
スコット・トゥローの新作が出版されたけれど、それが『推定無罪』の続編だというので、図書館に予約したけれどとても待つことはできない。
前作が関係のあった同僚女性検事補の殺害容疑で裁判になった検事補ラスティ・サビッチ、そして今回はその事件を引きずってという話です。
24年ぶりだそうだけれど、あの時読んだ結末は衝撃だったし、法廷場面もすばらしかった。
読んでいないのであれば、こちらから読むことをおすすめします。

帯にあるように「あの悲劇を清算する」のですから。
出版されたばかりですから筋にかかわることは一切書きませんが、いつもの一寸引用も最小限で、筋はまるでばれないから引用しますが、これは爆弾級の部分です。小説の登場人物と同じように吃驚しました。
「 薔薇は赤
菫は青 」
そして最後まできちんとおどろかせてくれるトゥロー、でも24年感で4作しか読んでいないのは、少しさびしい。