グイリム・シムコックのピアノは驚くべき実力だけれど、ホーンの入ったアルバムははじめてなので、どうなるだろうとおもったけれど、ショップではなかなか出会わない。そのうちに忘れていたけれど、先日探したらならんでいたのでやっと入手した。
まだわかいので、一寸グシャとしても良いかと、もしかするとACTのそっちの方かと思いましたが、どうやらシムコックのACT路線はそちらではないようです。
ベースがステーブ・スワローでギターもいれた「The Imposible Gentolmen」というグループでアルバムをだしていますが、サウンド的にはにている感じです。
1曲目、ピアノがエレべみたいなリズムを叩くとソプラノみたいなテナーのフレーズがとても軽快です。
2曲目パーカションがエキゾチックな香りをいれて、このドラムスはヒロミのところのドラマーの叩き方とにていて、一寸ロックが入っている感じ、シムコックは安定したプレーです。
3曲目柔らかなテナーのアンサンブルがこのグループの特徴でしょうか。
4曲目細かいリズムにバスクラで入り、ソプラノに持ち替えるとモーダルになる演奏、ピアノも同じくモーダルでシムコックにはこれぐらい弾いてほしい。
ホーンをあおるぐらいが良いと思うのだけれど、サックスとアンサンブルを作りたかったのか、5曲目もそのような曲調です。
変則のトリオも機動が効いてよいのですが、私的にはすこし重たいベースが入っていてほしかった。
8曲目はソプラノで早いパッセージの曲。
9曲目はイングランドの古い民謡のような素朴な曲調をテナーでゆったりと吹いて終わります。
シムコック、ピアノのプレーは創造性あるトップ・プレーヤーだということが確認ついているのですが、これからの他流試合、これがどれもたのしみななる、と言うのも彼の幅の広いスタイル吸収力を思ってですが、どしどし次して欲しいですね。
次の期待はNYのリズム、そしてホーンですね。この人は行くと思います。
Lighthouse / Simcock Garland Sirkis
Tim Garland: ss, ts, b-cl
Gwilym Simcock: p, melodica
Asaf Sirkis: ds, percussion
Recorded 22-24 November, 2011
1. Space Junk
2. Weathergirls
3. One Morning
4. Above The Sun
5. The Wind On The Water
6. King Barolo
7. Wax Lyrical
8. Devilled
9. Tawel Nawr