マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

お手軽な手作り蕗味噌

2022年01月11日 10時39分39秒 | カンタンオリジナル
大量に出来上がった蕗のつくだ煮

初夏の香りちゅうか、独特の苦みを感じる蕗のつくだ煮。

かーさんも美味いと云って食べたが、数日来の食卓に上るつくだ煮は私の席だけ。

毎夜に食べるつくだ煮の味はさすがに根負け。

飽いてくるのはすぐだと思っていた、その通りになった。

出来上がったつくだ煮は味替え。

頭の中に浮かぶ作り方は信頼おけない素人判断。

予想もつかないヘンテコ味にしてしまう可能性は大、大・・。

参考にするネットは蕗の茎どころか、フキノトウばかりが出てくる。

私が求める蕗味噌は、葉っぱが主であるが、いくら探しても出てこぬ。

探して、探してやっと見つかったお料理ブログはスガさんの「週末の作り置きレシピ」。

レパートリーは数多く、その幅も広い。

数冊のレシピ本が著書にある。

見つかった蕗の葉で作る蕗味噌。

題して「ほろ苦いのに柔らかな ふきの葉味噌」に、なーるほど、である。

初の取り組みにそんなにたくさんの量は無用。

小鉢にちょっとくらいで十分。

詰め詰めに蕗のつくだ煮を詰め込んだむちゃ大きな、それこそ中鍋くらいのタッパー保存容器から小鉢の分量だけを取り出す。

その量は、たったの1/20くらい。

まったく減ってもいないタッパー保存容器のつくだ煮に、あぁー、としかため息がでない。

それはともかく、今回の量が決まれば、その量に合わせて普段から使っている合わせ味噌を取り出す。

味噌の量と同じくらいの味醂も揃えたら、味付けに砂糖を、その量の半分。

参照するブログでは、醤油は砂糖の半分の量と書いてあったが、出来上がってから舌で感じる調合のときに、合わせることにした。

ガスコンロにかけたフライパン。

ごま油をとろとろ落として油の海に。

底にたっぷり溜まるくらいの量を確かめて火を点ける。

合わせ味噌に味醂を調合、砂糖を溶かして味見したオリジナル調味料。

箸で摘まんだちょっとをフライパンに落としたらパチパチ跳ねる。

丁度、良か状態の油温度になったところにすべてを落としてかき混ぜる。

かき混ぜは先の尖がっていない昔からある割りばし。

先の柔らかい箸でかき混ぜる。

ぐるぐる、ぐるぐる・・・何度もかき混ぜて汁気を飛ばす。

弱火でも十分に泡だつ調味料。

柔らかい状態だった調味料がやや硬くなる。

硬いといってもカチコチじゃない。

練って、練って、適度な状態になったところに保存していた蕗のつくだ煮を投入する。

ざぁっとかき混ぜて10秒。

火を止めて冷ましつつかき混ぜて出来上がった蕗味噌をちょいと味見。



味噌が勝っているような味であるが、蕗の味も十分に感じる丁度いい感じ。

白胡麻をちょちょいと振ってもなお美味しい。

味見をしたかーさんも美味しいという。

これで決まった。

味見ついでに確かめた七味唐辛子もまた良し。

ご飯のお供にピッタシの味になった。

今夜は酒でも味わってみるか。

手作りの蕗味噌は思う存分ではないが、味わって食べた



おかずが多い場合は食べ損ねる。

いつしか冷蔵庫にねむる羽目に・・。

探してみた1カ月後。

なんと大量に作った蕗のつくだ煮はタッパウエアごと消えた。

なんでもいっぱいになったからとゆうて廃棄処分。

おぉォー、なんてこったい。

涙が零れるほどに悲しい事実を知る。

蕗味噌もつくだ煮も冷蔵庫に入れておいたら保存食。

田舎のばぁちゃん、みなそうしている。

タッパウエアに残しておいたつくだ煮。

味噌の味替えに試してみたいいろんな味噌。

赤味噌、辛味噌で仕上げたかった蕗味噌。

1年後の同時季に、また伺いたい。

(R2. 5. 8 SB805SH撮影)

