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最近、恋愛物に没入できない。涙も感動もない。少なくとも、恋愛映画を積極的に観たいと思わなくなった。これはどうしたことだろうか。気軽に恋愛できる年代を超えてしまったからなのかもしれない。
映画の中のカップルがうらやましいとは思うが、しらーっと観ているだけだ。じゃあ、観なけりゃいいだろう? ということになるが、この映画のレビューの多くは、良かった、泣けたというのがあったために観ることになった。私にとっては、良かった泣けたということはなかった。
若きカップル、ホリー(ヒラリー・スワンク)とジェリー(ジェラルド・バトラー)は、ときどき夫婦喧嘩という仲の良い夫婦で、その幸せの最中に突然ジェリーが脳腫瘍で他界する。仕事も掃除も何も出来なくなったホリー。その再生物語を故人からの手紙という形をとってプレイバックを交えながら、現実のホリーの恋愛事情を描いていく。
言い寄る男にダニエル(ハリー・コニック・Jr)とウィリアム(ジェフリー・ディーン・モーガン)がいる。
私が唯一印象に残ったシーンといえば、夜の観客のいないヤンキー・スタジアムでのキス・シーンだ。ダニエルが言う「妹にキスしたみたいだ」「私たちは屈折した友達?」とホリー。「永遠に!」ダニエル。 情熱的なキスでなかったのは確かだ。ようやくホリーに笑顔が戻った。
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監督
リチャード・ラグラヴェネーズ1959年10月ニューヨーク市ブルックリン生まれ。
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キャスト
ヒラリー・スワンク1974年7月ネブラスカ州生まれ。’99「ボーイズ・ドント・クライ」’04「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー主演女優賞受賞。
ジェラルド・バトラー1969年11月イギリス、スコットランド グラスゴー生まれ。
ハリー・コニック・Jr1967年9月ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
ジェフリー・ディーン・モーガン1966年4月ワシントン州シアトル生まれ。
キャシー・ベイツ1948年6月テネシー州メンフィス生まれ。’90「ミザリー」でアカデミー主演女優賞受賞。