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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

入院10日目

2015年07月21日 14時38分54秒 | むびょうそくさい
朝6時までの尿量。

前日分として計測している。

このときは1710mlだ。

毎日増え続ける尿の排出量に安堵する。

そして、朝一番の計測。

体重は66.6kgで、血圧は98だ。

体温は平熱範囲内だった。

血圧は10時にも計測した。

そのときは96。

特に問題は見られないが、聴診器をあてた看護師曰く、右肺に異音があり、水が溜まっているという。

昼前に検査が入った。

胸部レントゲンである。

何回目のレントゲンになるのだろうか。



昼食を摂った2時間後は利尿を促進する点滴が打たれた。

血圧は95。

特に問題はないと思っていたら1時間後は103に上がっていた。

落ち着かない日を過ごす。

そうこうしているうちに晩食を迎える。



何もしないのに一日が早い。

(H27. 7.20 SB932SH撮影)

入院9日目

2015年07月20日 14時03分18秒 | むびょうそくさい
朝6時半起床。

前日の尿出し量は1510ml。

順調に増えていることに安心する。

朝の計測は体重、血圧、体温である。

体重は68kg。

血圧は103だった。

入院前までの体重は73kg。

昨年の夏に出かけた十津川で測った体重も同じく73kgだった。

それから5kgも減ったのだ。

この日より退院後も測るようになった体重。

体重増減量が心臓系の病と大いに関係することを知った入院である。

この日の朝食も無塩パン。

心臓病の食事は塩分を抑えていることを知ったのは後々だ。

パンはどうしても喉を通らないのでおかいさんに換えていただくようお願いした。

食後は3回目の検便。

ようやく終わって安堵する。



昼食を摂って数時間後の午後3時。

ハンプ注射点滴をしている右腕が腫れてきた。

痛みもある。

同じ右腕だが、挿す位置を移し替えて続行する。

1本はドプトレックス。

もう1本は利尿剤の投与である。

昼過ぎにも血圧計測がある。

値は99で落ち着いている。



その後もたいした変化もなく晩食を迎えた。

(H27. 7.19 SB932SH撮影)

入院8日目

2015年07月19日 13時45分30秒 | むびょうそくさい
前夜の就寝時は不整脈が発生しなかったが、夜10時から朝4時までの時間帯は室内温度が高かったのか、寝汗でびっしょりになった。