天理中山田・K家のもらいもの筍に初つくりの蕗の佃煮

2022年01月10日 16時44分57秒 | もらいもの・おくりもの
フキダワラ御供があるさなぶりの取材をさせてもらったK家。

ありがとうのお礼を伝えて帰ろうとしたときに、持って帰ってくださいと手渡されたとれとれの地産野菜が2品。

川向うにある竹林整備。

その際に掘り起こした旬の筍。

もう一つはお家に自生する蕗。

とにかくいっぱいの量をいただき、下処理作業が・・。



筍をザクザク切って皮むき。

筍の茎から根っこ部分の包丁入れに難儀していたかーさんが交替要求。

数か月前から発症した右肩の肩痛。

重さのある買い物にも、イタタタタタタ・・。

だから無理しやんと、替わるがな、と言っても根性で対応していたが、さすがに巨大な筍には手こずった。

大量に発生する筍の皮。

廃棄処理と炊事場洗いを交替する。

これどうやって作るん、といわれても詳しい作り方は聞いてこなかった。

家庭で料理する蕗はつくだ煮しか思い浮かばない。

味付けは醤油とみりんとしか聞いていない。

いや、それだけじゃなくて量である、と・・。

下ごしらえもどうするのか聞いていない。

お家によっては、茎、それとも葉。



つくだ煮に使用する部分も違う。

家に戻ってネットで調べると答えたもらいもの連絡であった。

蕗のつくだ煮を食べた記憶では茎だった。

葉っぱの記憶はまったくないが、お家それぞれ。

民宿料理で食べた記憶の味は、醤油ベース。

甘さもあったが、醤油っぽくもない。

とにかく酒の肴になるくらいに味は濃かった。

で、始めた蕗の下ごしらえ。



まずは葉っぱと茎の分離。

数枚重ねて葉と茎の境目に包丁入れ。

用意していた器。

それこそ大量になるだろうと例年に出かける十津川遊びに重宝している大鍋に葉っぱを。

茎はとりあえず取り分け。

蕗は大きく育ったものからまだ子どものような大きさまで。

ほとんどが若い柔らか葉に柔らか茎の蕗。



大きいのと比べた葉は当然であるが、茎もまた太い。

どれこれもとにかく葉と茎の分離作業に腰痛。

小休止をときおりとりながらの分離作業に時間がかかる。

分離した蕗の大葉の積み重ね。

その都度に追い足しする水道水。

積み増しする度にヒタヒタ状態にしておく。

それにしてもだ。

結構な量を分離したのだが、一向に替わり映えしない貰った蕗の量。

大きな袋にまだまだあるある。

さて、いったいいくらの蕗の量だったのか。

数えやすいように切っていたほぼ根っこ部分の切れ端。



数えたら85本もある。

そりゃ多いはずだ。

料理屋さんなら作り置きしておくからいいようなもの、我が家で消費できる量ではないな。

水に浸けて、ある程度はあく抜き。

茎は4~5cm程度の長さに。

葉っぱは大きなものなら3枚切り。

中葉以下なら2枚切りにしてさらに水浸し。

太い茎は筋とり。

20個ほどを筋とりしたが、手は黒くない。

アクは思った以上に少ないとみた中山田の蕗。

包丁を入れる度に香る初夏の匂い。

蕗の匂いで感じる初夏の時季になってはいるが、世間は5月末まで延長された異常事態宣言。

花を愛で、匂いで季節を感じていた。

次の行程は調理。

かーさんの出番である。

蕗の葉は、葉の長さに合わせて中太の幅で切る。



塩茹でしてアク抜きをするらしい。

1時間ほど経ったころか。

味見をして、という。どうも薄味の蕗のつくだ煮。

ネットにあった動画では一升瓶からとくとく注ぐ醤油。

その量多しである。

その量と同量の昆布だし。

4、4とすれば酒、味醂が2、砂糖は1の量。

そうはいっても深底のフライパンで煮る蕗のつくだ煮。

相当、少ないと味見判定した。

ちょろちょろ足す醤油に、思わず、もっと入れな・・・あかん、と思うが、熱いうちの味見は難しい。

冷めたらもっとわかりやすくなるだろう。

そして、今夜の食卓に並んだ筍と蕗料理。



筍はいつもと同じ和布煮。

いわゆる若竹煮であるが、これがいちばん美味いんだな。

中庭に山椒はあるが、木の芽はのせない。

うちは私もかーさんも苦手の木の芽。

もちろん山椒も、である。

鰻のまむし料理に必ずといっていいほど添えられる山椒はどうも苦手。

筍煮にも我が家には登場しない。

さて、蕗のつくだ煮の味である。

冷ましたつくだ煮は、とても美味しいというかーさん。

白胡麻をパラパラ振った蕗のつくだ煮が口に合った。

思っていた以上のデキ具合に手を叩くことはなかったが・・。

たしかに味付けが濃くなった。

それでも艶々の黒光りでもないつくだ煮。

一般的にいうキャラブキでもない味であるが、初夏の香りを味わっていた。

翌日は、入院中のおふくろに食べてもらいたいと昼に炊いた筍ご飯。

これがむちゃ美味い。

ご飯に筍の味がたっぷり沁み込んでいて美味いのだ。

なぜにこんなに美味いのか。

どうやら、今回は忘れずに入れた油揚げが味を増してくれたようだが、映像は撮っていない。

それにしても大量にできあがった蕗のつくだ煮。

できることなら味替えしたい。

つくだ煮の蕗を味替えに蕗味噌

これならもっと味が濃くなって酒の肴に、またご飯のお供に・・・期待してみよう

(R2. 5. 4、5 SB805SH撮影)

完全賞味期限切れの残り物ヒガシマル醤油柚子おろしぶっかけうどんを食す

2022年01月09日 09時22分16秒 | カンタンオリジナル
お昼は冷凍うどんに、しとくっていうからヒガシマル醤油の柚子おろしぶっかけにした。

買った時期はまったく覚えてない柚子おろしぶっかけ。

パッケージにあった賞味期限は、なんと1年以上も過ぎていた平成31年の3月27日だった。

まぁ、いいや。

どっちにしてもポーション仕立ての液体タレ。

蓋をあけてみておかしな匂いを感じたら最近の買い置きしているポーションに換えたらいいやん

冷水に浸してぬめりをとった冷凍うどんは丼椀から中皿に切り替え。

液体スープをたらたら垂らした。

底にとごったスープは、もったいないから箸で寄せて少しでも足しにする。

これでもか、これでもかと割りばしで集めたタレ。

舐めてみたら美味しいやん。

実は、これ3個入り。

2個食べて、旨味ないと評価していた柚子おろしぶっかけは、引き出しにずっと収まったまま。

引き出しを開ける度に、これっていつ食べるんや、と心の中で呟いていた残り物。

タレがうどん麺に混ざるようにまんべんなく。

そこに寄せたトッピングは三つ。

常用の天かすにもみ海苔。

もう一つは、スーパーハッスル5で買ってきた今夜のおかずと思っていたタラの芽の天ぷら。

ぎょうさん入ったパック入りで157円。

お買い得のタラの芽の天ぷらは、かーさんも入れていたがぶっかけでなく、熱々に炊いたうどんである。



生卵を落としてパラパラ落とした天かすに刻みネギ。

どっちもシンプル作りのひる飯。



ぶっかけの味は、抜群だった。

柚子の香りはそれほどないが、出汁が美味い。

濃いめの味に絡まったうどんがするする入る。

その味に天かすもタラの芽の天ぷらも馴染む。

意外といけるやんと思ったのが正直なところ。

もみ海苔も効果あり。

じゃぁ、何故に残してしまっていたのか・・・記憶にない。

(R2. 5. 4 SB805SH撮影)

