マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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野遊び②in矢田丘陵・少年自然の家

2010年07月07日 08時00分51秒 | 自然観察会
前日から降り続いた雨は今朝も変わらない。

が、自然観察会は雨天でも実施します。

雨の日の体験が初めての人は「なんで」ということになるでしょう。

さすがに豪雨のときは中止しますが、ほどよい雨量であれば実施してきました。

少年自然の家のピロティに集まってきた保護者会は40人を越えた。

スタッフは11人。

体育館で始まりの挨拶。

田んぼは畦を塗って田植えを待っている。

大切な田んぼには絶対に入らないようにと注意事項を受けて出発しました。

カッパに長靴姿の観察会。

カラフルな傘をさして行きましょう。

今日の天候ではあまり遠くへは行きません。

自然の家の周辺を一周していきます。

ツボミオオバコとオオバコの違い。



ツボミオオバコは葉も茎もびっしりと毛が生えている。

毛むくじゃらなツボミオオバコは外来種です。



スイーツ香りが素敵なスイカズラに可愛い姿のヒメコバンソウは雨に打たれて滴がきれい。

カラスはもちろん、シジュウカラ、ウグイスが囀っている。

雨中の鳴き声に耳を傾ける。

ニホンアカガエル、ヌマガエル、トノサマガエルの三連打が現れると子どもたちはピョンピョンと飛び回るカエルにはしゃぎだした。

帰路では竹の先に留まっているホオジロが目に入った。

一筆啓上つかまつり候の囀りに聞こえたでしょうか。

雨天時の後半は体育館に集合。

ryu先生のカエル話が始まった。

カエルは口を空けて鳴いているでしょうか。

トトロに出てくるカエルさんは口を空けて鳴いている映像があるので確かめてみましょう。

では、足の本数は何本でしょうかとニセモノカエルを手に持って解説されます。

ビョーンと伸びるカエルさんなど各地の水族館で集められたぬいぐるみ。

いろんな格好があるのですが実態をといえば正確さが見られない。



あくまでもぬいぐるみのマペットなんです。

足の本数ですか。

前は4本で後ろが5本。

イモリも同じの両生類。

ではカエルはどこで呼吸しているのでしょう。

皮膚なんですな。

なんで水に沈めたら呼吸困難。

雨の日に丘にあがってくるのは苦しいからとか。

小学一年生には難しいお話でも視線は先生に向けて一直線です。

グッチ先生のお話のあとは工作へ。

丸い形の円盤を切り抜きましょう。

中心周りの2カ所穴を空けます。

外周辺りには数個の穴をパンチで空けましょう。

紐を通してグルグル回転。



そして紐を引っ張れば、なんと回転しました。

回転数はいくらか判りませんが風の音が聞こえてきます。

松風(しょうふう)独楽(コマ)と呼ばれている江戸時代のおもちゃで風切り音は松林を抜ける風の音に聞こえるからついた名称だそうです。

周りの穴の数を増やすと風切り音が高くなります。

空気抵抗が増えたからでしょうね。

ブンブン独楽とも呼ばれているようです。

今回は体験学習された数家族も参加された。

ウグイス笛がちゃんとできたら「ホーホケキョッ」。



体育館は感動に歓ぶ子供たちとともに床掃除をして解散しました。

(H22. 5.23 Kiss Digtal N撮影)