MT-DRACO

My Last Summer Wine
-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

CFRPドライカーボン ②

2023-04-23 17:30:32 | CFRPドライカーボン

CFRPドライカーボン

本来は塗装若しくはカッティングフィルム施工が

前提です。

カーボン繊維、紫外線での黄変はある意味避けられないので

カーボン目を主張するならやはりクリア塗装となりますね。

なんですが、クリア仕上げはウェットカーボン同様に

光沢感抜群は良いのですがテカリ感と

カーボン繊維が沈み込むのが個人的に気になる所です。

 

経年変化の黄変を考慮しますとお気に入りのデカールや

ストライプ部分のみカーボン目を残して

塗装仕様が正解かもしれません。

 

 

装着後12年目のフロントアクセスパネル(クリア塗装仕様)

 

長年の経年変化にてクリア塗装内部に湿気が入ったと思われます。

 

部分的にピンホール。

 

 

此方はサイドインテークBOX(クリア仕様)

黄変はしていますが直射日光が当たりずらいので

状態は悪くはありません。

 

 

フロントスポイラー

クリア塗装等無し、型から抜いたままで約15年経過。

カーボン目がくっきりと表面に出ており

ある意味凄みを感じさせます。

 

 

久しぶりにお手入れは先ずはクリーニング。

 

カーボンアタッシュ同様にかなり汚れておりました。

 

天然カルナバ蝋WAX

 

先ずはスポンジにてぬり込みです。

 

 

次に素手でしつこくぬりぬり、

カーボン繊維にカルナバ蝋が塗り込まれていく感覚が伝わります。

繊維の中にしみ込んでいく感じ・・・

素手で全体を触っていくと表面の凹凸が判るので

全体がスムーズになるまで再びぬりぬり。

 

WAXが乾き始めたら入念にポリッシュです。

 

自然な艶感はクリア塗装とは異なりますね。

 

 

全く異なる世界ですが

漆塗りの世界観に相通ずるものがあったりして(笑

この塗装無し仕様に天然カルナバ蝋WAX仕上げは

一般的ではありませんので

基本的に自己責任での選択となります。

より詳細な情報はお問い合わせ願います。

 

 

mtdraco1919@gmail.com

Mobile 080-6689-9950

 

 

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CFRPドライカーボン 

2023-04-22 21:42:15 | CFRPドライカーボン

CFRPドライカーボンボンネットのお問い合わせを

幾つか頂いております。

特にウエットカーボンとドライカーボンの違いについて

それなりに違いを理解していらっしゃると思いますが、

再度おさらいです。

 

ファッション・ドレスアップとしてのウエットカーボンと

軽量・高強度・高剛性のCFRPドライカーボンは

見た目はカーボン繊維使用なので同じに見えますが

全く別物です。

 

アフターマーケットにてリーズナブルプライスの

カーボン製と謡われているモノはほぼ間違いなく

ウエットカーボンと思われます。

 

RTM(Resin Transfer Molding)工法はレーシングヨットの船体や

ヘルメット等製作に活躍。

雌、雄一対の型に強化部材やウレタンを入れた上にバッキング後に

樹脂を注入。

 

最近ポピュラーなようですが

インフュージョン成型は下面の型に上面はフィルムにて

バッキング後に

樹脂充填、含浸させるクローズドモールドです。

 

その他、樹脂硬化時に圧を掛けるコールドプレス等々

様々な派生成型方法がありますが何れも

オートクレーブで高温・加圧されて成形される

CFRPリアルドライカーボンには及びません。

 

 

因みに私自身が製品の良し悪しをチェックする時は

少しばかり重箱の隅を突っつくようですが

カーボン織り目が歪んでいないか?

特に曲率がある部分と淵の処理状況

次に裏面の処理。

 

曲率の異なる部分の縮率を考慮され

ボディーとのチリ合わせが左右前後均等かどうか、

そしてフィッティングパーツの精度とクオリティー

にてある程度のランク付けが出来ると思います。

又、性能的には大きく変わりませんが、

ボンネット等広い面積の場合個人的には平織りよりも

綾織りのバイアス取り、出来る事ならセンター部分で

左右対称、シンメトリーが好みです。

又、商品説明の内容等をチェックしますと

凡その技術力も推測可能なので

ご興味ありましたらお問い合わせ下さい。

 

 

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KEPLAさん打ち合わせ

2023-04-19 01:58:44 | CFRPドライカーボン

午後から三郷へ偵察。

結局本題以外のワイワイガヤガヤにて

結構遅い時間まで有難う御座いました。

 

出来具合はかなり良いです。

 

 

最終仕様に関して幾つか確認作業にて

販売価格等含めて近日中に発売開始です。

ご期待願います。

 

 

 

 

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カーボンケースポリッシュ

2023-04-15 19:46:16 | CFRPドライカーボン

雨模様の週末、

ここ最近はお仕事モードにて

結構ドタバタしているのですが

久しぶりにアポイントが無いので

週末をまったりと過ごせました

 

