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大リーグの平均年俸史上最高!

2005-04-10 06:51:22 | スポーツ
 夕刊の記事によると、開幕時の平均年俸が史上最高の263万ドル(約2億8千5百8十8万円)に達したと報じている。

 年俸上位のトップは、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスで2570万ドル(約28億円)というとてつもない金額だ。昨年この金額に値するだけの働きをしたのか。球団側から見ると残念ながら払いすぎだろう。

 この金額に値する働きとはどういう働きなのか。私の独断と偏見で言うと、打率四割、本塁打60本以上、それにチャンスでは必ず走者を帰す打撃をする。三振なんてもってのほかだ。守備はゴールド・グラブ賞を取る。ファン・サービスや社会貢献は、十分に行う。世界の災害には積極的に支援する。まだある、不倫をしない薬物に手をつけない。全然面白くもない偶像になった。

 野球選手は個人事業主であるから、年俸というか契約金というかはともかく、金額は相対的なもので、需要と供給の原則で相場が形成され、どうしても必要なところが高い金額を出すことになる。野球選手の場合も賭けである。ロドリゲスの場合、2002年テキサス・レンジャーズ時代に、安打187本、本塁打57本、打点142、打率,300という成績だった。去年ヤンキースに移り、安打172本。本塁打36本。打点106、打率,286の結果に終わる。

 松井はどうだったか、安打174本、本塁打31本、打点108、打率,298だった。ほとんど同じような結果になっている。

 ニューヨークのファンもよく知っているようで、まだ様子を見ている段階のように感じる。ロドリゲスがバッターボックスに向かうアナウンスに、絶大な拍手とまでには至っていない。したがって最低でもテキサス時代の数字は残したい。本人もよく分かっているだろう。大金で動くイメージがつき、今でもシアトルに行くとブーイングの嵐に見舞われる。ロドリゲスは好きな選手の一人だし、是非いい結果を見たい。

 ここで私は取越し苦労をしてしまう。それは、松井が働けば働くほどロドリゲスが考え込んで、悪影響が出なければと思う。期待に応えられないという重圧は、どんな人間でも気になるものだろう。

 今年のヤンキースは、チャンピオンが当然の環境に置かれている。まだ4試合であるがほぼ順調のようだ。ロドリゲスがヤンキースの一員として受け入れられるのは、もう少し時間がかかるかもしれない。それも今年の結果次第だろう。
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