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今年の一つの目標は、坂東三十三箇所の満願達成があり、手始めに地元から巡礼を開始した。坂東三十三箇所は、神奈川県、埼玉県、東京都、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県にまたがる観音霊場のこと。
源頼朝によって発願され、実朝が西国の霊場を模範として札所を制定したとフリー百科事典『ウィキペディア』にある。
霊場めぐりといっても装束(しょうぞく)に身を固めるということにはならないが、いとも簡単に車での巡礼となる。この日は快晴に恵まれたが朝の冷え込みが残り、気温は思ったほど上がらない。
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千葉市中央区にあるこの寺の入り口は、車が一台やっと通れるほどの道幅で、回り込んで境内の裏手に停める。そこ迄行くのに民家の間の貸し駐車場や墓場を掠める必要があった。全体に雑然とした雰囲気に包まれたお寺だった。
709年(和銅2年)この地を訪れた奈良時代の僧行基が十一面観音を安置したのが始まりといわれる。文化財として、イチョウの木(県指定天然記念物)と鋳銅梅竹文透釣灯籠(国の重要文化財)東京国立博物館所蔵がある。
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イチョウの木
余談になるが、ここのトイレはキレイだった。建物は周囲から浮き上がっているが。
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