マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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自然破壊した結果の矢田ホタル

2010年07月28日 07時21分49秒 | 自然観察会(番外編)
矢田にホタルが飛んでいると聞いてきたかーさんの話。

そりゃあ確かめてみなけりゃということ出かけてきた。

場所はといえば少年自然の家の傍を流れる川沿い。

南へ歩いていけば高専のグランドに繋がる川沿いの道。

20時前のことだった。

光がポツンと目に入った。

わりあいと大きく輝く光だった。

それからもポツ、ポツと点滅する光が見つかったが光は小さい。

乱舞景色にはほど遠いホタルの光の数。

水路や田んぼの茂み、樹上にも点滅している。

ほとんどがじーっとしている。

光源がない夜の散歩道。

単車で走ってきた少年たち。

車で移動していった男性。

ご夫婦やご婦人たちの4組が訪れていた。

光始めてからはホタルも飛んでいたが一斉に消えてしまう時間もあった。

それからも1時間ほど鑑賞していたかーさんは久しぶりに見るホタルの輝きに大喜びだった。

自然観察会の先生によれば本来はゲンジボタルの住処だった。

ところがだ。里山にホタル鑑賞をしようと放ってしまった団体が関係していたという。

それも買ってきたホタルを放たれた。

他所で育ったホタルはヘイケボタル。

ゲンジと他地域ヘイケの異種交配が進んでいる模様だという。

人に手による愚かな行為が自然の状態を変えていった。

戻ることなく自然が破壊されていく。

(H22. 6.12 EOS40D撮影)