S&B粗切りトウガラシ入れぶっかけうどん

2022年01月08日 08時03分59秒 | カンタンオリジナル
5月に入ったとたん、一気に暑くなった。

初夏そのものの気温は、まさに真夏日の到来に、今まで着ていた上着は脱ぎ捨てる。

暑くなったお昼はぶっかけうどんにしよう、と声がかかる。

乾麺うどんに銘柄は選ばない。

艶にコシがあればいい。

艶があればつるつる食べられる。

コシがあれば、食べごたえある。

適当にあった乾麺うどんを茹でたら、あとはトッピング。

とろろに天かす、ネギ、もみ海苔。

大事なのは生生姜。

できるなら香りが強い擦り生姜がいいが、簡単調理を目指しているからチューブ入り製品で十分。

ぶっかけの出汁は創味のつゆ。

白だしよりも味が濃いほうが美味い。

これまでだったら、これで十分。

それ以上のトッピングは何も加えないが、ふと思い出した。

ほぼ1カ月前に食べたS&B粗切りトウガラシ練り込みカレーうどん。

いつも食べているカレーうどんに練り込んだS&B粗切りトウガラシのインパクトは忘れない。

では、ぶっかけうどんならどんな味。

確かめたくてチューブから押し出した。

ぶっかけうどんに似つかない真っ赤な色のS&B粗切りトウガラシである。



まずは混ぜ込ぜ。

入れたトウガラシを崩さないように、脇にあるぶっかけうどんを混ぜこぜ。

今までとおりの味に、昨夏が蘇る。

すうっと息を吸い込んで混ぜこぜしたぶっかけうどんが見る間に染まっていく。

チューブ入りのS&B粗切りトウガラシはなかなか広がらない。



箸の先でちょいちょいと潰しながら混ぜこぜした一口目。

ヒーハーである。

刺激的に味わえるトウガラシ入れぶっかけうどん。

箸はとうぜんながら止まらない。

汗は出なかったが、美味さが満開。

これはいける口。

もっともっと暑く成ればまた食べたくなるS&B粗切りトウガラシ入れぶっかけうどん。

トウガラシの旨味成分がぶぁーっと、お口いっぱいに広がった。


(R2. 3.29 SB805SH撮影)
(R2. 5. 2 SB805SH撮影)

テーブルマークの蕎麦打ち名人石臼挽きとろろそば

2022年01月07日 16時20分17秒 | あれこれインスタント
買い置きしていたテーブルマークの蕎麦打ち名人石臼挽きとろろそば。

なんと、ラ・ムー京終店売りが98円。

思わず手が伸びて買い物かごに入れていた。

この日は、介護再認定調査の日。

終わってからは1カ月ぶりにご対面するおふくろ。

積もる話題もあるし、入院中の病院からは相談員に看護師も同席して今後のあり方を相談する。

滅多に顔をあわすことのない貴重な時間を設けてくださった。

およそ1時間半も費やし、自宅に戻った時間は午後1時45分。

お腹はぺこぺこ状態。

急いで食べられる買い置き食品を探してみる。



見つかった商品の賞味期限は今年の7月20日。

日にちはまだまだあるが、冷凍食品なら簡単にできあがる。

そう思って500W電子レンジで指定通りの3分10秒チンしたが、白い部分がままある。

冷水にさらしたらなお一層これは固いやろなと思って30秒増しのレンジでチン。

それでも白い麺は変わらず、だったから諦めた。

水切りも兼ねたトレーに溜まった水はきっちり落としておく。

水分が残っておればぶっかける蕎麦だしの味が薄くなるので、よーく切っておく。

添え付けの蕎麦だしにとろろはカチコチンに凍っているので、流し水で緩めるか、冷水に浸して溶かしておく。

チンした蕎麦麺を器に盛って、蕎麦だしを注ぐ。

パッケージでは浸した状態が見えるが、我が家の器に盛った場合は、だし液が見えない。

分量的にどうかと思う蕎麦だしである。

少ないだしに浸して蕎麦を混ぜ、だしがまんべんなく味がつくようにしておく。

そして中央に絞り出したとろろ。

添え付けの刻み海苔をパラパラおとして出来上がり。



手間のかからない石臼挽きとろろそばを一口。

だしはやはり薄かった。

蕎麦の旨さも感じない。

蕎麦に味わいなければどうするか。

冷蔵庫にあった山葵がある。



絞り出して蕎麦麺に混ぜる。

山葵が利いて多少味が増した。

でもな。

だしの薄さにはまいったな。

とろろもざらつきあり。

食感に、これって何と思ったくらいの蕎麦。

決して、美味いとも思わない石臼挽きとろろそば

こりゃあかんな。

次回の買いはなく、冷蔵ケースにあったその下のかけそばの方がマシかも・・。

(R1.12.24 SB805SH撮影)
(R2. 5. 1 SB805SH撮影)

ふり返る令和2年4月の介護まとめ

2022年01月06日 10時07分46秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くこと度々。

記憶は記録。

ふり返る際に思い出したい事項は書き記しておく。

1日の経緯は・・・二度あることは三度あると云われていたとおりになった圧迫骨折に緊急入院

入院翌日の2日。

面会謝絶につき受付に申し出。

東棟担当介護士に物品預かりをお願いした。

この日の預かりもんは、午前中にアピタで買ってきた着替え。

写真家のMさんが撮った風景写真カレンダー。

ある年から楽しみにしている和みの景観にうっとり。

奇麗な月ヶ瀬情景のミニカレンダーが良いですね、と介護士さんの言葉。

もう一枚は、私が撮った行事写真。

百均に売っている額縁に収めた「阿田の流し雛」写真を見られた介護士は、ここはどこですか、と関心を寄せてくれた。

4月1日にしている五條市・阿田の伝統行事。

着物姿の可愛らしい女児が、そっと川面に浮かべて流す“流し雛”です、と伝えた。

入院した病室は暗い。

西棟と違って外の景色は見られないから、気持ちだけでも明るくしてあげよう、と思って持ってきました、と伝えたら、そりゃぁ、喜びはりますわ、と・・。

交換に汗をかいた洗濯物の衣服とともにお願いした。



介護士がいうには、おふくろは元気だそうだ。

元気なのは、口でしょ、と云ったら笑いはる。

便秘気味なので、よく看てほしいと伝えたら、排尿排便があればチェックしていますから、と・・。

昨日の緊急入院時、テレビ台の引き出しにお菓子を入れておいたので伝えてください、も伝えた。

戻った介護士さんがナースステーションに報告されたようで、自宅に戻ったころに鳴った電話。

病院側の話によれば、院内食事は塩分など、食事制限しているので、今度来られたときにお返しします、と云われた。

4日、面会謝絶・受付申出対応に、眼鏡かけた丸顔が可愛い東棟担当看護師のYさん。

昨日の金曜日。

機械入浴後の着替えに交換以外は月曜と水曜は身体拭き洗いにも着替えは発生するので火曜・木曜・土曜にもってきてくれたら交換する。

大便は一昨日・昨日に排便できた。

排便はオムツを外して移動式簡易トイレに移乗したときは、痛みがあったがなんとか排便できている。

I医師は、2週間は絶対安静の状態だからベッドで排泄するが、N医師はその点、緩やかに簡易式トイレを採用されている、という。

松嶋眼科処方の目薬2種に、大阪まで出かけるのも不憫なのでT病院で成分を検証してもらい、代役目薬の適用(指定薬剤の自分薬局でも・・)を指示してくださるか、7日の火曜にまた来るのでそのときに目薬瓶を預かりたい、と伝えたらそうしましょう、と。

