JAZZ最中

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もはやいない人々へ  Tango / La elegia de quienes ya no son

2012-10-10 21:31:17 | 聞いてますCDおすすめ


タンゴの棚にテラークのレーベルのものがあった。テラークであれば、あるレベルがを維持していると想像するし、最後の曲が大好きなアディオス・ノニーノ(さよならお父さん)だから拾ってました。
演奏者を調べたら、なんとヨハン・モサリーニがバンドネオンを弾いているのでこれはうれしい。
出だしオーケストラ、弦が主体のアンサンブル、イ・フィアミンギというオーケストラにソリストが参加してできたアルバムのようです。
3曲目モサリーニが入ると途端にひきしまってきます。
4曲目オケをバックにバンドネオンやバイオリンなどのソロ楽器が活躍しだすとこれはやはりかなりレベルが高い。
6曲目哀愁ある“天使のミロンガ”モサリーニのソロ、これが良い。
8曲目のバイオリンのソロがとても美しい、その後の語りはよくわからないけれど。
このアルバム、ピアソラのなまえがあるけれど、ピアソラ曲集ではありません。多々ひとつわかる英文がサブタイトルでしょうか「the elegy for the those who are no linger」
1992年にピアソラは亡くなっていますから、タンゴの発展に貢献した人々の曲を取り上げたということでしょうか。
11曲目、ナイロン弦のギターの物悲しげなメロディー、これもよし、基本エレジーが貫かれているのでしょうか。
12曲目がこれも好きなピアソラの“忘却”これを弦楽だけでとてもメロディの丁寧にこれが美しい。
最後が“さよなら父さん”バンドネオン、ピアノ、ギターなどが入って、こちらは人生を振り返るような、ドラマチックなアディオス・トニーノになっていました。

通してオーケストラがベースにソリストとの兼ね合いが絶妙な、素晴らしいライブを楽しんだ感じです。

Tango / La elegia de quienes ya no son

Rudolf Werthen conductor
Otto Derolez violin
Juan José Mosalini bandoneon
Osvaldo Calo piano
Leonardo Sanchez guitar
Orchestra of Flanders
Fulvio Paredes guitar

1. Tanguedia
2. Four For Tango
3. Lo Que Vendra
4. No.1-Street Tango
5. No.3-Knife Fight
6. Milonga del Angel
7. A Homero
8. El Tango
9. Caseron De Tejas
10. Melodia En La Menor
11. No.1-Preludio 9
12. Oblivion
13. Adios Nonino

1. タンゲディア
2. フォー・フォー・タンゴ
3. 来るべきもの
4. ストリート・タンゴ
5. ナイフ・ファイト
6. 天使のミロンガ
7. オメロに捧ぐ
8. エル・タンゴ
9. カセロン・デ・テハス
10. イ短調のメロディ
11. 前奏曲第9番
12. オブリビオン
13. アディオス・ノニーノ

コメント
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