十数年愛用のCFRPドライカーボンケース

最初の1~2年目はしょっちゅうポリッシュ

大切に扱っておりましたが

数年経ち、10年経つと

多少の小傷等も特に気にせずに

ガンガン使ってポリッシュもそういえば

全くしてなかったように・・・

久しぶりのお手入れ、

先ずはアルコールにて汚れ落とし

結構汚れてました。

 

 

天然カルナバ蝋WAX、最初はスポンジを使用

天然カルナバ蝋は融点が低いので次に

靴磨き同様に素手で細かな部分に擦りこんでいきます。

 

 

 

WAXが乾き始めてから

ふき取り作業

 

 

型から抜いた 素 のカーボン目

表面に浮き出て、質感は抜群です。

 

一生モノかどうかは判りませんが

十数年に渡る愛着有る相棒ですね。

 

 

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天然カルナバ蝋WAX

2023-04-14 19:39:17 | CFRPドライカーボン

深夜のネット通販、

何気にポチッたのは・・

天然カルナバ蝋WAXとガラスコーティング剤。

 

 

KEPLAさんからの連絡がありまして

来週中にCFRP ドライカーボンボンネット完成との事。

繰り返しですが、CFRPドライカーボン

塗装若しくはカッティングシート施工が前提にて

型から抜いた 素 の状態は経年変化によるボイドや

カーボン繊維のささくれ等の問題有り。

通常は塗装処理を行います。

 

あくまでもMT-DRACOの独自判断ですが

カーボン繊維がくっきりと表面に出る凄みは

捨てがたいと考えてまして

LOTUS ELISEにて10年以上の暴露テスト

クリア塗装のアクセスパネルは流石に10年経ちますと

湿気が進入、一部ミミズばれ状態に。

一方の型から抜いた状態のフロントスポイラーは

良い意味で凄みがましたマットブラックで

カーボン繊維がくっきりと表面に出てます。

勿論、保管状態でも状況は異なると思います。

 

デメリットも理解の上で同様の仕様をトライされるのでしたら

天然カルナバ蝋WAXプラスガラスコーティング処理は

お勧めです。

 

 

嬉しい事にCFRPドライカーボンボンネット

仮予約注文も頂いております。

今現在は1setのみですがエア抜きダクト付き仕様のご要望も

基本的な標準仕様は綾織シンメトリックですが

バイヤス一枚貼り、平織り、市松織り(開繊糸織材)等々

その他のオリジナルカスタマイズにも可能な限り対応したいと

考えてますので詳細はお問い合わせ下さい。

 

 

仮予約注文は最終仕様及び販売価格決定時のキャンセルはOKです。

逆に早割りともいえるお得なサービスがあるかと(笑

 

 

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アバルト&フィアット CFRPドライカーボンボンネット ③

2023-04-07 20:02:09 | CFRPドライカーボン

MT-DRACO with KEPLA

CFRPドライカーボンボンネット

試作プロトにて一部修正作業をお願いしてましたが

表面はFRPにて積層の上

裏面はドライカーボン抜きにて形状再確認中。

 

 

 

恐らく来週以降に表面のドライカーボン積層に

なると期待です。

 

 

一部のお客様からはダクト付きボンネットのご相談も

受けていますので仮予約注文にて製作検討しますので

ご興味ありましたら先ずはお問い合わせお願い致します。

仮予約注文は最終仕様・予定納期・販売価格決定後の

キャンセルはOKです。

 

 

ロータス向けの新規商品企画色々と検討中ですが

嬉しい事にロータス調律チューニング進行中の

オーナー様、MT-DRACO一押しの

KEPLAオリジナル

CFRPドライカーボンハードトップを装着

綾織りカーボンにてプレーン仕様

製作者側の認識ではNGなんですが

クリア塗装等は敢えて行わずに

天然カルナバWAXにてポリッシュ後に

ガラスコーティング処理をチョイスされました。

カーボン目の表面がくっりきりと

クリア塗装のテカリ感とは一味異なりますが

メリットとデメリットをご理解の上での

仕様となります。

 

 

 

 

横浜都築トライバルオートさんでの

装着対応も行います。

展示用サンプルは市松織り仕様になります。

 

 

着々と調律トータルコンプリート進行中。

しなやかな足回りにかんしましては

今しばらく時間が掛りそうですが

気長に、そして楽しみにお待ち願えると有難いです。

 

 

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CFRPドライカーボンケース MT-DRACOコレクション ②

2023-03-26 23:35:59 | CFRPドライカーボン

展示サンプル用のカーボンケース2点。

 

此方は一番小さいサイズですが

逆に存在感満点。

いったい何を入れているのだろう?