おしゃべりもよくする食欲もある。

また、歯を磨きたいとおふくろの要求を受けて口腔外科から家族さんに費用別になる。

別途に同意をとらないとケアはできないので、と云われてすぐにハイ、同意しますと伝えたら明日以降に口腔外科から直接ご自宅に電話が入ると思いますと伝えられた。

額縁付き花の写真②に都祁小山戸町の桜樹をお願いしますと伝えたら、①のお稚児さんに菜花の写真がとても素敵で喜んではって、息子さんを写真家アシスタントと紹介してくれましたって、ありがたいよな。



院外の景色が見えない病室なので、写真は大いに役立っており、私ら看護師も楽しませてもらっていますって云ってくれるのが何より励み。

午後6時10分前、おふくろからの携帯電話がうちの電話にかかってきた。

物は試しと思って押したらかかったって・・・。

面会謝絶だけにそりゃ良かったけど、病室ベッドからの会話やから同室の患者さんに迷惑かけるし、とつたえておいたが、実際、入院時には、同室患者さんが携帯電話していたけど・・。

5日、朝9時ころに携帯電話をかけたワケは目覚まし時計が欲しい、と・・

そうだよね。時計がないと今の時間が見えないから困るよな。

持ち込んだ時計は、Y看護師に預けた。

Y看護師が、調べてくれた点眼薬はたっぷりあるらしく、またT病院で処方が可能なようで・・・。

もう一つの目薬はヒアルロン酸。

ですからドラッグストアで買えそう、と教えてくれた。

6日、夜8時に携帯電話が鳴る。

おふくろの依頼は、リンゴとバナナは食べても良い、と許可が下りたので明日もってきて・・・

7日のT病院。



駐車場の数台分を解放し、そこに医療用テント設営した救急車配置。

大勢の職員さんたちが、玄関外に集まり、事務連絡をしていた。

S介護士さんが洗濯用の着替えを受取。

許可が下りたバナナとリンゴを手渡し。

プラスティック型海苔の佃煮もお願いしたら、お元気なお母さんはパクパク食べておられてますよ、と。

内臓の病気ではないので許可します、ということだった。

購入した冷蔵庫用テレビカードも手渡した。

夜7時前にもかけてきたおふくろの携帯電話。

主治医のN医師は現状具合を確かめにベッドに腰かけて優しくいたわるような話し方だった、という。

痛いですか、の問いに痛くない、と答えたらしい。

8日の朝も、おふくろからの携帯電話。

テイッシュペーパーが不足しているので、頼んます、と・・。

着替え交換にりんごを手渡す。

動けない患者さんは金曜に機械入浴。

火曜が身体拭きだ、と伝えてきた。

入院は長期間になる。

居住地の住之江市営住宅も不在期間が長くなる。

自治会費の支払いが滞るから、知人のAさんに電話する。

新班長さんの居住地を教えてもらいたく、電話をかけたら、新班長さんに伝え、領収印を捺すカードをポストに入れておくよう連絡しておきますから、と返事をもらった。・

10日の朝。

いまや定番になった電話で伝えるお願い事項。

夕方の午後6時半の電話は、し、替えとひざ掛け汚したから交換してほしい、バナナもほしい・・・

晩食後にぽつんと口を開いたかーさん。

介護施設に入所してもらったら、1カ月に一度はお迎えし、大和郡山に来てもらおう、と思っている、と・・・。

現在契約中のアロンテイアクラブは、そういう対応をしているのかどうか知らんし、と返答したら、答えになっていなかったのだろう。

11日。先日に持参した2箱テイッシュ。

1箱目がもう底ついた、という。

口を拭くのに使うし、汚れたときもテーブルを拭き取るなど・・。

なんせ使用頻度が高いから、消耗度合いが早い。

次回に訪れる水曜日には、3箱にします、と看護師のKさんに伝えた。

12日は午後5時前。

おふくろの電話の声が、もやもやしている。

そのワケは入れ歯を外して喋っているからだった。

朝食も上手いこと食べられへんかってん、という。

おかしいな、と思い入れ歯を取ってみたら歯茎が腫れていた。

看護師のHさんに伝えたら、今日は休みやけど、口腔外科の先生に連絡して診てもらいますから、と・・・。

ただ口腔外科治療は有料になりますから、と・・。

ちゃんとした先生が診てくれはるから、安心しときや、と伝えておいた。

13日の電話は午後1時。

今日の昼ごはんは肉じゃが。

ほうれん草など、みな美味しくいただけた、と喜びの伝言。

今朝一番に、歯科医が来てくださり、診てもろうたけど・・・。

昨夜の腫れは、収まっていたので、その確認にまた診に来ます、と・・。

昨日までの喀痰は青色やったが、今日は無色になってなぁ、食事も美味しい、と・・・。

ここでは大きな声で云えんけど、先週金曜日の入浴は寒かった。

身体が冷えて咳き込んでいたらしい。

今朝、汗をかいたので着替えさせてもらったからさっぱりした。

気持ちいいから明日に着替え持ってきて、と伝えてきた。

買物に度々どころかしょっちゅう出かける買い物先。

コンビニのレジはビニールカバー対策を実施。

先行するコンビニに続いて、中小スーパーも対策を始めている。

ハッスル5郡山店、サンデイ小泉店もレジ周りに透明ビニールによるカーテン型の覆いを設営した。

業務スーパー大和郡山店は、今まさに設営中だった。

14日の電話は、午前9時。

テイッシュペーパーがもうないから、早く持ってきて、と訴える。

買い置きしていた4箱にアピタで買い足しした着替え、洗濯した着替えも持参した。

向かいのお家のNさんにもらった筍を炊いた筍ご飯も、看護師のHさんに預けたら・・・。

コンビニレジを保護するビニールカバー対策。

大型ショップのアピタもレジ周りに、覆いの透明ビニールカーテンを設営していた。

午後6時40分の電話は、筍ご飯。

