
ジョン・スコとかパット・メセニーがアコギでビートルズやアメリカン・ソングをストレートに弾くアルバムが気に入ったので、カズミも良いだろうと買ったアルバムです。
1曲目“ヘイ・ジュード”カズミらしい見せ場を盛り込んだアレンジはアコギの表現への挑戦なのでしょう。
2曲目、ナイロン弦で“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”のメロディが流れると、クロード・チアリを思い出ししまったのは失礼なことなんだろうな、失礼。
よく知った曲がならんでいて、3曲目が“家路”ストレートな演奏が結構好きです。
バッハの曲が2曲ならんで、このようなチャレンジのギター・ルネッサンスというシリーズはこれで5作目になっているそうで、気が付きませんで失礼しました。
6曲目が12弦ギター一本の“バートランド”は選曲にびっくり、それぞれのメロディーの味を出す荷に編曲大変だったと思います。
7曲目がカズミのオリジナル、ナイロン弦がシャープなブルースです。
つづく2曲もおどろく選曲、イムジン河は高校時代の仲間内の愛唱歌、今でも集まると歌います。このアルバムを買うのを決めたのも、これが入っていたからかもしれません。
今は亡き友人にとどいたかな。
で次が“川の流れのように ”美空ひばりの歌というものが出てくるところが凄い。
10曲目はオリジナル、釜石駅前にある“復興の鐘”に触発されて、清水靖晃と復興にむけた前向きな演奏。
そして最後はジャジーに“マイ・フェバリット・シングス”
気楽にいい気持になろうとしたけれど、まじめな取り組がもりこまれて、アルバムで、でも気持ちがスッとする良いアルバムですた。
安易だけれども題は、好きな2曲をくっつけてしまいました。
Guitar Renaissance V [翔] / Kazumi Watanabe
渡辺香津美 (G)
清水靖晃 (TS)on trk 10
1. ヘイ・ジュード (J. レノン/P. マッカートニー)
2. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン (B. ハワード)
3. 家路 交響曲第9番「新世界より」 (A. ドボルザーク)
4. メヌエットI - II 無伴奏チェロ組曲第一番 BWV 1007より (J. S. バッハ)
5. ジーグ 無伴奏チェロ組曲第一番 BWV 1007より (J. S. バッハ)
6. バードランド (J.ザヴィヌル)
7. 芸森ブルース (G moll) (渡辺香津美)
8. イムジン河 (高宗漢)
9. 川の流れのように (見岳章)
10. リヴァイヴ - 復興の鐘 (渡辺香津美)
11. マイ・フェイヴァリット・シングス (R. ロジャース)