 

圧倒的な軽さに驚かれると思います。

単体重量は435g

 

 

この薄さが怪しいですよね(笑

 

元型がかなりくたびれており

製作するには一度、型修正等が必要ですが

ご要望があれば再製作も検討可能です。

 

 

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CFRPドライカーボンケース MT-DRACOコレクション

2023-03-26 23:13:37 | CFRPドライカーボン

永久保存版というわけでは無いのですが

個人的コレクションの位置付けにて

隠し持っております。

CFRPドライカーボンケース。

 

小ぶりなサイズの3兄弟。

イベント等で参考出品として展示したりしてます。

真ん中のケースは今やヴィンテージといっても

差し支えないデッドストック品。

グリーンカラーのプリプレグカーボンにて

 

(ハンドル部分はブラックカーボン)

製作されたのは10数年前です。

 

 

通常品は内装無しが標準ですが

こちらばレッドの内装。

 

唯一残った最後の一点なので

未だに使用してません。

 

単体重量は584g

当時は専用オリジナルのプリプレグカーボン素材が

入手可能だったので

外観品質は抜群の代物。

現在は規格素材でないと入手出来ないので

同じクオリティーでの製作は

事実上困難になってます。

 

 

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アバルト&フィアット CFRPドライカーボンボンネット ②

2023-03-20 23:49:44 | CFRPドライカーボン

MT-DRACO with KEPLA

アバルト&フィアット500

CFRPドライカーボンボンネット

本来ですと今週辺りに試作プロト製作の

スケジュールだったのですが

今一度現物確認の打ち合わせを行いました。

 

現状の確認用ボンネットはFRPにて製作

3次元測定機での左右・前後の精度はまずまず。

これ迄は室内での形状確認でしたが

太陽光の元で細部を確認。

 

そこで細かな部分での修正の必要性を感じてしまいまして

本来ですとマスター確認の時点でOKを出した後の

修正は非常に問題なんですが

KEPLAさん、快く承諾して頂き

追加の作業となってしまいました。

本当に、申し訳ないです。

恐らく、残業・徹夜になったのでは・・・・

 

 

現在、仮予約注文3setなんですが

スリット入り形状のお問い合わせも頂きました。

オンディマンドでの対応も致しますので

同様のご希望がありましたら連絡下さい。

 

 

 

SPARTANO軽量ドアパネルと組み合わせますと

凡そですが20kg以上の軽量化に繋がると思います。

 

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CFRPドライカーボン 特ダネ情報!

2023-03-18 18:15:32 | CFRPドライカーボン

昨日のKEPLAさんとの商品企画打ち合わせ終了後の

井戸端会議にて超特ダネをゲットです。

 

CFRPドライカーボンのヒールと思われます。

 

コレ、トップランクの競輪選手用

一点モノ試作品だそうです。

良く観察してみると左右の微妙なサイズ違いだけでなく

踵近辺の硬さも左右で異なってました。

恐らくですがこのヒールに競技用のシューズが

ドッキングされると思われます。

 

元型は石膏にて製作のようです。

 

という事はですね~

オリジナルのビ・スポーク レーシングシューズですとか

レーシングシート製作もこさえる事が可能ですよね(笑

KEPLAさんの社長さん、

こりゃヤバイと思ってそそくさと逃げられましたが・・・

 

 

アフターパーツの世界でもカーボン製と謡われる製品が

沢山ありますがCFRPの特徴・性能を最大現に発揮出来るのは

オートクレーブでの加圧・加熱成型がナンバーワンです。

最大の課題は製作する為の設備と十二分な経験

そして加工時間が長い(通常昇温から降温まで約8時間)

MT-DRACOの場合は元型が痛むのでクールダウンは

一昼夜掛けてます。

 

所謂カーボン製と謡われているモノは

幾つかありますが基本的に量産効果と製造コスト対策にて

様々な成型方法があります。

一番ポピュラーなのが

RTM(レジントランスファーモールディング)

レーシングヨット船体等、オートクレーブを使いたくても

そのサイズが問題で編み出されました。

風力発電の羽根もその長さ故この成型方法が採用されてます。

派生でHPーRTM(高圧レジントラスファー)

BMWのi3の車体主要骨格だと思います。

RTM成形のメリットは量産としての製造工程がオートクレーブの

数時間から10分以下に短縮されます。

そして、最近既存アフターで採用されているのが

VaRTM(バキュームレジントランスファー)

俗称インフュージョン成型

元型は下型のみで上面はフィルムバッキングにて

真空引きにて製作されるので

製作の為の設備が小規模で製作可能で

手先の器用な方でしたらDIYでも製作出来ちゃったりします。

 

その他に工作精度を求めると

プレス成型や筒状の製品の場合は

SMC(シートモールディングコンパウンド)ですとか

シートワイディング(丸編み成型)

フィラメントワインディング等々

ありますが今の所CFRPの

軽量・強度・剛性に関してはオートクレーブ成形が

ダントツの性能である事は間違いないのですが

製作の為の費用と手間暇が最大の難点で

価格的な課題はありますね。

尤も、カーボン素材の高騰以上に

含浸樹脂の価格はここ最近とんでもない高騰ですので

含浸樹脂量の多いVaRTMのコストメリットは

今後厳しくなると思います。

 

という事で、CFRPカーボン製品の

価格改定は近い将来あると思います。

 

 

 

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