食べきれんからどうしようか、というから、看護師さんに相談し、冷蔵庫に入れてもらうよう、お願いしぃや。

前回の退院時にアピタで買った靴が履きにくい。

だから、T病院内のコンビニエンスストアで買った大きめの靴をもってきてほしい、というので、玄関鏡台の奥から出てきた花柄靴も、今度持っていくから、と伝えた。

16日、着替えもっていったら看護師のY看護師が通り過ぎる。

えっ、マスクが大きくて顔がわかりませんでした、といって笑う。

たしかにかーさんが自作したマスクはでかい。

苺を持ってきました、と伝えたら、どうぞ、どうぞ・・と。

病室に、ずっと籠ったままだから気分転換になるらしく大いに歓迎された。

で、冷蔵庫のカードはなかったような、というから、7日に冷蔵庫用テレビカード購入し手渡していたんですが・・

いえば確認しておきます、と・・

18日の午前8時。

電話で伝えるお願い事項。

昨日は暑くて、暑くて汗かきに上着の着替え。

ほぼ毎日がそんな状態なので、足らない、と訴える。

かーさんは、下着2枚を持参し、他パジャマの着替えに筍ご飯を・・。

O看護師に手渡したが、汗かきの原因は別のところにあった。

寝しなに寒いから、寒いから・・・と、いって首にスカーフを巻いている状態に汗をかく。

そういうことである。

T病院も受付コーナーのすべてに透明ビニールカーテンを覆った。

20日の午前11時。

今日初めてベッドから離れて4階のリハビリ室にKリハビリ療法士が車椅子で連れてってくれた。

横になったベッドで軽い運動をしたが・・・・イタタタ。

まだある痛みを訴えて10分で停止。

今頃であれば痛みがないと思われたが、まだやな。

回復が遅いな、とKリハビリ療法士。

着替えにゼリー。

おまけに③山辺山を背景に鯉幟が泳ぐ写真を持参した。

21日の午前11時の電話は、介護用具事業者のバラの木。

担当のUさんから電話があった。

新型コロナウイルスが蔓延する状況に、バラの木ユーザーの現状の声を聴きたくて電話したという。

実は、ときりだす現在入院中のおふくろの状態。

今年の正月明けの1月4日に、こちら大和郡山で入院した圧迫骨折治療。

3月16日に晴れて退院し、大阪に戻った。

通所サービスは1日。

ヘルパーさんに来てもらったのも1日。

それから数日後に再び圧迫骨折で入院した4月1日。

面会謝絶の入院に、昨日はベッドを離れて車椅子移動にリハビリ室。

この新型コロナウイルスに、大阪はたいへんでしょう、といえば、間引き対策している、という。

こちらは入院中の身。

大阪に居るよりかは安全で保護されているので安心できますが・・・。

バラの木さんで世話なっている介護用具。

買い取り用具に助かっている、と伝え、またこちらで買った移動できる立ち上がり補助具はDCMダイキに売っていたので助かります、と伝えた。

必要とする介護用品がDCMダイキに売っているので、ほんと助かっています、と伝えた。

22日、午前11時の電話はおふくろ。

なんでか知らんけど、入浴は今日の午後になった。

トイレは4回もしたけど、その際看護師さんからいっぺん自分でしてみる?と云われて下着を下す。

あげるも含めて立つのもみな一人でできた、と喜ぶ報せ。

今朝は4階のリハビリ室行きの運動ができたから、気持ちいいけど、コルセット装着は痛い。

いつまでするのですかとKリハビリ療法士に尋ねたら・・・8月まで。装着しはじめてから5カ月間。

長いよね。

優しく柔らかく伝えるT看護師に、着替え交換をお願いし、入浴曜日を聞いた。

車椅子に移乗できるようになり、入浴は週2回の水曜と土曜に移った。

時期は未定であるが、回復期リハビリテーション病棟の西棟に移る予定・段取りできたら移るらしい。

バナナとチューブ入り海苔の佃煮を冷蔵庫に・・。

冷蔵庫カードは19日間ももつらしいから、安心できる。

23日。



買物ヘルパーさんに家の食材を買ってもらっていた大阪住之江のスーパーサンデイ。

仏花はスーパーサンコー。

両店舗ともレジのビニールカバーは未設営だった。

サンコーは、独自掲示に買い物はおひとりで、とお願いしていた。

大阪住之江の大和川団地自治会費。

今年の4月から9月までの会費は、6カ月分支払い。

班長さんは、Yさん。

お仕事に出ていたAさんに、かーさんは直接に携帯電話入れ。

指示された通りに現金入り封筒を、ポスト投函。

帰宅後にかかったAさんから電話。

ベランダに出ていたので、ドアを叩くノック音に気がつかなかったそうだ。

ちゃんと受け取りましたよ、と連絡してくださった。

運動靴、ひざ掛けに冷蔵庫収納してあったキュウリや奈良漬け。

その他に食べさしのご飯などはゴミ処分として回収し、我が家に持ち帰るが、ここで丁度のお昼時間に・・。

テイクアウトしてきたはま寿司購入のGW特選にぎりセットとまぐろサーモン丼

おふくろの居ないお部屋で食べた。

帰路に就いた午後3時前。

T病院地域連携相談員のUさんから電話があった。

ケアプランデイア1・ケアマネジャーのFさんから依頼のあった要支援2の区分変更に至る調査員派遣の段取り日程の連絡である。

5月1日の金曜日。

午前11時若しくは5月7日のいずれかに選択。

所要のない5月1日を選び、奈良市社協が決定連絡を受けた。

調査員とも体温計検査した上、東棟3階窓解放?。

カンファレンス室にて対面質問をする。

UさんはT病院の老健施設の話題をしてくれるが、現在待ち状態で入所は難しい。という。

大阪は新型コロナウイルス対応でやはり難しいようだと・・。

前回は住之江に戻ってすぐまた圧迫骨折し、今に至るが、前々回は初めてのことなので一旦は郡山のケアマネージャーを通じてウエルネスに通所してもらったが、入所はしていないと伝えたら、そうでしたか・・と