点滴利尿剤はしていないが、尿だしは順調だった。

前々日よりも増えて1390mlにもなった。

増えたことに嬉しさを感じる尿の量である。

前日はおかいさんだったが、この日の朝食はパンになっていた。

頼みもしなかったやや大きめのパンは2個。

無塩パンとある。

間違って配膳されたと思うが、ものは試しにと思っていただく。

2個は多すぎる。

1個でやめた。



食後は2回目の検便。

心電図計測器を携帯用に換えてもらってトイレでする大便。

移動式よりもこのほうが落ち着いてできる。

Y病院には事情部がある。

患者に対して心身面を介護するとパンフ資料に書いてあった。

その事情部の男性が室内に入ってきた。

病いに対してお願いしてもいいですか、と入室してきたのだ。

いきなり顔を近づけてきた男性。

正直云って、看護師でもない、知らない人が顔を近づけたら恐怖を感じる。

怖いから離れてくださいと伝え、その男性がしたかったことを断った。

「どうぞお大事に・・」というので「それだけで十分」と伝えたら喜んでいた。

昼食をいただいて1時間後。

介護福祉士さんが洗髪してくれる。

ありがたいことだ。

移送前の病院で洗ってもらってから5日目。

髪の毛は脂でコテコテになっていた。

洗髪を終えて綺麗さっぱり。

気持ちが爽やかになる。

それから1時間後。

大部屋が空いたことから部屋を移動することになった。

大部屋は4人室。

しかも窓がない区割りになった。



テレビは有料テレビ。

視聴するには千円のテレビカードが要る。

かーさんに買ってきてもらって視聴するが、音声はイヤフォンを通してだ。

しばらくして点滴利尿剤を注射された。

30分ほど経てばやたらといきたくなるもよおしが続く。

大部屋で始めていただく晩食。



できる限り他の患者さんにご迷惑をかけないようにしていきたいものだと思った。

大部屋は暑い。

暑いといっても室温は25度半に設定されている。

移送前の病院の大部屋は室温が27度だった。

同部屋にいる患者さんの希望でそうしていたらしい。

「暑いです」と看護師さんに伝えたら26度にしてくれた。

適温は25度から26度ぐらいであろうと思うが、ベッドの枕が暑く感じる。

介護福祉士さんが尋ねた。

「氷枕は要りますか」、である。

もちろん「お願いします」、である。

頭がすっきりしてこの日の夜は安眠できたが、咳の痰切れが悪い。

痰も水出し。

多ければ多いほど身体に良いのである。

ちなみに病名がはっきりした。

「うっ血性心不全・僧帽弁閉鎖不全症」である。

(H27. 7.18 SB932SH撮影)

入院7日目

2015年07月18日 13時05分12秒 | むびょうそくさい
夜中の0時ころだ。

心電図計測器がピコピコと鳴りだした。

不整脈が発生したことを伝える異常事態。

ナースステーションでその状況を知った看護師さんは病室内に飛んできた。

その後の1時間。

再び鳴りだした不整脈発生警報。

点滴利尿剤の効き目もあって朝方にもよおす小便。

量は300ml、100ml・・・。

今朝まで一日分の尿は1100mlだった。

量が多ければ多いほど肺から水分を吐きだした結果に笑みがこぼれる。

血圧は101で安定していた。

ハンプ点滴は血圧を下げることからドプトレックス1本に絞られた。

8時に朝食。

その前には簡易トイレで1回目の検便を済ましておく。

排出時は真っ赤な血が出ていた。

持病の痔による出血である。

そのことは看護師に伝えておく。



朝食が済めば検査だ。

この日の検査は胸部レントゲンに心電図(血管の硬さを測る心電図含む)だ。

昼食後も検査があった。

頭部、胸部のCT検査だ。

仰向けにしての検査は胸が圧迫されて息苦しくなって辛い。

部屋へ戻って外を見る。



天理の山々が見える。

おそらく竜王山では・・・と思った。



晩食を済ませてテレビを見る。

特別VIPルームのテレビは千円で購入するテレビカードは要らない。

画面も大きいようだ。

(H27. 7.17 SB932SH撮影)

