マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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まほろばでふれあい

2010年07月23日 07時36分14秒 | メモしとこっ!
始めて平城遷都会場にやってきた。

駐輪場に自転車を停めてまほろば交流館に向かった。

会場は三つの団体が準備に追われていた。

金魚すくいは市地域振興課。物

産販売はこちくやさん。

金魚の折り紙作りはボランティアガイドクラブだ。

前夜も準備されていたのだがスタートは20時。

しかも会場オープンは10時。

時間的な余裕はないが作業が再開された。

郡山の行事を紹介する写真展は市の担当者が行ってくれた。

パネルをピンで止めるわけだが、何をどういう位置で展示するかは私がセレクションした。

当初聞いていたパネル数よりもぐっと減って15枚。

1枚に2、3枚の写真と解説文を配置する。

カテゴリーを早急に決めて指示をしながら張っていく。

67行事のなかから厳選して39行事の写真を展示。

10時の開場を過ぎても間に合わなかったがなんとか格好がついた。

まほろばステージで繰り出すショーの音が響いてきた。

せんとくんもやってきて賑やかさが増幅した。



徐々に現れる観光客。

同一ブースには宇陀市松山と高取町。

三つの城がある奈良の代表市が集まった。

それぞれの地域の見所が紹介されている。

私は展示場で立ち続けて訪れる人を待った。

パラパラと立ち見入るお客さん。

見てくれるだけで嬉しいものだ。

郡山は懐かしいと言った生駒の男性。

昔に居住していた井戸野でも砂の道があったという。

貝吹きや観音講を見てもらったら住んでいたころの記憶が蘇ったと笑顔で答えられた。

親子連れで来られていた人は写真を指さした。

お聞きすれば母親だという。

地蔵盆でお世話になった自治会長さんの娘さんだったのだ。

もう一組の親子連れの人は別の写真を指さした。

地蔵盆で法要を営むお坊さんだ。

学校でお世話になっている人だという。

行事写真で繋がる地域のふれあいが会場に蘇った。

会場ではそれからも立ち寄る人が流れていく。

解説文をじっくり読んでいく人。

さァーっと一回りする人とさまざまだ。

ご夫婦が「フクマル」はうちにもあると話してくれた。

ひょっとしたら山添村の菅生ではといえばそうだった。

菅生ではいろんな行事があるのよと教えてくださった。

4月はオイナリサンのモチマキ、7月はアタゴサンのモチマキがあるという。

10月の秋祭りは子供の泣き相撲。

赤子を抱えて上に上げる。

泣いたら負けだという。

興味が尽きない菅生の行事。

初参会のオトナ講も判ったし、山の神しか取材できていなかっただけにありがたい情報に是非ともおじゃましたい。

しかもだ。

翌日の朝には瀧倉の二老さんまで出会った。

まほろば会場はふれあい以上の出合い場でもあった。

初日に置いた解説資料は40部配置して残りが3部。

翌日に12部を持っていった。

市担当も何部か置いてくれた(と思う)。

で、撤収のときは1部だった。

50部以上の持ち帰り。

どなたか判りませんがこの場をお借りして御礼申し上げます。

(H22. 6. 6 SB932SH撮影)