24日、着替えが大量。

孫からの誕生祝いもありますから、と男性のY看護師に手渡す。

午後6時半ころも今日の午後6時半の電話は一方的にありがとう、こちらが声を揚げてもその言葉に反応せずに通話をきる・・

なにかあったのか、いままできちんと返答するのにと心配するかーさんに私は病院のベッド。

同室者に気を遣ってお礼を早く伝えてそれで用件を済ませるんではと・・

その後の午後8時の電話は持参した孫からの誕生祝いは洋菓子に和菓子。

プラス住之江住居の冷蔵庫にあったカツオのしぐれ煮をパックに入れたものも誕生祝いと誤解した模様など会話ができたようだ

25日、T病院秘書部のYさんから病室移動の連絡があった。

電話で受けた移動日は、4月27日の月曜日。

目出度くも、おうくろの誕生日に、リハビリ病棟の西255室に移る。

別件であるが、五百羅漢龍王山妙徳寺から無縁墓地皆無に基づき、あらためて契約書交わすことになった墓地使用規定正統相続人誓約書交付が届いた。

5月1日は再認定調査日。

その際に立ち合い可のおふくろに口頭で伝えた誓約書記入、捺印。

将来、やんごとがあったときは、私(眞人)が使用人相続し、12000円を支払うことに・・。

さらなる将来については、息子夫妻のK・Mに打診。

妙徳寺を継続とするか、近代的な住まい近くの寺院に移すか、どちらか二人で決めてもらう、とし、従兄のTちゃんについて、たまたまの電話に、それでえーか、と打診する。

かーさんも同じ考えに同意した。

26日、T病院、Y看護師にお願いした着替え交換。

お菓子にバナナ2本。

おまけに奈良漬も。

トイレ車椅子への移乗は問題なくしており、食欲もあるし、痛みもない、と・・・。

人口涙液型タイプの目薬ならドラッグストアに売っているそうだ。



5月1日より着替えの交換時間帯は午後2時から5時まで。

接触する時間帯はしぼられた。

駐車場に設営していたテントは・・・・。

体温異常を検知した来院者は院内に入れず、テント内に居てもらい、医師の診察によって結果がわかるまで、滞在。

陽性と判断されたケースは、現在まで検出者された人はゼロのようだ。

いずれはコロナPCR検査をする可能性もある、という感染者抑制体制・・。

午後7時20分、おふくろからの電話は、外せる差し歯は、コップに入れて洗浄した方がいい、と看護師さんから伝えられた。

この50年間に、初めてのアドバイスに困惑している、と伝えてきたおふくろに、かーさんが返答した。

明日は、病棟・病室が移るからその棟の看護師さんに相談したら、どう・・・

27日の午後9時。

おふくろからの電話は、今日、急にMRI検査が入ったから病室移動は取りやめ。

明日の検査結果では特に問題ない、でしょう、と・・・

28日の午前10時半。

T病院のT看護師より電話があった。

お母さんは、今朝に発熱。

37度もあったから、、病室移動は明日29日に持ち越し、になりました・・と。

29日、午前9時半。

T病院より電話があった。

本日予定していた病室移動は、発熱が37.5度になったために中止。

翌日30日に延期する、と・・・

看護師のOさんが受け取った着替え交換。

その際に確認したおふくろの発熱症状。

詳しく聞けば、日中は36度であるが、夕方或いは夜になったら、37度半にもなるが、翌朝には平生状態に・・・。

この状況は、過去何度も繰り返す傾向にある。

明日30日に医師が出勤するので、その判断は西病棟に委ねられることもある。

また5月1日は介護再認定調査が入っているが、日延べする場合、また調査員のスケジュール確保が難しくなる。

認定調査日を日延べすることによって退院日程にも影響が出る。

間に合わないケースも考えられ、地域連携相談員のUさんらと協議。

決断し、電話を入れるよう伝える、と云われた。

おふくろの携帯電話の音量が、どうも低いので見たい、と伝えたO看護師が、調整に・・・

駐車場を出てすぐにかかったおふくろからの電話。

その音量は高くなっていた。

O看護師は、携帯電話のカバーを開け、内部設定の音量を5にした、結果である。

午後4時半にかかったおふくろの電話。

日中と夜間の体温差は人間にみなそうなるもんやから安心しぃ、とかーさんに伝える。

このときもおふくろの声ははっきりしており、平常でしんどいと思わないという。

30日、午後7時までT病院からの連絡を待ったが、連絡はない。

予定通りの病室移動の実施。明日の調査は続行、と判断する。

かーさんは、おふくろの誕生祝いに病室が明るくなるようなお花を・・・。

朝日町にあるフラワーショップのフローリスト堀内で買ってきた予算額3000円フラワーアレンジメント。

大きさがちょっと大きかったようで・・・。

午後5時、ケアプランデイア1・ケアマネジャーのFさんからの電話。

再認定関連の仮認定証の発送手続きを失念したので、申しわけない、と云われるが・・・。

4月6日に到着しており、22日はT病院の地域連携相談員のUさんから、奈良市社協調査員が5月1日午前11時に調査入りしますよ、と伝えた。

介護センターから直接届いているなら申請却下しなければ続投されるようです、と伝えた。

なお大阪では新型コロナウイルス対策にたいへんな様子のようだ。

Fさんは、自宅を事務所替わりに動いている。

稀に事務所へ行かざるを得ない場合は、自動車若しくは自転車移動。

患者さん対応にも相当な苦労があるらしい、というFさん。

他にも通所施設やヘルパーさんのことも聞きたいが、忙しく動き回っているFさんに長話は無用と思い、電話を切った。

(R2. 4.1~30 記)

