良い題名だな~と思って図書館に予約したら直ぐに手に入った本、不良オヤジ、嵐山光三郎が「週刊朝日」に連載した「コンセント抜いたか」を大幅に加筆、さらに書き下ろし原稿を加えたものだそうです。
序章-魔がさす年頃- がその書き下ろしのようですが、その序章の最後を一寸引用
ふと魔がさしたときに、魔の川の流れに身を任せて生きることがモーロクの極意です。年をとるほど、欲望に忠実になり、コソコソといきるのがコツです、かくしてアラシヤマは、魔にさされつモロク道を進もうと決意したのでした。
“魔がさす”いい言葉ですね、最高の逃げ言葉、いつも魔がさした状態ならば使えない、普段は魔を遠ざけているから使える。私なんかこれをつかったらぶっ飛ばされちゃう。最近突然あ名になった、あの変なおじさんも使ってはいけません。
アラシヤマぐらいの達人になると、この魔がさす時が人生の醍醐味といいます。
凡人はこうはいきません。魔をあつかえるのです。
序章のあとがこの章立て
第1章 魔がさす気配
第2章 いらいら
第3章 自律神経出張中
第4章 蝉時雨
魔がさす年頃っていつ頃かなと思って読めば、60歳台になって週3回になったなんて、アンリャ魔がさす達人本当ですかと言う感じです。
とても良い題名で読みました。
私とても魔をさせない、いつになったら魔をさせるのでしょうか、それまで間が持てません。