マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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東鳴川や中ノ川、柳生の行事

2010年04月16日 07時53分56秒 | 奈良市(東部)へ
先月の7日に柳生の宮司さんに東鳴川春日神社の宵宮行事で捧げられる御供の内容を教えてもらった。

10月19日の夜八時だ。

ゴボウ、ニンジン、ダイコン、コンブ、シイタケの五菜の生神饌を一括りにして供える。

それらは御供箱に入れられる。

他にコンニャク、ホウレンソウの箱もある。

稲は早稲、中稲、おくもを一老、二老が一人ずつ本殿に乗せる。

半紙にシトギ。それは大きなもの。

トーヤがすり鉢でコメを摺る。

かつては生きたコイも供えていた。

トコロの根はコンブに代わった。

藁にギンナン、カヤの実、タチバナ(コウジミカン)に生サバと吊しカキが並ぶらしい。

春日神社の下見に行った際、観音講が守っている不空羂索観音坐像があることを知った。



毎月の第一日曜日、応現寺に納められている坐像を御開帳しているそうだ。

中ノ川の三社神社の宵宮も教えていただいた。

10月16日の宵宮祭は夜七時。

燈芯で行灯に火を灯す。

供えた甘酒は漏斗のような形の容器で注がれる。

翌日17日は本宮祭。

10時から氏神座流と呼ばれている五人衆(年齢順)が祭祀する。

生きたコイは三匹。

軽いハコヤの木で作った箸。

ダイコン、ゴボウに葉付きショウガとヤマノイモ。

蒸したセキハン(赤飯)はモッソと呼ぶ。

18軒の家の数だけ作る。

それに笹の葉に乗せたノリゴメ。

洗いコメを水に浸す。

それをすり鉢で摺って作る。

海苔状であることからノリゴメの名称がついたものだと考えられる。

三社神社では2月7日にオコナイが行われる。

仏事行事が神社でされている。

その月の18日はネコヤナギの木でお寺の縁を叩く。

村神主を含めた五人衆によって行われているそうだ。

そのお寺はかつて神宮寺だったのだろう。

それがいつしか廃れて神社の行事に移ったものと思われる。

柳生の中宮寺では十九夜講が行われているそうだ。

それはともかく正月三が日は修正会。

2月1日は修二会と続く。

初夜の夜六時は散華にランジョウ。

2日の後夜は最後にウルシの木に祈祷された牛玉宝印を挿すのだが、お経はないという。

(H22. 3.19 SB912SH撮影)

大宇陀町東平尾の行事

2010年04月16日 07時52分10秒 | 楽しみにしておこうっと
氏神さんの秋祭り。トーヤからトーヤへ宮送りがなされる。

その際には長老が正調伊勢音頭を高らかに唄われるという。

それは郷愁に誘われる懐かしい響きだそうだ。

氏神さんはおそらく平尾神社であろう。

東平尾の新盆には屋根がある舘を作る。

それは縁側に設えて梯子が架けられるそうだ。

(H22. 2.23 情報提供)