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TV FOXチャンネル・ドラマ「ザ・プラクティス/(シーズン1)第3話、第4話’97」

2010-12-23 12:30:17 | 海外テレビ・ドラマ

              
第3話「開戦前夜」何も戦闘開始の前夜というわけではない。巨大タバコ産業との法廷闘争が開始されるということだ。大手法律事務所と弱小法律事務所との対決でもある。正攻法では負ける、したがって逆転の発想で対処しようというボビー。
 このタバコ訴訟を縦軸に娘を殺された事件や性器露出症の男の裁判も絡めめまぐるしく展開する。

第4話「裁きは我が手に」娘を殺された事件に、被告の元恋人は絞殺されかけていたという新しい証拠が浮かび上がるが、「陪審の評議中であり、これが結果に先入観として影響する」という理由で判事は取り上げなかった。
 そして評決の結果は、心神耗弱で無罪となった。収まらないのは娘の父親で、その後銃弾を男に撃ち込んだ。

 この父親は言った。「苦しみながら死ぬ様子は、至福の時だった」これは家族を無残に殺された人たちの偽らざる心境だろう。多くの人たちはじっと我慢しながら生き続ける。

 タバコ訴訟は、新進のリンジーが担当することになった。彼女の冒頭陳述が見事に陪審の心を掴んだ。原告の妻の責任を認めるくだりで、一体これからどう論述を展開するのかと訝ったが、納得出来る内容だった。

 ここで思ったのは、単に12人の陪審員を納得させるだけではドラマとして成功しない。視聴者を納得させる中身が必要だ。素晴らしい脚本のお陰で、何百万という陪審員に訴えることが出来た。

 大手法律事務所から和解の話が持ち上がった。その事務所で示された金額は、42万5千ドル(約35百万円)だった。拒否した数時間後主任弁護士がやってきて示した金額は、170万ドル(約1億4千万円)だった。この事務所を開設したボビーとレベッカは、涙ながらに抱き合った。

ボビー・ドネル(ディラン・マクダーモット)
ジミー・バルッティ(マイケル・バダルコ)
レベッカ・ワシントン(リサ・ゲイ・ハミルトン)
ユージン・ヤング(スティーヴ・ハリス)
エレノア・フラット(カムリン・マンハイム)
リンジー・ドール(ケリー・ウィリアムズ)