今年が巳年だから蛇の映画を観たわけではない。面白かった。というレビューに引きずられた。蛇の好きな人は限られるが、私は好きじゃない。それなのに同じような体形のうなぎが気持ち悪いと思わないのだろうか。むしろ舌なめずりするからね。
映画は、ロサンジェルス行きの旅客機に積まれた荷物が時限爆破装置によってパッケージが壊れ、毒蛇がうじゃうじゃと這い出てきて、重要機器の破損や乗客への攻撃でパニック状態になる。不安定な飛行は無事に目的につくのかというハラハラドキドキさせられる。
ことの起こりは、ハワイのオアフ島のダイヤモンドヘッド山麓カエナ・ポイントへ通じる未舗装路をオフロード・バイクでウィリーやジャンプやドリフト走行を楽しんでいたショーン(ネイサン・フィリップス)が目撃する。
それは、地元のギャングエディ・キム(バイロン・ローソン)が検事を撲殺する現場だった。ショーンは、恐怖に駆られバイクで逃走。音を聞きつけたギャングどもに追跡される。それを救ったのがFBI捜査官フリン(サミュエル・L・ジャクソン)だった。
執拗に迫られたのが法廷での目撃証言。で、ハワイからロスアンジェルスへのファースト・クラスの旅。これを察知して仕掛けたのがエディ・キムというわけ。
たまにはこういうのもいい。演技がどうのこうのとか、脚本がまずいとか理屈っぽくみないで気楽に楽しめる。
監督
デヴィッド・R・エリス1952年9月カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。
キャスト
サミュエル・L・ジャクソン1948年12月ワシントンDC生まれ。
ネイサン・フィリップス1980年オーストラリア生まれ。
ジュリアナ・マルグリーズ1966年6月ニューヨーク州スプリングヴァレー生まれ。この映画では、スチュワーデス役だがテレビの法廷ドラマ「グッド・ワイフ」の主役を演じている。
バイロン・ローソン1968年8月カナダ、バンクーバ生まれ。