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千葉の浜辺から(No3)

2006-06-11 11:09:00 | 見て歩き
 関東ふれあいのみち「九十九里の砂を踏みしめて歩くみち」は、太東漁港から太東崎灯台にも立ち寄る。
 小さな可愛い灯台ではあるが、海抜58メートにあり、灯台の高さは15.9メートル、光の届く距離は約41キロという。この41キロが長いか短いか。JRの路線距離で千葉から東京は39キロ、光の到達距離はかなり遠くまで届いている。
                
 千葉県内で有名な灯台は、犬吠埼灯台であろう。この灯台は高さ27メートル、光到達距離約36キロという。光の到達距離は建物の大きさとは関係がないみたいだ。

 元へ戻って、太東崎灯台には歴史的な場所がある。それは機関銃座跡である。ここには電波探知機が据えられていて、米軍の空母から飛び立ったグラマンF14艦載機や硫黄島からのP51戦闘機の攻撃目標となり、それに迎撃したと説明がある。電波探知機の行く末や交戦の結果などは書かれていない。
 東京空襲の折、戦闘機が日本軍の火器をまず叩き、後続のB29爆撃機を誘導したのではないかと推測する。戦争末期で日本軍の抵抗はほとんどなかっただろう。
                
 そういう時代のことをふりかえってこの盛り土を見ていると、米軍の沖縄上陸に逃げ惑い崖から身を投げる女性。日本の都市の夜空を真っ赤に染めた空爆、爆裂音で防空壕が揺れた記憶が生々しく甦る。太平洋は赤みを帯びた夕暮れの陽射しに、波頭を染めながら変わらぬ胎動を繰返していた。
                 
 これが日本の都市を廃墟にした立役者B-29、日本軍の高射砲も戦闘機も弾が届かない様子が、空爆で明るい夜空で確認できた。なんとも歯がゆい場面だった。敗戦はなるべくしてなったという想いで、驚きや悲しみはなかった。
                 
                 灯台から見る大原方面の海岸線
コメント
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