マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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友田の行事

2010年07月13日 07時28分13秒 | 楽しみにしておこうっと
南之庄のKさんは多田来迎寺の関係者でもある。

たしか今日は南之庄と同じように友田の水分神社で毛掛籠りをしているはずだと聞いて訪問した。

神事はとうに終えて境内回りにある座にいた氏子たち。

友田と来迎寺の2大字になるのだが食事を済ませた来迎寺はいなかった。

水分神社には2大字の神さんが合祀されているので集まるのも2大字。

秋祭りでは南之庄、甲岡、来迎寺、友田、藺生、小山戸、相河、吐山、白石、針、針ヶ別所、小倉、上深川、下深川、萩、馬場、無山西、無山東、多田、染田、小原、深野、上笠間、下笠間、毛原、高塚の26大字からなる大所帯だ。

その多田来迎寺。

友田の氏子さんの話では9月17日にイシキ(会式)があるという。

後日に再び来迎寺にやってきた。二人のYさんの話では四角い盆に載せたズイキ、ジャガイモに挿した麩や半切りしたカボチャなどをずらりと壁一面に並べるらしい。

生御膳の形式に名はなくオソナエと称している。

イシキは善導忌会式と呼ばれているそうだ。

数年前に晋山式で住職が替わられたおりに14日になったそうだ。

前日から準備されるオソナエは昼過ぎにできあがるようだ。

そして、当日は友田、南之庄、小山戸に多田、白石、甲岡、吐山などの余所大字から役員が出席される。

オコナイは1月9日。

慈眼寺の和尚がやってきて数珠繰り法要が営まれる。

コンピラさんは4月10日に琴平神社で行われる。

重箱弁当を持参して神事のあとは餅まき。

今年はなぜかサクラを撮りにくる人が押し掛けたという。

稲の穂に紙を巻いた松苗は3月末ころに苗代の水口に挿す。

モミを二つ入れて藁縄で括るらしい。

2月26日の祈年祭であろうか。

それとも1月3日のオコナイであろうか。

尋ねてみたい。

(H22. 5.30 SB932SH撮影)