苣原町の惣社九頭神社では宮籠(こも)りが行われている。
昔のことだが、と前置きされた堂西脇の籠もりの人は語る。
村で火事があった。
それから始まったという宮籠りは災害にあわんように神さんにお頼み申す。
かつて籠りは夜中までしていた。
そのころは拝殿で座って会食をしていたそうだ。
風呂敷に包んだ家庭料理のお重は本殿前にお神酒とともに供えて祈る。
日が落ちる頃に集まってきた4人。
一の鳥居にある灯籠や参籠道の灯籠、末社にお灯明を点していく。
不慮の災害に見舞われたくないという願いをかけて氏神さんに祈る。
祈りが終われば供えた風呂敷を手に持って社務所にあがる。
包みを開ければそれぞれのお家のごっつぉ(ご馳走)が詰まっている。
澗したお神酒やビール、お茶などとともに飲食する。
話題は村の話で持ちきりになる。
この宮籠りは垣内ごとに行われている。
1月25日は東脇、5月21日は中山脇、6月4日が堂西脇である。
火事に見舞われたことがない北脇と谷脇では宮籠りが行われていないそうが判然としない。
なにがしかの言い伝えが宮籠りの形式として継承されてきたのではないだろうか。
※苣原町では各家でさなぶりの「ごっつぉ」をこしらえていた。
※山田町では野休みと称する日に春日大社へお参りをしているらしい。
(H22. 6. 4 EOS40D撮影)
昔のことだが、と前置きされた堂西脇の籠もりの人は語る。
村で火事があった。
それから始まったという宮籠りは災害にあわんように神さんにお頼み申す。
かつて籠りは夜中までしていた。
そのころは拝殿で座って会食をしていたそうだ。
風呂敷に包んだ家庭料理のお重は本殿前にお神酒とともに供えて祈る。
日が落ちる頃に集まってきた4人。
一の鳥居にある灯籠や参籠道の灯籠、末社にお灯明を点していく。
不慮の災害に見舞われたくないという願いをかけて氏神さんに祈る。
祈りが終われば供えた風呂敷を手に持って社務所にあがる。
包みを開ければそれぞれのお家のごっつぉ(ご馳走)が詰まっている。
澗したお神酒やビール、お茶などとともに飲食する。
話題は村の話で持ちきりになる。
この宮籠りは垣内ごとに行われている。
1月25日は東脇、5月21日は中山脇、6月4日が堂西脇である。
火事に見舞われたことがない北脇と谷脇では宮籠りが行われていないそうが判然としない。
なにがしかの言い伝えが宮籠りの形式として継承されてきたのではないだろうか。
※苣原町では各家でさなぶりの「ごっつぉ」をこしらえていた。
※山田町では野休みと称する日に春日大社へお参りをしているらしい。
(H22. 6. 4 EOS40D撮影)