入院6日目の転院

2015年07月17日 12時10分35秒 | むびょうそくさい
T病院の朝食を済ませて直ちに出発する移送。

T病院の救急車にストレッチャーごと積み込まれた。

点滴や酸素吸入器具は付けたままだ。

仰向けに寝れば救急車の天井が見える。

看護師さんとかーさんが同乗して出発した。

病院を出発して南下する。

大和郡山市の池之内町で曲がり東進する。

杉町からは南下し、筒井で左折れ。

国道25号線を東進し横田町信号を素通りして櫟枝集落を抜ける。

県道51号線を南下して天理市の指柳交差点を曲がる。

北大路を素通りして三島町にある天理市のY病院に着いた。

ほぼ一時間余りの9時半着だった。

直接、窓から景色を眺めることはできないが、通り過ぎる建物等で行程がわかる。

ストレッチャーごと運ばれた入院室は特上の部屋だった。

個室よりもグレードが高いと思われる病室は特別室。

まるでVIPルームのようだ。



見晴らし、眺望良しの特別室にはソファや鏡台、ロータンス、書架もある。

トイレ、洗面所も室内にある。

ぐるっと回ればもう一つの部屋もあると云った付き添いのかーさん。

点滴、酸素吸入器などは天理市のY病院に器具に切り替えられて持ち込んだ器具は看護師さんが持ち帰った。

こうして移送・転院は無事に終えた。

治療は移送前の病院と同じ。



検尿、血液検査、利尿剤・心臓パワーアップ点滴だ。

転院先の病院で始めていただく病院食。



まだおかいさん希望が伝えられていなかったのでご飯だ。

おかずの味はどことなく移送前病院と違う。

割合と濃い目であるように感じた。

その後も検査は続く。

検尿、血圧、検便などなど。

シリングポンプ点滴は2種類ある。

ハンプとドプトレックスだ。

循環器不全における心収縮力増強するドプトレックスは効き目が強いらしい。

他にも心エコー、心電図、胸部レントゲンと続けさまの検査が行われた。

介護福祉士が押す車いすに乗って外来病棟に移動する。

入院棟から外来棟までの行き来は、関係者以外が通れない渡り廊下が使われる。

日程は後日になるが、経食道心エコー検査や心臓カテーテル検査もあると話す。

経食道心エコー検査は心臓の裏側、食道間より心臓を鮮明にとらえて観察する検査。

胃カメラのような管を口から入れて内部を検査する。

30分ぐらいの検査らしい。

もう一つは心臓カテーテル検査。

心臓内の電気の伝わり方を検出し、不整脈の原因をさぐる検査だそうだ。



ご飯からおかいさんになった夕食をいただく時間にも追加の点滴があった。

それ以外に自動的に血圧を測定する器具も身体に付けられた。

就寝前の夜9時。

血圧の上昇傾向はみられず外された。

緩いほうのシリングハンプ剤も中断された。

(H27. 7.16 SB932SH撮影)

入院5日目

2015年07月16日 17時15分38秒 | むびょうそくさい
朝9時、酸素呼吸レベルは「3」に引き上げられた。

苦しさは和らぐ。



この日の検査は胸部レントゲン。

昼食後に行われた。

この日は洗髪。

介護福祉士さんが洗ってくれた。

毎日、病院に出かけるかーさん。

なにかと動かなければならないことが多々ある。

ありがたいことである。

この日は高額療養費申請手続をして市役所で適用認定書を発行してもらったという。

T病院にはすぐさま提出したそうだ。

高額医療費の限度額は所得収入に応じて限度額がかわる。

所得収入が210万円以下であれば自己負担の限度額が57600円になるという。

一回の入院日数は人それぞれ。

病院の〆にもよるが一回当たりの実支払いは57600円である。

ただ入院食や差額ベッドは限度額の対象ではない。

請求通りの額を支払わなければならない。

午後3時過ぎ、胸部レントゲン結果を判断して本日、若しくは翌日にT病院の救急車で天理市のY病院まで移送すると伝えられた。

それから数時間後、移送日は明日16日の朝10時に決定したという。



この日も尿出し、血圧降下剤の点滴が続く。

隣家のご主人が見舞ってくださった。

車が何日もないことから気になってかーさんに尋ねた。

入院を知ったご主人はなんでも手伝うので安心してくださいと云われる。

ありがたいことである。

駐車しぱなっしの車が気がかりだった。

ご主人は毎日の散歩を欠かせない。

歩いて当病院までやってきた。

この日は乗って我が家の駐車場に入れておくという。

隣人の言葉に甘える私はよろしくお願いします、だ。

車のキーはかーさんが持ってきた。

そのキーをご主人に渡してかーさんとともに帰路についた。

明日は天理市の病院に移る。

これで心置きなく移ることができる。

ありがたや、ありがたやである。



今夜の晩飯は美味いだろうに。

ところで、やむを得ず入院病棟に持ち込んだ携帯電話がある。

スマホではない。

旧体のガラケーだ。

音が鳴って同病室に居られる患者に迷惑をかける。

当然ながらマナーモード設定にする。

送受信は基本的にメール。

鳴った電話は仕方なく声を落として事態を伝えて切る。

そうしていた。

病室は4人部屋。

病室は数回代わったが、必ずといっていいほど電話のベル音を鳴らす患者がいる。

全員でなく四人部屋に一人の割合だ。

マナーモードの設定方法を知らないのかな。

それよりも長々と喋る患者にはまいる。

(H27. 7.15 SB932SH撮影)

