長年の大リーグファンを自認しているわたしではあるが、どうもこれは戴けないというのもある。
気になることは、特にキャッチャーがピッチャーへの返球がぞんざいなことだ。今日の(8月19日放送)ヤンキースVSタイガースの試合でも、ヤンキースのポサダは、山なりのボールを返していた。しかも、ピッチャーがキャッチする位置がいつもばらついている。彼はいつもそうだ。
それに対し、タイガースのイワン・ロドリゲスは、強いボールをピッチャーに返していて、位置はほとんど肩のあたりか胸の近くだった。このロドリゲスは、12回もキャッチャーとしてゴールデン・グラブ賞を受賞している。こんなところに違いがある。
かつて赤バットのスラッガーで鳴らし、王・長嶋を擁したジャイアンツのV9を成し遂げた川上哲治さんが言っていたのを思い出す。
“キャッチ・ボールは、決しておろそかにしてはいけない。それが野球の基本だからだ。そのキャッチ・ボールは、ただ相手と投げて捕ってというだけだはない。相手の胸の位置で補給できるように投げるのが大事だ”確かこのような意味だったと思う。
この基本を忘れている人が多い。MLBでも内野手の送球に山なりで間に合わせているのが多い。観客から見れば、まさに矢のような送球の醍醐味を楽しみたい。 それに外野手のホームへの返球が下手なことだ。バックホーム返球の練習は、そう頻繁に出来るとは思えないので、外野フライでチェンジというとき、キャッチャーに向かって投げるというパフォーマンスがあってもいいように思う。観客は結構楽しむはずだ。肩の弱い外野手は、恥ずかしくて出来ないかもしれないが。
どこかのチームがやってくれないかなあ! と暑さの影響なのか、そんなことを考えている。
ふー 本当に今年は暑いですね!