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映画「しあわせの法則LAUREL CANYON ’02」劇場公開2004年4月

2011-11-17 15:37:48 | 映画

              
 この映画をわざわざ観たのは、監督のリサ・チェロデンコの作品が2010年のアカデミー賞の「キッズ・オールライト」が作品賞にノミネートていたからだ。一体どんな作品を作る人だろうというわけ。

 ゲノム理論でハエの生殖活動の論文を書くというアレックス(ケイト・ベッキンセイル)とハーバードを卒業してロサンゼルスの精神科で実習するサム(クリスチャン・ベイル)は、ローレル・キャニオンにあるサムの実家、母親ジェーン(フランシス・マクドーマンド)の家に向かう。

 アレックスとサムの二人の堅物が、ジェーンの奔放な生活に影響を受けアレックスは、酒を飲みマリファナを吸いジェーンの恋人イアン(アレッサンドロ・ニヴォラ)とジェーンともキスをする始末。

 一方、サムも二年早く実習を始めたサラ(ナターシャ・マクルホーン)に言い寄られるが、最後に思いとどまる。人間が成長するのは、学校教育ばかりではないことはよく知られるところだ。実際のところ、こういう不純な交遊であってもある種の糧になることもある。

 このDVDには、監督のリサ・チェロデンコのインタビューが収録されているが、それによるとローレル・キャニオンを舞台にしたのは、若いころこのキャニオンを車でよく走ったこととジョニ・ミッチェルの1970年のアルバム「Ladies of the Canyon」をよく聴いていたこともあったという。テーマは忠誠心だという。さて、それが観る人に届くのだろうか? 映画は結論を急ぎすぎた嫌いがないでもない。性的な面が押し出されていて、ロマンティックな雰囲気に欠けている気がする。
          
          
          
          
          
そのLadies of the Canyonから映画「いちご白書」のテーマ曲となったジョニ・ミッチェルの「The Circle Game」をどうぞ!
Joni Mitchell - The Circle Game

監督リサ・チョロデンコ1964年6月ロサンジェルス生まれ
キャストフランシス・マクドーマンド1957年6月イリノイ州シカゴ生まれ。’96「ファーゴ」でアカデミー主演女優賞受賞。夫は、ジョエル・コーエン
クリスチャン・ベイル1974年1月イギリス、ウェールズ生まれ。’10「ザ・ファイター」でアカデミー助演男優賞受賞。ケイト・ベッキンセイル1973年7月ロンドン生まれ。アレッサンドロ・ニヴォラ1972年6月ボストン生まれ。