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ニューヨーク・ポスト紙の新人スザンナ・キャラハン(クロエ・グレース・モレッツ)は、憧れの職場で一面トップの記事をものにするべく張り切っていた。しかし、突然おかしな症状に気づいた。咳が出て、蛇口から水がポタポタと落ちる空耳の症状。仕事の原稿書きにも影響を与え始めた。
そんな時、上司のリチャード(タイラー・ペリー)から「下半身事件を起こした上院議員の謝罪インタビュー記事を任せる。いいな?」思わぬ幸運と言ってもいいが、体調は気分を憂鬱にさせる。受診をしても検査では異常がない。
のたうち回る激しい痙攣に襲われるという症状にどんどん悪化していく。病気の影響で上院議員とのインタビューも失敗に終わり、記者生活にも霧がかかり始める。医師は統合失調症や双曲性障害の疑いを口にし、最終的には精神病とまで言う。これに強く反発した両親。
医師団の中の女医が引退して教える立場のドクター・ナジャー(ナヴィト・ネガーバン)に診断を依頼する。決め手になったのは、スザンナに時計の図柄を書かせたことだった。ペンで丸く書いて12を頂点に周囲に1から11までを配置するのが普通の書き方。
スザンナは右側片方だけに数字が配置された。この結果を受けてドクター・ナジャーは「脳の右半球が損傷し炎症を起こしています。脳が壊れて一つの半球が機能しないと視界が偏ります。精神疾患の患者はこうは描きません。統合失調症や双曲性障害ではありません。炎症の原因を見つけねばなりません。頭を開いて脳生検をします」
晴れて復帰したスザンナは、上司のリチャードから「プライバシーの問題もあるが、君の闘病生活を記事にしてくれないか。精神病と判断されて苦しんでいる人のためにも」スザンナは快諾した。
これは実話の映画化で、スザンナ本人も映画の日本公開時に来日している。すっきりとした美人だ。そして本人の率直な感想「東京に来るなんて思ってもみなかった」2016年制作 劇場公開2017年12月
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監督
ジェラルド・バレット1987年7月アイルランド生まれ。
キャスト
クロエ・グレース・モレッツ1997年2月ジョージア州アトランタ生まれ。
トーマス・マン1991年9月オレゴン州ポートランド生まれ。
リチャード・アーミティッジ1971年8月イギリス、イングランド生まれ。
ジェニー・スレイト1983年3月マサチューセッツ州ミルトン生まれ。
キャリー・アン・モス1967年8月カナダ、バンクーバ生まれ。
ナヴィト・ネガーバン1968年6月イラン生まれ。