入院4日目

2015年07月15日 16時58分30秒 | むびょうそくさい
心臓に繋がる血管は正常か、それとも否か。

CT検査した状況から判断された医師。

しばらくは治療をして観察する。

その状況によってどうするかじっくり考えるという医師の声。

治療は長くなりそうだと思った。

この日は点滴薬剤を増やされた。

利尿を促進して肺に溜まった水を大量に排出する。

が、である。

僧帽弁逆流状態に変わりはなく、溜まりはあいも変わらずで、溜まり続ける。

追っかけっこである。

胸部レントゲン以下、今後の処置について話す医師。

心臓にはさまざまな血管がある。

それらの具合を確かめる造影検査がある。

16日にするらしい。

また、胃カメラのような器具を口から入れ込んで心臓の裏側をリアルに映像化するとも。

その場合は麻酔もかけるようだ。

口から異物の胃カメラを入れ込むには部分麻酔を要する。

何度もするのは辛いと思われるので、転院先の天理市内の病院でするようコンタクトをとっているという。

その16日には転院を決定するそうだ。

医師は続けて話す。

天理市の病院でも同じように利尿剤や心臓を強くする処置をする。

数日後には手術を決定する。

手術の時間は実質8時間。

その間はずっと麻酔をかけ続ける。

手術のために心臓は停める。

仮の人工心臓に切り替えて手術をする。

手術の要点は「健索」の縫合である。

そして人工心臓から本心臓に戻す。

手術後は数週間のリハビリを要する。

できる限り早めに回復できるようなリハビリになる。

心臓手術は私にとっては初の体験。

治るのは良いが、徐々に心が動揺してきた。

今夜は眠れないだろう。

この日の朝食、昼食、晩食は以下の通りだ。







この夜は息苦しくて眠れない。

手術のことも聞いたので余計である。

ちなみに咳や痰が出るのは逆流した血液が肺に溜まって水となる。

酸素呼吸レベルは「1」に設定された。

ベッドに横たわるが息は絶え絶えだった。

レベルは「3」にお願いしたのは朝になってからだ。

(H27. 7.14 SB932SH撮影)

入院3日目

2015年07月14日 16時28分40秒 | むびょうそくさい
咳をすれば痰が出る。

テイッシュペーパーで採取して色を見た。

白い色だ。

まるで水そのもの。

胸は苦しいが痰が排出されれば解放されるような感じを受ける。

医師の診断によれば心臓が膨らむときの弱さがみられる。

酒量が多い場合はそうなるが、毎夜に飲む酒は500mlの発泡酒が1本にサイダー割りのチューハイが2杯だ。

それだけの量で心臓に負担はかけない。

弱さがみられる原因は不明だ。

朝8時半にCT検査。

それより早くに朝食をいただく。

この日は心臓を強くするハンプや栄養剤の点滴は中止となった。

昨晩から装着した携帯型心電図測定器はそのままだ。

点滴類が減ったのでトイレ室にでかけることができる。

ただし、酸素は鼻チューブで供給する。

ベッドに居るときは室内装備より、移動するときは搬送できる黒い酸素ボンベになる。

トイレに行く場合はこの酸素ボンベに切り替えてもらった。

この日の午前は、午後は洗髪もしてくれた。

ありがたいことだと思う。

で、検査の結果である。

心臓専門医師の診断によれば、吸うて戻るときの心臓の弁がぴったりしないらしい。

弁は逆止弁であるが、ぴったり戻らないから血液が逆流する。

「健索(けん)」と呼ばれるヒモの何本かが切れているのか、健索の部位が弱くなっているか・・・・。

夕方に心エコーをする。

直ちに処置を要する状況ではないが、弁の手術で回避できるという。

状況を知らされてから数時間後の午後4時。

胸部レントゲン、心エコー検査があった。

心エコーは心臓側を下にする横向け状態。

圧迫感があって息はしにくい。

吸う力が出ない苦しい状態で15分ほど検査される。

検査された循環器医師が診断した。

心臓にヒラヒラがある。

逆流しているから心臓は力いっぱい頑張る。

頑張るから弱っていく心臓。

心臓を強くするにはネオフィリン・ハンプ注射点滴をする。

入院初日からそう処置をしてきた。

続けて心臓専門医師が伝える。

手術を希望する場合は天理市の病院にコンタクトをとる。

それまではハンプ注射点滴をする。

安定ではないが、心臓に体力が戻るまで手術をすることはできない。

体力が見込まれた段階で天理市にある病院に移送するというのだ。

薬剤治療ではいずれ心臓が崩壊する。

「健索」は物理的なもの。

手術で処置できるなら治したほうが良いに決まっている。

お願いしたのはいうまでもない。

病名は「僧帽弁逸脱による弁膜異常」である。

肺に水がまだまだ溜まっているので利尿剤の点滴は欠かせない。

継続措置である。

天理市の病院で手術となれば長期間になること間違いない。

勤務先の院長にその旨連絡した。

この日の昼食、夜食は以下の通りだ。





(H27. 7.13 SB932SH撮影)

