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第11話「情事の果て」社長殺人事件は、不倫の末の殺人として男女の被告の弁護をボビーと共同弁護人として学生時代の同級生が当たった。ボビーの依頼人は男のほうだった。男は会社の重役で、女はその会社の社長夫人だった。二人にはアリバイがない。
事件当夜社長と口論して自宅で寝たと男は言う。女は一人で映画に行ったという。この不自然な状況をどう乗り切るか。しかも社長の自殺説は、精神科医の証言で否定されえている。他殺が濃厚となる中、ボビーは逆転タイムリー・ヒットを狙った。
ボビーの依頼人は男だ。男の無罪を勝ち取るにはどうすればいいか。社長夫人に目を向けさせればいい。社長夫人には、遺産が転がり込んでくる。ボビーは果敢に攻めた。そして評決は男は無罪、女は有罪で直ちに収監された。
その後、事務所でハッキリしたのは、男が犯人しか知りえない情報を知っていたということだった。
第12話「傷心」社長殺人事件は、有罪となった女の量刑宣告に入る。量刑は判事が決めるが、ボビーは厳格な法解釈でなく、良心に基づいて判断して欲しいと訴えた。
判事はあくまでも有罪が前提であって法に則って判断した。量刑は、仮釈放なしの終身刑だった。
リンジーは、検事の元彼から違法な催淫剤を飲まされてセックスをした。レイプだと責めてみたが埒が明かない。しまいには、懲らしめてやろうと検事部屋に乗り込み銃の空砲で縮みあがらせて溜飲を下げるしかなかった。
一方、ジミーは初弁護を担当したサルに似ているからと解雇された映画評論家の公判で賠償金8万2千ドルで勝訴した。ボビー、リンジーの浮かない顔の中で、ただ一人浮かれ騒ぐジミーだった。
それにしても社長殺人事件の終身刑の女性を救う道がないのだろうか。実質冤罪で一生刑務所に入るというのは理解できない。もし、法がそのようなものであれば、法を変えればいいと思うが。
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ボビー・ドネル(ディラン・マクダーモット)
ジミー・バルッティ(マイケル・バダルコ)
レベッカ・ワシントン(リサ・ゲイ・ハミルトン)
ユージン・ヤング(スティーヴ・ハリス)
エレノア・フラット(カムリン・マンハイム)
リンジー・ドール(ケリー・ウィリアムズ)