JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

秋の水準 Amazing / We3

2012-10-03 20:53:39 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで見ていてリーダーの名前でなくて、グループ名をつけたアルバムを2枚拾った。人の名前がついていないとみのがし度が増してしまうけれど、今回はうまく引っかかったかなと思うアルバムになりました。

あまり数はでていないけれど、ときどきアレッと思うアルバムをだすKind of Blueからwe3となずけたリーブマンとスワローとナスバウムのホーン・トリオの演奏です。

1曲目落ち着いた感じではじまりますが、聞いているとスワローのベースがリーブマンのソプラノのフレーズを引き出しているような感じです。
2曲目、和やかなバラッド、秋の木洩れ日という感じで、題名はタイトルとなっているスワローの“Amazing”という曲、ピアノレスだけれど、スワローのベースはギターみたいだからハーモニーも入ってバランスが取れています。
3曲目、テナーに変えてアップテンポな4ビートはアグレッシブで気持ちが良い。
4曲目テナーは結構フリーななったりします。いやリーブマンがある境界で微妙に動いている感じです。
5曲目オリエンタルなイントロからテナーはしっかりしたフレージング、その後のドラム・ソロもしっかり叩いて、水準を超えたアンサンブルになっていると思います。
6曲目、フルートからソプラノに持ち替えてコール・ポーターの曲、これもしっかりしたフレーズでさすがリーブマン。
7曲目、このトリオの演奏、抑制されたスワローのベースラインにたいそ、その抑制の限界線上をリーブマンとナスバウムがでっぱたり入ったり、この微妙な緊張感がとても面白い味になったようです。

こうゆうのは目立たないけれど、確実に水準を超えたアルバム、やはり買っておいてよかったと思う。台風がさって、あるとするなら秋の水準に達した感、本日から長袖のワイシャツにしました。

Amazing / We3

Dave Liebman(Ss, Ts, Fl, Wooden Indian-Fl)
Steve Swallow(B)
Adam Nussbaum(Ds)
Rec. June 21, 2010, NJ

1. Remember
2. Amazing
3. In F
4. Free Ballad #1
5. My Maia
6. Get Out Of Town
7. Bend Over Backwards
8. Swallowish
9. Free Beguine #1
10. Sure Would Baby
11. Latin Like
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