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少女の目は大人の男と女をどう見ているのだろうか「メイジーの瞳’12」劇場公開2014年1月

2014-09-13 19:53:16 | 映画

             
 この世に男と女が存在し、女の魅力に我を忘れる男。女も男に魅力を感じる。しかし、一部の男女を除いてほとんどが甘い期間が過ぎれば、どうして敵対関係になるのか7不思議の一つかもしれない。そんな状況をじっと見つめるメイジー(オナタ・アプリール)。

 彼女は大人に対する処し方を心得ているようにも見える。ママにも甘えパパにも甘える。このママ、スザンナ(ジュリアン・ムーア)とパパ、ビール(スティーヴ・クーガン)の絶えない元夫婦の喧嘩。10日毎にたらい回しされても、どちらにも組しない才覚を見せるメイジー。

 誰にでも可愛いと思われるメイジー役のオナタ・アプリールは、本当に可愛い。この子が主役だからカメラはずーっとオナタのアップが多い。

 パパ、ビールはメイジーのベビーシッター、マーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)と結婚。それも長くは続かない。ママ、スザンナも年下のバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と結婚。ビールは仕事で出張が多い。スザンナはロックバンドで歌い踊る職業。各地へ巡業するから留守がち。

 自宅にいるときリンカーンがメイジーと仲良くお絵かきを見たスザンナは娘を呼んで引き離す。びっくりするリンカーン。あれやこれやで気がつけばリンカーンとマーゴがメイジーの世話をしていた。
 メイジーはこの二人になついていてボートに乗ろうとせがむ。夜、大型の巡業用のバスが止まる。出てきたスザンナがいきなり一緒に帰ろうという。メイジーは明日ボートに乗るから行けないという。はっきりとしたメイジーの意思。やっと自分勝手に気がついたスザンナ。しかし、解決方法は見つからない。

 お金を稼ぐ人種には、時間が少ない。お金のない人種には、時間がたっぷりとある。ボート乗り場の桟橋を駆けるメイジーとリンカーン、マーゴ。映画は観客に結論を残して終わる。
 世に雲霞のように存在する男と女の軋轢。いつも傷つくのは子供たち。
           
           
           
           

監督
スコット・マクギー

キャスト
ジュリアン・ムーア1960年12月ノース・キャロライナ生まれ。
アレキサンダー・スカルスガルド1976年8月スウェーデン生まれ。
オナタ・アプリール出自不詳。
ジョアンナ・ヴァンダーハム出自不詳。
スティーヴ・クーガン1965年10月イギリス、イングランド、マンチェスター生まれ。

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