入院2日目

2015年07月13日 16時05分13秒 | むびょうそくさい
朝一番に計測した血圧上限は94。

普段よりは少ないが、呼吸は落ち着いていた。

小便は利尿剤が利いているのでよく出る。

肺に溜まった水が体内から排出されている結果である。



朝食は8時、昼食は12時。

晩食は午後6時の決まった時間に配膳される。



本来なら朝食はパンであるが、おかいさんに換えてもらった。

少しだが味覚を感じるようになった。

就寝時には電灯を消す。

左手の指にはサックが付いている。



酸素量を24時間計測する指サックが、心電図・脈拍数を測る計器の灯りとともに異様な状況を照らし、ベッドの場に灯りが怪しく浮かんでいた。

ちなみにこの日のトイレは移動式簡易トイレである。

懐かしいトイレは内痔核摘出手術・治療のために入院していた平成21年の病院状況を思いだす。

馴染まない簡易トイレであるが、この身体では利用せざるを得ない。

(H27. 7.12 SB932SH撮影)

呼吸困難の診断結果は緊急入院

2015年07月12日 15時41分07秒 | むびょうそくさい
朝、目を覚ましても、起きても呼吸困難だった。

喘息とはどうも違うように思える。

朝食を食べるのもしんどかった。

自宅より車で出かけたT病院。

駐車場に車を停めて受付に向かう。

苦しいから歩くのもしんどい。

受付を済ませて診療を待つ。

何人かが呼ばれて診察室に入る。

順番待ちだ。

この間も苦しい呼吸困難。

息を吸う力がない。

力がないというよりも、少ししか吸えないのだ。

ようやく名前を呼び出されて内診室に入る。

医師は循環器内科。

胸に聴診器を当てる。

「雑音」が聞こえるという医師の声は続けて「何故、救急車を呼ばなかったのだ」と云った。

心筋梗塞ではないが、心臓弁膜症にも陥っていない。

胸が苦しい状態にレントゲンを撮るという。

検査室まで歩いていかすわけにはいかないと云って車いすに乗せられた。

レントゲンは胸部撮影。

その結果を見た医師は「うっけつ性心不全」だと告げた。

心臓から逆流した血液が肺に流れて水が溜まっている。

それが呼吸困難の原因。

直ちに治療をしなければならない緊急入院になった。

治療は肺に溜まった水抜き。

14時から始まった点滴に利尿剤とハンプ注射点滴。



利尿剤は溜まった水を尿として排水するもの。

ハンプ注射点滴は弱っている心臓を強くする。

30分おきにもよおす小便。

夕方6時までで10回もあった。

それ以降は6回だ。

若干であるが午後9時ともなれば深呼吸ができるようになった。

ちなみに入院直後の昼の病院食はこれだ。



時間は午後1時半。

ご飯は喉も通らない。

おかいさんならと思ってお願いしていた。

おかずの味を感じる気持ちの余裕はない。

夜食は午後6時半だった。



入院診療計画書によれば一週間程度である。

仕事場にはすぐに復帰できると思っていた。

来週いっぱいは相方のドライバーさんにお願いして、事務所には入院状況をメールで伝えておいた。

ちなみに正式な病名はうっ血性心不全。

慢性心不全の急性憎悪だ。

入院診療計画書にはもう一つ書いてあった。

肺気腫症である。

症状は安静臥床時にも見られる呼吸困難に、仰臥位にて低酸素憎悪の起坐呼吸だ。

治療計画は低酸素状態が改善するまで心不全・利尿治療および酸素吸入。

もう一つの治療は飲水制限・強心利尿剤・ハンプの持続補液。

検査は緊急採血、胸部レントゲン撮影、心臓エコーなどだった。

さて気がかりなのが、時間制パーキングに停めた車である。

駐車料金も気になるが、停めた車で一台分が停められなくなる。

他の利用者に迷惑をかけることになる。

が、家人は免許を持っていない。

我が家の運転手は私一人。

どうすることもアイ・キャン・ノットだ。

で、病院に問合せをした。

結果は、といえば出庫できるまで停めていても構わないという。

しかも料金は入院している期間内であれば無料にするという。

ありがたいことである。

(H27. 7.11 SB932SH撮影)