毎日、アマゾン・プライムで海外テレビドラマを楽しんでいる。この「NCIS」に加え「ロー&オーダー」、「ストライクバック:極秘ミッション」の三本。共通するテーマは、犯罪。とはいえ切り口の違いや味わいが異なるもので、大いに楽しめるものとなっている。
「NCIS」は、コミカルな味付け。「ロー&オーダー」は、警察の捜査と検察の起訴という二つの側面を描く。「ストライクバック」は、かつての「24」を連想させる構成で、テロリストとの対峙を描く。
NCISとは、Naval Criminal Investigative Serviceで海軍の犯罪捜査をする組織。わたしは現在シーズン5を観ているが、キャストが魅力的だ。
6人で構成されていて、キャップをリロイ・ジェスロ・ギブス(マーク・ハーモン)。それを演じるマーク・ハーモンは、2008年当時57歳で笑顔の素敵なおじさん。しかし仕事には厳しい。
ギブスに次いで古参のトニー・ディノッゾ(マイケル・ウェザリー)は、イタリア系の男で美人と見れば目がない。ニヤニヤと笑いながら接近する。モサド出身のジヴァからいつも冷やかされる。
そのジヴァ・ダ・ヴィードにコート・デ・パブロが演じる。いつも冗談を言い合うトニーに密かに想いを寄せている風情だ。ジヴァはイスラエル諜報特務庁ニックネーム、モサドで鍛えられた女丈夫。小柄ながら格闘技は任しなさーいというわけ。
そして一人で仕事をするのがイヤなアビー・シュート(ポーリー・ペレット)。助手がほしいが口癖。一人の寂しさを紛らわせるために、いつも大音量で音楽を流している。しかし、仕事をさせればあらゆる分析の能力は抜群で、ギブスがいつも頼りにしている。このシーズン5では、高給で招く企業があるとの噂がある。
そして新人のティモシー・マクギー(ショーン・マーレイ)は、マサチューセッツ工科大学出身でアビーと話が合う。トニーの新人いじめもさらりと流すが、高所恐怖症の持ち主。
死体の出る事件が多い。そこで検視官のダッキー・マラード(デヴィッド・マッカラム)の分析も重要。説明の前置きが長いので「結局何なんだ?」とギブスに言われる。的確な死因を示し捜査には大いに貢献している。
捜査・分析の合間を縫ってそれぞれの過去が語られ、現在の恋の行方も彩りを添える。家族で安心して観られる一本と言える。現在シーズン16まで続く進行中のドラマだ。
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