよりも自然な仕草が良かったのでそれをレイアウトしたという。

写真数枚を1ページに凝縮したと感じた。

組写真とはいえない別世界がそこにある。

他の方々の作品も拝見した。

テーマに思いを込めたそれぞれの個性が伝わってくる。

フォトアルバムにしている作品もある。

このまま売れるんじゃないのと思える作品もあった。

写真歴が一年だという作者たち。

色合い、風情、レイアウトデザインはとてもじゃないが私には創出できない。

卒業制作写真展だったが、これは終わりじゃなくて始まりだ。

作者たちが歩みだした序章である。

考えさせられる作品群に圧倒された夜だった。

(H22. 3.20 SB912SH撮影)