下永吐田・H家の苗代まつり

2022年01月05日 10時35分39秒 | 川西町へ
午前中は奈良市押熊町。

夕方は大和郡山市の南。

大和川を越えたらすぐ、川西町の吐田に着く。

昨年の5月19日である。

隣村になる下永でされている松苗、イロバナの分布調査に訪れていた。

ふと思い出して急行した地は吐田の北吐田。

8年ぶりにお会いしたHさん。

畑地を巡回していたときにお会いした。

たまたまの出会いである。

当時、産経新聞の奈良版に連載していたシリーズやまと彩祭のゲラ記事の検証に伺っていた。

悩まされた表現は「トーヤ」。

充てる漢字は、頭屋と聞いていたが、どうも違うらしく、Hさんの記憶は頭家表記であった。

念のために継承されてきた古文書をもって検証してみようと資料を漁ってみた。

すると、「トーヤ」の漢字表記は、一定でないとわかった。

頭屋もあれば、頭家もある。

一転、二転もしていた漢字表記に断定するのは難しい。

北吐田(きたはんだ)の宮座の人たちによって行われる莊厳(しょうごん)行事だけに悩まされたが、最後は決断するにかない、と「頭家」に決められたことを思いだす。

そのHさんが話してくれたH家の苗代つくり。

例年の4月29日。祝日である。

その日の午前中に終えた苗代に花を立てる、と。

だいたいがそれくらいの日にしていると云われるので、また寄せてもらいます、とお願いしていたが、午前中は護符を立てる押熊。

優先度が上がった押熊行きに決めた。

気になるのは、H家のイロバナ立てである。

されているのか、どうか、行けばわかると思って車を走らせた。

そのときの立ち話である。

今も会員登録しているから大和郡山の柳澤文庫に出向くそうだ。

今は、企画展だけになったが、その当時の学芸員は藤本正文さんだったから、熱心に学んでいた古文書勉強会。

実は私も存じていた藤本学芸員であるが、勤務地が移ってから通信は途絶えた。

そういえばお盆のときの「サシサバ」はご存知ですか、と尋ねたら、ずいぶん昔のことのようで、親父さんの時代に食べていた、という。

Hさんが、記憶の片隅の残るサシサバの映像を思い出してもらえば、と思って発刊されたばかりの山と渓谷社刊の『サバが好き!旨すぎる国民的青魚のすべて』を献本していた。

小屋の横に設えた苗代。

南側に挿していたイロバナを撮っていたら、駐車した車を見つけた家族さんが窓から覗かれて・・・。



名を名乗ってお父さんおられますか、と声をかけたらお家から出てこられた。

会うなり話してくださった県立民俗博物館事業の「私がとらえた大和の民俗―つくる―」テーマに揚げた古民家展示の写真展のことである。

H家もしていた、という「カンピョウ」。

3枚組のカンピョウ写真で展示した作品に感動した、と。

大きく育てたユウガオの実。

ざっくり円盤状に切る道具は両手で支える餅切りだった。

名前はなかったが、皮を剥く道具もあった。

その皮剥き道具の刃は剃刀。

長く、長く剥いたカンピョウは、展示写真と違って、屋根の低い作業の小屋根に片方を。

もう片方の竿の先を小屋前に突き出して支柱を立てて支えた。

その竿には麦わらを巻いていた、というからこれまで取材地で見たのと同じである。

カンピョウのタネは需要があった。

実生で育苗したカンピョウの苗は、スイカの苗に接ぎ木。

その方が丈夫な苗に育つ。同じようにカンピョウをしていた地区に田原本町の黒田を思い出された。

懐かしいカンピョウ干しの事例が吐田にあった。

そのことも嬉しいが、展示に来てくれたのが2月23日。

年賀状に案内してあった写真展、天理教月並祭を終えてから見に行った。

3月8日までの展示であったが、新型コロナウイルス拡散防止対策の関係で2月27日からは中止。

ぎりぎりセーフで見られた写真展。

また味わってくださったら、と思って特別にもっていた図録を差し上げた。

さて、苗代の件である。

作付け品種は馴染みのヒノヒカリ。

県内取材地のあちこちで栽培されているヒノヒカリである。

何年か前のこと。村の人が出かけた川合町・広瀬神社の砂かけ祭りに出かけて際、松苗をたばって持ち帰った。

その松苗は、村に戻って分けてもらった。

豊作に立てるという松苗を苗代に立てたが、住まいする地の氏神さんではないからと、それっきりのようだ。

イロバナを立てる位置は南側の畝の前。

本来なら水口付近に立てるようだが、お家は意識していないので、いつもこの位置にしている、という。

今年のイロバナは、お家に咲いたコデマリにドイツアヤメ、つまりジャーマンアイリス系のイリスとツツジ。

そろそろ陰に入る夕暮れどき。

丁度の時間帯に撮らせてもらった吐田のイロバナ。

Hさんが住まいする北吐田の氏神社は杵築神社。

3月は大祭であったが、新型コロナウイルス拡散防止対策の関係で、神社庁からの指示を受けた神主は、神事を含め、一切の年中行事を中止した、という。

3密に避ける散髪屋さん行き。

耳にかかるところは、娘さんに刈ってもらって対応するのも、既往症に何かが起こってはなるまいと日々気をつけている、と話してくれた。

(R2. 4.29 SB805SH撮影)
(R2. 4.29 EOS7D撮影)

よってって小泉店の広島風お好み焼き

2022年01月04日 08時51分53秒 | あれこれテイクアウト
大安の日に苗代つくりをするという農家さんの農事暦。

地域全体でなく、個々のあり方である。

平たん部の苗代つくりは4月末から始まる5月のGW。

連休中に家族揃って作業をする苗代つくり。

モミオトシは前日或いは当日にすることは多いが、予め仕掛けておく荒起こしから池や川から引く水入れ。

泥田になったところで作る苗床。

苗箱を並べる泥土でかためた苗床である。

さて、本日は大安の日。

4月終わりの大安の場合もあるし、5月はじめの大安の日もある。

苗代ができあがって立てるイロバナに護符。

揃っていない地域もある。

ここ大和郡山市山田町に住まいするOさんは、そこにイリゴメ(炒り米)を供えると話していた。

升に入れたイリゴメ。

カラスがやってくるから、供えてすぐに撤去すると・・。

一度も拝見したことはない。

かつて何度かに見たイロバナに護符はあってもイリゴメは見たことがない。

朝一番に終わる御供のあり方。

この日は大安。

せめてイロバナに護符があれば、と思って出かけたが、苗代はあっても、それらは皆無。昨年は、確かにあったが・・。

山田に行くなら、買ってきて、と家人から頼まれたよってって小泉店の広島風お好み焼き。

税抜き価格が350円。

もう何年も値段に変化なく提供される広島風お好み焼き。

これがむちゃくちゃに美味いんだ。

過去何度も食べてきたが、旨味に衰えはない。

昨今の事情にテイクアウト、持ち帰り営業が一挙に拡大した。

売り切れることなく、熱々の広島風お好み焼きがいつもの通りに山積み。

新発売だったころは提供数は少なかったが、需要が見込めると判断された事業者は、販売数を増やし、しかも熱々出来立ての広島風お好み焼きを提供した。

商品棚には電熱器もないのに、いつも熱々を保っている。作っては売れる。

出来たら売れる、嬉しい循環にファンが多い。

それだけに美味いということだ。

(R2. 4.30 SB805SH撮影)

卵黄のせ旨辛のイチビキ赤からまぜめんの素混ぜ冷凍饂飩

2022年01月03日 15時41分34秒 | カンタンオリジナル
22日に続いて本日もイチビキ赤からまぜめん

前回に味わったときである。

何かが物足りない。

辛味が絡みすぎたのか、旨味がもうひとつだった。

ならば、試しに卵黄を落としたくなった。

尤も、パッケージ写真には卵黄をのせているやん。

それがイチビキのお奨めなら、そう食べるのが本望であろう。

麺はいつも食べている業務スーパーの冷凍うどん。

ここんところ特売で売っている冷凍うどん。

なんと5玉で99円売り(※特売月間購入)が凄い。

前回、今回も、これからも同じように作るイチビキ赤からまぜめん。



まずは、タレを落として混ぜる。



真っ赤に染まったうどん麺。

早々と辛そうな雰囲気を計上する。



次に落としたのは、赤い色の辛味たれ。

これが入るだけでぐーんと辛くなる特別なタレである。



これもまた混ぜたら、さらに真っ赤に変化する。



もっと混ぜてまんべんなくうどんに絡むようにする。


次に落としたのが、添え付けのきざみ海苔。

もう一つは、薬味のネギだ。

このままでも十分に旨そうな気配がする赤からまぜめん。



そして落とした卵黄。

これで上等のビジュアル化。

もっと入れちゃえともみ海苔もビジュアル化のお手伝い。



一口食べて、やった感あり。

思っていた以上の旨さに引き込まれる。

卵黄が、こんだけ威力を発揮してくれるとは、想定外。

旨さが美味さを呼び込む卵黄が凄い。

もう、箸が止まらない。

誰もセーブしてくれないから、あっという間に平らげた。

さて、器に残った赤い液体である。



箸をちょっと漬けて舐めてみたら、美味いやん。

この味を捨てるわけにはいかない、勿体ない心が動く。

余っているご飯はないか、と尋ねたが・・・ない、の一言で撃沈。

こうなりゃなんでもいいやと開けた冷蔵庫。

なにかとよく活用する天かすが目に入った。



赤い液体が沁み込む天かすを想像してみたら、その通りになった。

ちょっと残ったきざみ海苔に混ざった天かすが赤く染まる。

いやもうこれって、ナンデアル、アイデアル・・・。



実は、映像ではわかりにくいが、一つの味を途中でプラスしていたのだ。

それはステイックタイプの赤から鍋に付いている赤から鍋の「辛味タレ」である。

かーさんは、それ入れやんといてと指示がくるもんだから、「辛味タレ」が未使用で残ってしまうのだ。

未使用で捨てるわけにはいかないから、冷蔵庫に保存していた。

前回の22日にも投入したが、辛み成分ばかりを感じる辛辛…味。

ところが卵黄を盛った今回は、むちゃ旨くなった。

旨味成分が増し増しした「辛味タレ」にバンザイしたいくらいの旨さになったことを付記しておこう。

ただ、量については一袋全量でなく、今回は1/2の半量。

入れすぎたらどないなるのか、貴方ご自身で判断願いたい。

(R2. 4.22 SB805SH撮影)
(R2. 4.28 SB805SH撮影)

大黒食品のぐんまちゃんヌードル

2022年01月02日 09時42分11秒 | あれこれインスタント
冷凍チャーハンを半々にして食べるから、カップ麺でも勝手に作って食べてや、と云われて選んだカップ麺。

ハッスル5で売っていた特売価格。

なんと58円の大黒食品のぐんまちゃんヌードルである。

尤も、数週間後には68円売りになっていたが・・。

買ったときにはもう一つのカップ麺も購入していた。

姉妹品と思われるぐんまちゃんうどんだ。

これがむちゃ美味い。

うどん麺もうどん出汁も味が素晴らしく、我が家ではかーさんも絶賛する今期最高峰と思えるくらいの美味しさ。

では、ラーメン系のぐんまちゃんヌードルの味はどうなのか。

先に食べていたかーさんの感想は、まぁまぁ。

残ったスープを味わってみたが同等の意見だった。

スープだけならほんまの味はどうなのか、わかっていないことになるから、うどんと同時に買っていた。

その出番がやってきた本日。

蓋を開けて熱々に沸騰したお湯を注いで3分間を待つ。

蓋を開けたら美味しそうな匂いが・・・。

カップいっぱいに広がったかきたまがビジュアル。

まるで黄金の海である。



緑色のネギにキャベツもあれば紅白のカニカマも黄金の海を漂っている感じだ。

ざっと箸でかき混ぜたぐんまちゃんヌードルを一口。



懐かしい食感のヌードル麺。

味の濃いスープが優しく包んでくれたヌードルが美味いやんか。

するする入る食べやすい味。

小腹に丁度いい分量。

スープが底にも溜まらず、すっきり味のぐんまちゃんヌードル

美味しくいただいたけど、胡椒を入れたら味が増して、もっと旨くなるだろうな。

(R2. 4.27 SB805SH撮影)